一番乗りは牡蠣(かき)を得るが、二番目は貝殻しか得られない
一番乗りは牡蠣(かき)を得るが、二番目の人は貝殻しか得られない
鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーの名言です。
無一文だったカーネギーが鉄鋼王にまでのしあがれたのは、誰よりも早く最新のアイデアと技術を導入していったからであり、常に一番乗りを目指す彼の考え方は、上記の言葉に表れています。
彼はただの成り上がりではなかった、1901年鉄鋼の合同が進み、USスチールができた時、あっさりすべての会社を売却し、その4億5千万ドルの莫大に費用を、「富を持って死ぬことは不名誉」という考えのもと、こんどは慈善事業につぎ込んだ。
とてもすがすがしいカーネギーの生き方を感じます。
日本にも、三方良しの考えから、社会奉仕に近い考えの商魂がありますが、行き着くところはどの国でも、同じところになるのかもしれません。
先手必勝の経済活動ですが、「自分さえ、よければ」の族が多い中、カーネギーのような経営者が、どんどん出てきてほしいと思います。カーネギーの晩年は、「鉄鋼王」から「慈善王」と呼ばれるようになったと知りました。
*参考資料:「世界の名言100選」より
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