いにしえの人たちも悩んだ、自分の売り込み方法とは?

ノグチ(noguchi)

2011年12月19日 20:22

いにしえの人たちも悩んだ、自分の売り込み方法とは?

 人間社会は、いずこも思惑社会と良く聞く、また視線社会でもある。目立ち過ぎると叩かれた。なんとも、この世は住みにくい。
 しかし、その世の中で生きるしか道ないのも現実である。昔の人びとも考えた。
 孔子先生も、哲学者ソクラテスも、考えた。目立たないと知ってもらえない、目立ち過ぎると叩かれる。果たしてどうする?
 人は、だれでも周りから高く評価されたい。特に、浪人生活の長かった孔子先生は、なおさら強かったはずです。
 では、どのように自分の存在感を示すかが、大事思います。今朝の読書『男の器量、男の値打ち』の一節に、二つの教示があった。
 実際的な方法、少々回りくどいようだが、次の二つが大事とあった。

(以下転載)
 第一は、自分に付加価値を付け、仕事上で実績をあげることだ。迂遠なようだが、これが結局は売り込みを成功させる近道なのかもしれない。宣伝よりも品質で勝負というわけだ。
 第二に、ふだんから人間関係に留意し、一人でも多くの理解者(味方)を持つよう努力することだ。なんだかんだ言っても、日本社会は人間関係で動いている。良い理解者を持つことは、その人にとって大きな財産になるのです。(略)

 この二つを、しっかり実践して行けば、いつか道が開ける土壌は、出来て行くと思います。ただ、この二つの実践だけでは、高い評価を受けることは、なかなかできないものです。人生が変わるような出会いが、偉人たちには必ず起こります。その出会いを起こすきっかけは、自分自身から行動を起こさなければ始まりません。

 余談を一つ、紹介します。
 孔子先生の嫌いな人間のタイプが4つあったそうです。それは、
一、他人の失敗を喜ぶ者
二、部下として仕えながら上司の陰口をたたく者
三、ただの乱暴を勇気とはきちがえている者
四、独断を決断と勘違いしている者

 上記の本からの抜粋ですが、人間の生きざま(性格)が、現れた行動と思います。

 紹介した自分の評価を上げる方法は見方変えると「間合いのとり方」であります。4つのタイプは「節度をわきまえる」ことだと思います。
 人間関係は、微妙なバランスで維持されているのだと思います。そのバランスを保つ最も重要な要因は、自分が語る言葉にあります。
 体調を崩す原因は、口から入りますが、人間関係を崩す原因は、自分の口から出る言葉にあります。
 くれぐれも、日々、刻々と変わる周囲に、目配り、気配りを怠らずに、周りの方々と、仲良く、楽しく暮らしたいものです。

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