歴史の現場視察(ウォッチング)は、学問の基本ではないのか。

ノグチ(noguchi)

2014年08月27日 12:20

歴史の現場視察(ウォッチング)は、学問の基本ではないのか。

テレビニュースで、九州の霊場「英彦山」の夏を知らせる花「ヒコサンヒメシャラ」が紹介された。5月下旬、初めて英彦山を訪れ、江戸期には日本三代修験道場として栄え、宿坊が60軒並び三千人が暮らしていたと知った。訪問のきっかけは、歴史の現場視察と交流を目的とした宇土高校同窓会女性部の研修に誘われたからです。

歴史ボランティアの解説から、当時の修験道場は女人禁制。ただ修験道場の入り口に在る英彦山神宮から、20段ほど階段を登ったところに、英彦山の全ての神と繋がれる社が在り、そこまでは女性も参拝できたそうだ。厳しい戒律の中にも、万民への寛容な受け入れが、繁栄につながったと思いました。

しかし明治の神仏分離から、修験道場の存在が薄れ、段々と修験道師も減り、現在宿坊として残るのは一軒だった。でも訪問した時、地元の高校生が、麓から頂上まで歩く研修に来ていて、地元では根強い信仰は続いていると知りました。

最近、登山ブームで英彦山訪問者は増えているが、滞在し自分を高める修行をする人は少ない。修験道師たちが生活した名残りとして、薬草「九輪草」の花畑が作られ、苦悩する庶民を救おうと志高く「知徳体」を鍛えた場を、大切に地域の方々が受け継ぎ、啓発に努めるていることは素晴らしい。改めて、歴史の現場を見聞することは大事と思いました。

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