小さな市民のグループが世界を変える【一燈照隅 万燈照国】
小さな市民のグループが世界を変える【一燈照隅 万燈照国】
安岡正篤先生の言葉を紹介します。
志高い政治家も、良からぬ取り巻きに潰されたり、党派の論理で身動き取れなかっ
たり、様々な制限が加えられます。これは、世の常と思いますが、巷の我々が誰を
支持するかが、最も問題と思います。
安岡先生は、世を変えるのは一人の崇高な精神しか、周りに影響を与える事が出来
ない。行動で示して行くことが大事と訓示されています。
人類学者のマーガレット・ミード博士も「考えに考え抜いた、悩みに悩みぬいた、献身的な小さな市民のグループが世界を変える」の遺訓があります。今日は、安岡先生の高い志を持つ青年の行動を呼びかけた訓示を紹介します。
【一燈照隅 万燈照国】
要するに、少数の真剣な求道者のみが時勢の運命を徹見(てっけん)し、社会を善導することができるのである。
能(よ)く一隅(いちぐう)を照す者にして始めて、能く照衆・照国することもできるのである。
微力(びりょく)をあきらめてはならぬ。
冷に耐え、苦に耐え、煩(はん)に耐え、また閑にも耐えて、激せず、躁(さわ)がず、競(きそ)わず、随わず、自強してゆこう。
同志諸賢の精進を万祷します。
(以上、「安岡正篤 一日一言」)
一人ひとりが、周りに関心を持ち、志ある人の声を聞き、自分のできるところから、地域の元気作りに参加して行くことが大事と思います。
>小さな市民のグループが世界を変える
諦めず、続けることが大事と思います。
*参考資料:安岡正泰編「安岡正篤 一日一言」
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