2008年06月22日

(謙虚の効果)実るほど頭をさげる稲穂かな(開運は謙虚にあり)

(謙虚の効果) 実るほど頭をさげる稲穂かな~開運は謙虚にあり~


 流布したことわざに、「実るほど頭をさげる稲穂かな」ということわざがある。この逆で、「おごるもの久からず」というものもある。地位が上がったり、金持ちになればなるほど、威張り、ふんぞり返る人を見かけるものである。このような人に人望などありようがない。人望のない者に開運が有ろうはずがないからである。

 地位が上がるほど、金持ちになればなるほど、「頭をさげる稲穂」のように、謙虚さに留意しなければなるまい。そのことが、人望に通じ、いよいよ開運をもたらすであろうからである。
 
 この世に生をうけた有り難さは何ものにも変えがたい。この有り難さを思えば人はしっかりした志を持つべきであろう。そして、しっかりした志を持つ者であればあるほど、謙虚さということに留意しなければなるまい。(中略)



一、謙虚の効果

【現代語訳】

 「易経」にいう、「天の道は、盈(み)ち満ちているものを欠き損(へ)らして、謙にして足りないものに補い益し、地の道は、盈ちているものを変化させてその余分なものは足りないものに流して行き、鬼神は、盈ちているものに禍をくだし、謙虚で足りないものには福を与え、人の道は、満ち足りているものをにくんで、謙虚なものを好むのである」と。それ故に六十四卦(か)中の謙の一卦だけが六爻(こう)ともみな吉である。
 また「書経」に、「盈ちあふれていると減損を招き、謙虚であれば増益を受ける」 といっている。
 私はたびたび諸君と一緒に試験に応じたので、感ずるのであるが、貧乏書生が試験に合格して、立身出世しようとするのを見るたび、必ず一段と謙虚な様子が現れるのを見た。


【読  訳】

 まず、儒教の経典「易経」のことばを引き、謙虚の効果が述べられる。天の道、地の道、人の道もすべて、満ち満ちているものから、謙虚であり不足しているものへと流れていき、神であれ人であれ、満ち足りているものを憎んで、謙虚なものを好むと。

 これは、儒教の経典「書経」にも、満ち溢れていると減損を招き、謙虚であれば増益を受けると述べられている。すなわち、謙虚は開運に通じ、福をもたらす、というのである。

 ちなみに、謙虚とはへつらうことではない。内にすぐれたものを持ちながら外にあらわすことを抑え、へりくだった態度を取ることである。

 ここで紹介されていないが、謙の卦には、そうであるから謙虚の徳にいる人は、尊い位についてますますその徳が光りを加え、低い位に在ってもその徳の故に悔いることができない、ということばがある。まさに、立身出世するような人間は必ず、出世していくごとに、謙虚の徳の光りが輝きを増すように努めるべきである。

【感  想】

 今春、熊本の建設大手が、粉飾決算が発覚し、自主廃業しました。大きくなろう、大きくなろうと、頑張った来た結果が廃業とは、とてもさびしい結果になりました。

>満ち溢れていると減損を招き、謙虚であれば増益を受ける

 今日の私のブログでの47人の「幸福論」の堀江謙一氏の言葉を思い出します。「小さな幸せを分かち合うことが必要」と説かれています。

>謙虚は開運に通じ、福をもたらす

 県庁の先輩たちと語る中で、とても丁寧の接して頂いていた方が、今度、教育長に就任されました。企画、農政、振興等々で、接した時も、今も、ぜんぜん変わらずに丁寧の言葉を選びながら話して居られる様子に、こちらが恐縮してしまいます。

>地位が上がるほど、金持ちになればなるほど、「頭をさげる稲穂」

 稲穂の様相に近づけるように、心から謙虚に自分の行いも含め、反省しつつ日々を暮らさないとと思います。
 「開運のすすめ」の最終章は、謙虚な心の大切さが説かれています。


<コミュ>
・開運のすすめ「陰隲録」に学ぶ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3058451



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