「夢、優しさ、若さ、前向き」の心を持つ人の話を聞く

ノグチ(noguchi)

2009年06月14日 08:27

「夢、優しさ、若さ、前向き」の心を持つ人の話を聞く

 ~第17回アフリカ子どもの日(ユニセフ熊本支部)~

心の優しい人の話を聞くと、こちらも心のやさしくなる。
心がいらいらしている人の話を聞くと、自分の心もいらいらしてくる。

あなたは素直な人だといわれると、自然に素直な人になってくる。
おまえはダメな奴だと、怒鳴られていると、いつの間にか、心も体もダメになってくる。

若い人と話をしていると若返る。
老人の愚痴ばかり聞いていると、自分も愚痴っぽくなってしまう。

境野勝悟著「道元『禅』の言葉」に次の解説があった。

(本文)
 道元は、自分が幸福に生きるために必要な智恵の第一番に、「聞」をあげている。いくら経済的に恵まれていても、いつもいやなことばかり聞いていては、心が晴れない。逆に、それほど経済的に恵まれていなくても、常にやさしく思いやりのある言葉を耳にしていれば、心は秋空のように澄んで明るくなる。
 現代は、歴史上、こんなに豊かであったときはなかった。にもかかわらず、あまりにも浮薄な自己中心的の考えばかりを耳にして、混乱と絶望の世界になりつつある。いまこそ、各自が宇宙一家的な広く大きい考えを話題にしなくてはならない。(中略)
(以上、「道元『禅』の言葉」)

 7月4日、5日に熊本市で、「第17回アフリカ子どもの日」のイベントがある。今回、一つの分科会の担当をしているのですが、6月6日に高校生のボランチィアたちとのミーチィングがあった、100名を越える高校生(一部中学生)が集い、アフリカのことを知り、自分たちができることをやりたいと、目を輝かせ、色々な思いを語り合った。







 道元の言葉ではないですが、私自身、ワクワクし、若者に何を伝えないといけないか、責任を感じながら、高校生たちと打合せをしました。


夢を語り、愛情を持って接し、相手を思いやること、前向きに考える若さ、

日々使う時間を、そんな前向きな話、自分を豊かにするような人の話を聞くと、気分も好転し、良き相乗効果が現れるかもしれません。

道元の<修智恵>の教示、「聞」はとても大切なことのように思います。

*参考資料:境野勝悟著「道元『禅』の言葉」

関連記事