自分の本願は何か?、一生の目標は? 〜佐藤一斎一日一言〜
自分の本願は何か?、一生の目標は?
〜佐藤一斎一日一言〜
(以下、9月11日の訓示より)
仮令(たとい)我れ寿を保つこと百年なりとも、亦一呼吸の間のみ。
今、幸に生れて人たり。庶幾(こいねがわ)くは人たるを成して終らん。斯れのみ。本願此に在り。
(以上、『言志晩録283』より)
【現代語訳】
たとえ自分が百歳まで生きようとも、悠久なる宇宙の中ではほんの一呼吸するぐらいの短い時間でしかないだろう。
今、幸いに人間としてこの世に生まれてきた以上、人間としての使命を全うして一生を終わりたい。これだけである。自分の一生の念願はここにある。
(以上、『佐藤一斎一日一言』より)
日々、いろいろ不満はあれど、まずはこの世に人ととして生まれできたことをうれしく思います。
ならば、残りの人生、何をすべきか考えて生きなければ、と思います。江戸時代も同じように悩み、考え、晩年を生きた人がいたことを、『佐藤一斎一日一言』から学びます。
今日から、心して生きなければと思います。
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