連休は頭も一休み、「女のおっさん 箴言集」、他

ノグチ(noguchi)

2010年05月03日 09:28

連休は頭も一休み、「女のおっさん 箴言集」、他

作家の田辺聖子さんの語録を集めた、「女のおっさん 箴言集」が大好きで、時々開く。
連休は、頭も一休みで、今日は田辺さんの言葉を紹介します。


1.女から話かけやすい男は、徳より才能といえる 

女から見てしゃべりやすい、話かけやすいというのは、現代では男の徳目というより、もはや男の才能といっていい。 

(感想)
PTA活動をしている否が応でも女性と話さないといけない。そこから話をできるようになった。これも経験かもしれない。 


2.大人とは、男を大切にする女、女をいたわる男 

男も女も、たがいに異性の支えを力として、生きにくい世を生きる。だから、男を大切にしてやらない女、女にいたわりと感謝を示してやらない男は、まだ異性と暮らす資格はないコドモなのだ。異性と真に仲良く暮らし、その楽しみを享受できるのは、真のオトナの男と女だけである。 

(感想)
世の中を見回すと、「この人は大人だな」と思う人はあまり居ない。男女の仲は、日々の生活の積み上げから生まれると思う。 


3.言葉、仕打ち、感情が、人を生かしもするし、殺しもする 

人は、刃物や天災や戦争によって傷つき死ぬのではない。それは生物としての終焉にすぎない。人は人によってのみ、傷つけられ殺される。人の言葉。人の仕打ち。人の感情。それだけが、人を生かしもするし、殺しもする。 

(感想)
人は人と関わりあってしか生きれない。ならば、互いが協力し、高めあうような生き方が良いと思う。 


4.男女関係はお金抜きでもつれる 

お金だけが解決の糸口だと思うのは、男女関係の認識において浅すぎる。金銭だけで解決できる関係は、ビジネスや商取引だ。オカネがぬきになるから、もつれるのが男女関係である。 

(感想)
男と女、なかなか考えは一緒にならない。田辺さんは、「男女というより、人間らしさ(教養?)が重なる」という。みなさんは、いかがでしょうか。 


5.人徳のなき人のもとへに、人は来ない 

友人相寄って飲んで遊ぶ、というのも楽しみにはちがいないが、人を集めるというのも器量なくしてはできない。人徳のなき人のもとへは人は来てくれない。 

(感想)
人間関係は、磁石みたいなもの、人を惹きつける魅力は何か、最近、人への思いやりのように思う。
 (以上、田辺聖子語録「女のおっさん 箴言集」)


 素晴らしい視点と思います。とても参考になる言葉ですね。


また、先人の教示に次に言葉もあります。

6.三人の心友をもて 

(1)すぐれたジャーナリスト、
(2)立派な宗教家、
(3)名医 

(解説)
(1)ジャーナリストは、大衆の中にあって世間の実情をよく把握している。客観性を失わず、醒めた目で直言する。 
(2)人生にその足跡を残した人物には必ず偉大な宗教家がついていた。力になるのが精神面の指導者なのである。 
(3)名医とは、体の医者であるとともに、精神の医者である。強靭な肉体は強靭な精神を生む。 

(感想)人生を楽しく、きびしく、有意義なものにするには、良き師友の存在と思う。 


連休も後少しですね。
よき友との出会いがあることを願っています。

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