成功を勝ち取るコツ(菜根譚)
人々が、生き難い社会、誰が「勝ち組、負け組み」なる言葉を使い始めたのでしょう。
まず「成長産業を伸ばし、遅れた人たちをその後で伸ばす」といったキャッチフレーズで世を先導した政治家たちは、どこへ雲隠れしたのでしょう。労働市場と言う言葉も当たり前になっています。
ここ数ヶ月、派遣社員、季節社員の解雇が広がっている。日々の仕事は同じ、でも業績が悪化すると直ぐ解雇できる「派遣社員」、こんな考えは日本の商慣習には無かったように思います。
「丁稚奉公」、「番頭」、「のれん分け」等々、若い世代が夢を持ち、奮闘努力する仕組みがあったように思います。
現代の言葉、「金」「出世」「勝ち組」「・・」・・
人間味の無い社会に、日本がなって来た気がします。
菜根譚に、「成功を勝ち取るコツ」なる教示がありました。
(現代語訳)
せっかちで落ち着きがないのは燃えさかる炎のようなもの、周りを焼くつくしてしまう。
温情のないのは冷たい氷のようなもの、みんなの心を冷えびえとさせる。
頑固で融通のきかないのは溜まり水や朽木のようなもの、いきいきした活気を失う。
こんな人たちはみな、成功も幸せもかちとることができない。
(解説)
成功をかちとるコツは、
一つ、よく検討して慎重に事を運ぶ
一つ、温かい心で周りの支持を集める
一つ、柔軟で機敏な対応を心がける
ことだという。これなら周りの信頼も集めることができるにちがいない。
先人の教えは、今にも通じる至言と思います。
通信機器、自動車文化の発達は、人と人が密に語る場面を少なくしている感じを受けます。情報と知識の詰め込み(反乱)は、若者たちが進む道を見つけられず、さ迷う原因のようにも思います。
人が生きるとはもっとシンプルに考えることが大事な気がします。3つの心がけを大事に生きていくことも一つの方法と思います。
「検討し慎重に」「温かい心」「柔軟で機敏」
3つを読み替えると「謙虚」「優しい心」「工夫」とも言えます。
若い世代が、人生を投げやりにさせうるような教育・政治でなく、3つの心を育てる社会にして行くことが必要な気がしています。