2022年09月30日

<察知・予見>兆しの察知は、修養を極め、直感、直知する。〜易経一日一言より〜

<察知・予見>兆しの察知は、修養を極め、直感、直知する。〜易経一日一言より〜

昨日、我が家の庭のキンモクセイに蕾がついていたのを見て、秋になったなと思いました。今朝の空気は、ヒンヤリとして気分爽快な気持ちにさせる。キンモクセイに近づくと、微かな香りを放ち出しています。

"兆し"

変化の兆しとよく言いますが、変化の分起点に早く気づき手を打つことが、先手必勝の極意と思います。

9月30日の『易経一日一言』の言葉が、「兆しを察知する」でした。

時の変化、
世の変化、
時代の変化、

兆しにいち早く気づく(察知する)ことに努めているか?

そして気づいたら、それを行動(実践)に移しているか、です。

約2500年ほど前、四つの宗教(哲学的思考)が同時期に生まれた。ギリシャ哲学、ユダヤ教、仏教、儒教。

首都東京大学の初代総長の西澤潤一氏は、東北大半導体研究所の所長時代の本に、以下のことを書いています。

世界は、常に情報が流れている。それを考えていると"ハッ!"と気づく。ある人は、「これは俺だけ気づいた。やったー!」と嬉しくなり有頂天になって酒を飲み騒いで寝た。ある人は、気づいたら即メディアを連絡して翌朝記者発表するため徹夜で小論文を書いた。ノーベル賞は、簡単な論文をまとめた人が評価された。

情報は、常に世界を流れています。それを気づき行動に起こせるかが、勝負と西澤潤一氏は言っているのです。

4大宗教(哲学的思考)が百年前後のずれはありますが、紀元前5世紀頃に生まれています。当時も、さまざまなことが交易によりつながっていました。古代文明もまた情報が常に流れていたことを示していると思います。

時の変化(兆し)に気づく(察知)するにも、やはり常に行動して自らを鍛え(修養・実践)ているかが問われるだと思います。

枕元に置いて時折開く数冊の本から、日々の変化を知る知恵を学んでいます。今日もウロウロしながら、地域の変化を見ていきたいと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:46Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ易経

2022年09月06日

<嚶鳴の状況>物事が成り立つ時は、必ず同じ志や方向性を持つ人や物が共振共鳴して、引き寄せる。

<嚶鳴の状況>物事が成り立つ時は、必ず同じ志や方向性を持つ人や物が共振共鳴して、引き寄せる。

江戸中期、名君・上杉鷹山の師としても知られる儒家の細井平洲が、学者として独立し神田に開いたのが私塾「嚶鳴館(おうめいかん)」です。

嚶鳴(おうめい)の意味は、

1.鳥が仲よく鳴き交わしたり、友人を求めて鳴いたりすること。また、その声。

2.友人同士が仲よく語り合うこと。

切磋琢磨という言葉がありますが、同じ志を持つ人たちが、語り学ぶ様子の状況に使われる言葉です。それを鳥たちが共鳴することに喩えたものか「嚶鳴」です。

今日の一日一言は、『易経一日一言』から、

同声相応じ、同気相求む。水は湿(うるお)えるに流れ、火は燥(かわ)けるに就く。

【意味】
同じ響きを発するものは共鳴し、同じ気を求め会う。水は湿った方へ流れ、火は乾いたものに付く。

【解説】
物事が成り立つ時は、必ず同じ志や方向性を持つ人や物が共振共鳴して、引き寄せられ、いっきにエネルギーが集中し融合する。その結果、個々の力では到底なしえないことが実現するのである。

>同じ志や方向性を持つ人や物が共振共鳴

正に、嚶鳴の状況が出来上がって、事が成し遂げられる。

細井平洲は、熊本藩の「時習館」を設立した儒家の丸山玉山とも江戸で交流があり、細井平洲は庄内藩をはじめ多くの人間教育を、丸山玉山は熊本藩の人材育成に努めた教育者です。

どんなに立派な教育者でも、生徒が集まらなければ教える事ができない。やはり学び合う場所が重要だと思います。

吉田松陰の「松下村塾」は、8畳と10畳の二間の狭い場所に、若者たちが集まり互いを高め合う「嚶鳴」の状況が出来上がり、有能な人材を輩出した。その後、大政奉還、明治維新へと活躍していきます。

物事が成り立つ時は、「同声相応じ、同気相求む」の嚶鳴の状況が出来上がり、周りから見ると、トントン拍子に進むように見える。志と嚶鳴は、とても大事だと朝から学びました。

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