<死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜

ノグチ(noguchi)

2023年03月26日 06:58

<死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜

死に物狂いの活動の中に、新たなヒントを発言する。

忙しい人ほど、何かの楽しみを知っている。

日々読む『安岡正篤一日一言』には、無い「六中観」の漢語は、以下です。

死中有活
苦中有楽
忙中有閑
壺中有天
意中有人
腹中有書

【意訳】
ときには死んだつもりになってがんばりたい。
苦労のないところに楽しみはない。苦しみと楽しみは紙一重。
忙しい人の方がたくさん本を読むし、人生を楽しんでいる。
現実の世俗的生活の中に自らが創っている別天地。
私淑できる人物を、あるいは、理想的人物像を心の中に持っている。
断片的な知識ではなく、しっかりとした哲学を腹の底に納めている。
(以上、谷沢永一著『名言の知恵、人生の知恵』より)

勝海舟の座右の銘とも言われる「六中観(りくちゅうかん)」の話を、深澤賢治先生から贈られた『陽明学のすすめⅡ 人間学講話「安岡正篤・六中観」』 で読んだ。

私はまだ現役の建築士であり、地方議会議員ですが、六中観の「死中有活」「忙中有楽」が、今の自分に必要と思っています。

本日は、春のフットパスの「花園・桜コース」モニターツアーの開催日、朝から霧雨ですが、スタート頃には止む予報なので、開催はいたします。私も歩いた『日向往還・歴史ウォーク21㎞』も早朝から霧雨の中を歩きました。日焼けせず、気持ちよく桜の下を今日は歩きます。

>忙中有楽

忙しい日々ですが、ちょっとばかりの楽しみも大事です。フットパスモニターで、非日常を楽しみたいと思います。

〜以下、Wikipediaより〜
一、忙中閑あり 「ただの閑は退屈でしかない。ただの忙は文字通り心を亡ぼすばかりである。真の閑は忙中にある。忙中に閑あって始めて生きる」
二、苦中楽あり 「いかなる苦にも楽がある。貧といえども苦しいばかりではない。貧は貧なりに楽もある」
三、死中活あり 「死地に入って活路が開け、全身全霊をうちこんでこそ何ものかを永遠に残すのである。のらくらと五十年七十年を送って何の生ぞや」
四、壷中天あり 「世俗生活の中にある独自の別天地をいう」 (後漢書)
五、意中人あり 「常に心の中に人物を持つ。或いは私淑する偉人を、また要路に推薦し得る人材をここというように、あらゆる場合の人材の用意」
六、腹中書あり 「目にとめたとか、頭の中のかすような知識ではなく、 腹の中に納まっておる哲学のことである」

深澤賢治先生のコラム「六中観」
https://alvas-design.co.jp/column/9943/

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