(夢と元気の基)君子と小人の分かれ道
(夢と元気の基)君子と小人の分かれ道
斉藤一斎の「言志四録」から、君子と小人の違いを学びました。
(現代語訳)
立派な君子は自分の行為に満足しないが、つまらない小人は自らを偽って自分の行為に満足する。君子は自ら励み勉めて向上しようとするが、小人は本心をないがしろにして自暴自棄になる。向上するか堕落するかは、ただ「自」の一字に落ち着くのである。
(感 想)
自分の周りで起る色々な出来事を、他からの影響と思い、責任を転嫁するのが一般庶民と思います。しかし、周りに起る出来事には、すべて自分が関係している事が多い。そう考えると、その現象の基になっているのは、やはり自分自身の行為の結果ではないでしょうか。
周りの状況を改善、変化させるには、自分の行動を変えることが必要との教えと思います。オバマ氏の言葉でないですが、「Yes We Can」(私たちは出来る)の言葉には、「私(たち)は変る」の意味が込められていると思います。
>君子は自分の行為に満足しない。
>君子は自ら励み勉めて向上しようとする
日々に出来事に言い訳をして日々暮らすより、日々できる限りの工夫をして、前向きに生きる人生の方が、夢と元気を持つことになるような気がします。
*参考資料:渡邊五郎三郎編著「斉藤一斎『言志四録』一日一言」
<関連ブログ>
・(携帯論語)心を育てることば
組織の強さはトップの器量で決る
大きなこと、元気な話をする人は、案外小心者が多い
http://keitairongo.otemo-yan.net/
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