ちょっとした迷いも見過ごすな(菜根譚)

ノグチ(noguchi)

2008年12月23日 00:17

ちょっとした迷いも見過ごすな(菜根譚)

(現代語訳)
 自分の心が私利私欲に走りそうだと気づいたときは、すぐ正しい道にひきもどさなければならない。迷いが起ったらすぐそれに気づき、気づいたらすぐ改める。
 こうあってこそ禍を福に転じ、死を生に変えることができるのだ。ちょっとした迷いだからといって、けっして見過ごしてはならない。


(解 説)
 「老子」にも、「いかなる難事であろうと、その発端はつねに単純な問題にすぎず、いかなる大事であろうと、その発端はつねに些細な事件にすぎない」とある。


(感 想)
 JR西日本の尼崎の大事故、関西高速道路であった長距離トラック運転手の飲酒運転、海上自衛隊の衝突事故、等々、始は小さな遅れを取り戻したい気持ちや、ちょっとビール一口、室内(レーダー)の観察できるからと、小さな安心(不注意)から始まったと思います。

 それが、だんだん心が弛み、ついに大事故へつながる惨事になりました。尼崎の事故では100名を越える方が亡くなり、500名を越えるけが人。プロの大型トラック運転手の追突は、一家の一生を台無しに。海上自衛隊のぬるま湯規律で、2艘の舟を聞きに落としいれ一艘を沈没させました。

 大きな惨事は、小さな細事がたくさん重なって起ると先人たちも多くの訓示を残しています。日々に暮らしの中の小さなミスを見過ごさない目、反省の気持ちを持ち続けたいと思います。

*参考資料:守屋洋編「新釈 菜根譚」

関連記事