<今が、大事>死んだ後には、妻も子ども財産も、何の役に立たない。〜菜根譚〜
<今が、大事>死んだ後には、妻も子ども財産も、何の役に立たない。〜菜根譚〜
平家物語の冒頭の一節に「盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理」がある。
どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわす。 この世のすべての現象は絶えず変化し、栄えはずっとは続かない、いずれ滅びると述べている。
菜根譚には、以下の訓示もある。
「妻子も珍宝も身を助けず」
【解説】
樹木は、秋になって落葉してしまって、そうした後に今までの花やうてな、枝や葉などがいたずらに栄えていたことがわかる。これと同様に、人間も、死んで棺のふたをする時になって、そうした後に子供や財宝もその人にとってなんの役にも立たないものであることがわかる。
(以上、『菜根譚』後集No.77)
この訓示は、何を言おうとしているのか?
>盛者必衰
盛りがあるものは、いつか衰える。
人間の人生もいつか終わる。
要は、生きている間に、何をするか?
それを忘れずに、後半生を生きて行くことが大事だと、人生が終わる時に、自らを振り返る時の教えが「妻子も珍宝も身を助けず」ではないかと思った。
今日も、くよくよせず、元気に過ごしたいと思います。
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