橋下市長のスローガン型政治改革の勢いに陰りか?

ノグチ(noguchi)

2013年05月22日 05:32

橋下市長のスローガン型政治改革の勢いに陰りか?

常にテレビをにぎわす大阪の橋下市長は、大阪都構想を掲げて、大阪府知事を辞めて大阪市長になった。常にセンセーショナルな話題になるが、果たして成果はいかほどのものかは、評価はこれからだと思います。

webニュースから、「橋下流改革初の挫折」の文字に目が止まった。

(産経 web ニュース2013.5.22)

橋下流改革初の“挫折” 水道統合、市議会“ノー”で見えぬ活路

初めての“挫折”にうなだれた。橋下徹大阪市長が進めようとした水道事業統合に関する議案に対し、市議会が21日、「ノー」を突き付けた。大きな目標を掲げ、おとしどころを探るスタイルで改革を実現してきた橋下氏だが、水道事業統合については活路を見いだせない。慰安婦をめぐる発言で逆風が吹く中、市政改革でも正念場を迎えた。 .

「市議会は市民の利益が第一。大阪府全体を考慮しない」。水道事業統合に関する議案が否決された後、取材に応じた橋下氏に覇気は感じられなかった。(略)
(以上、産経web ニュースより)

http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/130522/lcl13052200070000-s.htm

政治は、膨大な市民の要望に優先順位を付け実行する、地味で限りない説明の連続的作業。スローガン型政治改革は、日々の生業に密接する水道の課題は、そぐわないのかもしれません。

大阪市の莫大な余剰金を、大阪府全体に使うには、都構想が実現して、議会対策も上から目線ではなく、対話型政治姿勢に変えないと、水道改革は厳しいように感じます。

今回の水道改革のとん挫、慰安婦容認発言、沖縄米軍の風俗活用提案、一時の橋下旋風の勢いが無くなりつつあるのかもしれません。
「花に100日の紅なく、人に1000日の好なし」
中国の訓示ですが、人の人気も1000日くらい、勢いのある内に成果を残すことも必要と思います。

スローガン型政治改革、橋下氏は、大阪府知事時代、どんな改革実績を残したか、大阪の方に聞いてみたいな、と思っています。

今日から、岐阜県、長野県への視察研修、特に中産館地域の山林活用、再生可能エネルギーの開発状況、公民館を利用したまちづくり、街並み修景の手法等々を調べて来る予定です。

早寝早起き、年のせいかダンダン時間が早くなっているように感じます。今日も元気に過ごしましょう。

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