・善行は人目につかぬように行え
・善行は人目につかぬように行え
(現代語訳)
悪事は人目につくほうがよいし、善行は人目につかないほうがよい。
なぜなら、人目につく悪事は害が少ないが、人目につかない悪事は害が大きいからである。また、人目につく善行は値打ちが小さく、人目につかない善行は値打ちが大きいからである。
(解 釈)
裁かれるのは小物ばかり、「悪い奴ほどよく眠る」などと言われる。してみると、表沙汰になるのは、まだ害が少ないのかもしれない。
ただし、善行は逆であって、自分だけが知っていればそれでよいのだという。人様が知ろうが知るまいが、そんなことは関係ないのだという。
できれば目立たぬ貢献を心かげたい。
(感 想)
三笠フード事件は、長い間闇中の悪事が続けられた。内部告発から発覚したとも言われる、とんでも無い悪事です。いつかは、必ず暴かれるものであるに、くり返される欲に駆られる族が後を絶たないものです。
人間、どこかに隙があるから、ふと仲間になることをあります。常に、自分の良心と向きあい、陰徳を積む努力を自然にできるようになればと思います。
*参考資料:守屋洋著「新釈 菜根譚」より
<コミュ>
・菜根譚(さいこんたん)
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