ビジョンとは、誰かが腹をくくり多くの人を巻込んで「事を成す」

ノグチ(noguchi)

2011年05月16日 09:26

人を待つ間に読んでいた孫正義氏とのジャーナリストとの対談の本「決闘ネット「光の道」革命」に次の一節がありました。

<以下、転載>

(佐々木) ビジョンを言うのは誰にでもできるんですよ。

(孫) いや、誰にでもできるわけじゃないよ。

(佐々木) いや、できますよ。僕だって言えますもん。でもそれじゃあ空中戦になってしまう。いままでそんな空中戦ばかりだったから、もうそんなことを言っていてもしかたがない、もう少しきちんと積み上げて議論をして、プロセスを作る、そこでどう突破口を見出すかという戦略を練る時期に来ていると思います。

(孫) ビジョンとは、誰かが腹をくくって多くの人を巻き込んで、「事を成す」という志で、実現するためなら命を懸けるぐらいの情熱をもってやれば、一歩一歩、世の中は改革できると僕は思っている。(中略)
 そういう意味で、新しい、高い志のビジョンを掲げて、問題点があればみんなで解決していけばいいんじゃないかと思います。(中略)

(孫) いろんな問題があるのはわかりますよ。わからず屋は常に世の中にいっぱいいるから。先生と呼ばれる人の中には頭の固い人もいるし――だけどね、僕が思うには、それでみんながあきらめたら、絶対世の中はよくならんのですよ。
 (以上、「決闘ネット「光の道」革命」より)

 さすがに、孫正義氏だなと思います。これは、遅れを取っている日本のインターネットのインフラ整備のビジョンを、孫氏が語ったものです。

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