2021年03月13日

本日は、宇土親子論語教室に参加しています。最初に、経書大講にまとめられた戦前の小林一郎先生の『中庸』の解説書から、

<政治とは何か?>本日は、宇土親子論語教室に参加しています。最初に、経書大講にまとめられた戦前の小林一郎先生の『中庸』の解説書から、

(以下、小林一郎講述『経書大講』より抜粋)

>魯の哀公が孔子に政の執り方についての根本を問うた?

>人の上に立つ者は人民を教え導いて、それぞれ生活の道を立てさせてやるようにするということが肝要である。(中略)

>政治の根本は人民を教化するということである。政治の執り方が善ければ悪かった者も善くなり、風俗の乱れたのが改って来るのであって、これがもっとも大切なことである。(中略)

>政治の執り方が善いと、人民が皆上の人に感化されて、今まで役に立たなかった者も役に立つようになり、今まで薄情であった者も人情に厚いようになるのである。何と言っても政治というものは教化が本であるということを忘れてはならない。(中略)
(以上、小林一郎講述『経書大講』より)

戦前の原書は読めない文字もあるので、塾長が開設されました。また、以下の説明もあります。

>地位ある人は、身を修めるということを務めなければならぬのであるが、身を修めるのには親に事(つか)へるということを第一としなければならぬ。(中略)

>真に親に事へて孝を尽そうと思ふならば、國を平らかにしなければならぬ。國を平らかにするには人を知らなけれる。(中略)
(以上、『経書大講』より)

今日は、政治とは何か、深い学びになっています。戦前の哲学者も、悩みながら講義をしていたのだ、と塾長が説明されました。





  


Posted by ノグチ(noguchi) at 12:02Comments(0)宇土の出来事

2021年01月20日

中国古典輪読会「中澄会」参加して、聖賢の訓示『中庸』を学びました。〜感想や雑談が面白い〜

本日は、久しぶりに中国古典輪読会「中澄会」参加して、聖賢の訓示『中庸』を学びました。〜感想や雑談が面白い〜

天下の達道五。之を行う所以の者三。曰わく、君臣なり。父子なり。夫婦なり。昆弟なり。朋友の交わりなり。五の者は天下の逹道なり。知仁勇の三の者は天下の逹徳なり。之を行う所以の者は一なり。
(以上、仮名中庸より)

たまに参加すると、人の生業は2500年以上前から変わらないな、とつくづく思います。

特に、今日は「陰徳」について色々な意見が出ました。陰徳に対するそれぞれの思いがあるな、と。哲学者のカントは、「相手のとってよかろうと思うことは、陰徳とはみなさない?」とも語ったとか。

へーっ!です。

道徳、陰徳、色々な人が悩み考えてきたのだと。

最後に塾長から、人を観る(評価する)時には何をもって評価するか?

学歴?
職歴?

それと〇〇歴がある、とある作家が言っていた。

それは、「苦歴」と。

人は苦しんで、苦労して困苦の中から、自らの性格、能力等を悟る。その「苦歴」を観て評価したが良いと。

本からの学びよりも、先輩方からの意見や感想が面白く、勉強になっています。



  


Posted by ノグチ(noguchi) at 10:28Comments(0)宇土の出来事

2018年02月27日

道求無限(どうきゅうむげん)

<道求無限(どうきゅうむげん)>

2月25日(日曜日)に、久しぶりに中国古典輪読会に参加をしました。下は私が一番下で59歳、上は塾長が83歳、平均70代前半でしょうか。名書と言われる『論語』と『菜根譚』を読み、当番が解説し、それぞれがその訓示に関係する自らの経験を語る。この学習を20年近く続けている稀有な私塾です。年会費3千円、お菓子とお茶、資料代に使われる。

塾長は、こんな言葉をよく使われる。

道求無限(どうきゅうむげん)

日曜日の中国古典輪読会に、新しい仲間が加わっていました。論語を一人学んでおられたが、会の一人が誘ったそうです。

人の道を求める(学ぶ)者は無限に仲間が広がる、

と私は勝手に解釈しているのですが、

論語に、「朋(友)遠方より来たるあり、楽しからずや」とあります。同じ思いを待つものが集い語るとは、楽しいものです。

それはスポーツも同じと思います。
オリンピックという舞台に出るため、それぞれが日々努力し、犠牲を払い、周りが支える。求める方向が同じ志がある人との出会い、仲間がいると、環境は厳しくても楽しいものです。

生きることは学ぶこと、道求無限(どうきゅうむげん)の気持ちを忘れず、今日も元気に楽しく学ぶ一日になるよう頑張りましょう。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 08:51Comments(0)宇土の出来事

2014年08月21日

「天命に安じる」、勢いよく飛び込んだ蛙ほど早く浮かび上がる。

「天命に安じる」、勢いよく飛び込んだ蛙ほど早く浮かび上がる。

 今朝は、8月26日開会の議会一般質問の答弁書のチェックです。選挙は近いですが、市議になった時に先輩から「毎回質問をしなさい」と激励され、これまで毎回3~4のテーマについて、執行部に疑問、質問をぶつけてきました。毎回の準備ですが、今回は答弁書のまとめが時間が短いのか、何度も確認の連絡があり、執行部が緊迫していると感じます。今回のテーマは、
 
1.企業と倫理、新産業育成
①企業活動の環境・景観に対する倫理について
②住み良さから考える企業の社会貢献について
③宇土市内や市外の産業間連携の支援について
2.宇土市の飲み水
①上水道、簡易水道の利用者数と利用率について
②地区独自で水道を敷く利用者について
3.空き家対策、西部活性化
①空き家解体の促進策について
②中山間地の農業関連産業による地域活性化について
③有明海の水産業支援と産直の取組みについて

上記が今回の質問内容です。16回目の登壇(8月28日午前11時くらい)ですが、何回やっても慣れないものです。市民活動の延長として取り組んで来たつもりですが、いざ質問するとなると、地域を回っていただいた意見がベースにないと迫力が生まれないと思います。一番は、足で稼ぐ情報こそ大事と考えています。

今朝の読書で、中野東禅著『人生の問題がすっと解決する 名僧の言葉』の一節に、「天命に安じる、と病気も怖くなくなります」とありました。例えば大きな病で手術するとなった。天命を待つことは大事ですが、命をいただいた感謝の気持ちがあれば、可能性を見出す努力をせずにはいられない。病は気からと言いますが、なるほどと思います。

また、そのページの末尾に「飛び込んだ 力で浮かぶ 蛙かな」という川柳がありました。勢いよく飛び込んだ蛙ほど、浮かび上がる勢いも強いものを現した川柳と思います。

 話は変わりますが、私は前回の市長選挙に関わりから、地域の先輩に「市議に出ることを考えてくれ」で市議挑戦が始まりました。
 昨夜、私の後援会の選挙長とこれから45日間の後援会活動を打ち合わせたのですが、「段取りは手順を間違うといけない。自分で自らお願いして回りなさい」と再度注文されました。多くの人を巻き込む選挙、やはり勢いがないといけない。前回の初挑戦の時の「飛び込む力」を思い起こし、心を奮い起こして45日間頑張ります。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 09:31Comments(0)私の意見宇土の出来事

2014年08月13日

地域活性化の一助に、宇土マリーナジュニアサッカー大会を宇土市民グランドで開催予定。

地域活性化の一助に、宇土マリーナジュニアサッカー大会を宇土市民グランドで開催予定。

今日は晴天で、とても暑い熊本です。今朝の国道57号線は、天草へ向かう車で渋滞していました。

午前中は、秋に開催する「宇土マリーナジュニアサッカー大会」の打ち合わせに、お世話になるショッピングモール等に協力のお願い行きましたが、快く協力をしょうだくいただきました。参加チームに、駐車場等の使用ルールの徹底が必要だと分かり、今回街中で開く参加チームが200チームに近い大きな大会なので、十分な準備と周知が必要と思っています。

今年の宇土マリーナジュニアサッカー大会は、11月15・16日、宇土市民グランドを会場に開催予定です。地域活性化の目的もあるので、宇土産業祭ともタイアップして開催できればとの要請もお願いしました。両方開催の方向で検討いただくことになり、宇土マリーナジュニアサッカー大会に参加する選手、指導者、応援の保護者と主催側の人数は述べ8000人くらいになります。地域活性化の一助になればと、宇土市街地でのはじめての開催します。

午後は、親戚の初盆のお参りに行きます。暑いですが、下着の着替えも持って仏様参りです。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 12:06Comments(0)私の意見宇土の出来事

2014年07月09日

台風8号が私の地域に最悪のコースになった。〜「わが身に問え」 。

台風8号が私の地域に最悪のコースになった。〜「わが身に問え」 。

今夜未明からが暴風域に九州が入る予定。コースは、我が家のとって最悪のコースで、これまで被害のあった中で最もひどかった20年前の13号台風によく似たコースが予想されている。

熊本地方は、有明海から福岡へ抜ける時が、最大の被害に合うケースが多いのですが、我が家の在る地区は3方(東、南、西)をすり鉢状の山に囲まれていて、風速と移動スピードが加速する有明海から福岡へ抜ける時には、すり鉢状の山が風を受けて被害は常に最小限となります。

しかし、すり鉢状の山が切れている北側から風が吹き込むと大きな被害がでます。それが、鹿児島北部通過した後に吹き返す北側から風です。今回の大型台風は、鹿児島北部を通過するようで、13号台風に似たコースと思えるので、夕方からしっかり防御策の準備が必要と思っています。

早めの避難が必要な時は、明るく安全な時間に避難することが大事と思います。


さて、休憩時間に読む持参の本の一つに『佐藤一斎一日一言』の一節に、次の言葉がありました。


「わが身に問え」

我が言語は、吾が耳自ら聞くべし。我が挙動は、吾が目自ら視るべし。視聴既に心に愧(は)じざれば、則ち人も亦必ず服せん 。(言志晩録169)

【訳】
自分の言葉は自分の耳で聴くがいい。自分の立居振舞いは自分の目で視るがいい。自分の目で視、自分耳で聴いて、心に愧じるところがなければ、人もまた必ず従うだろう。
(以上、渡辺五郎三郎編『佐藤一斎一日一言』)

時々、立ち止まり自分を検証する。忙しい時ほど、寸暇を保つ工夫が必要と思います。自分の目で視る、自分の耳で聴く。人間反省が一番大事、「自分はこれで良いか?」常に自分を見つめる目がとても大事と思います。

「おれは大丈夫か?」
「私は言動が一致しているか?」
「私は問題を先送りしていいないか?」

常に上記を意識する言動に気をつけなればと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 11:40Comments(0)宇土の出来事

2014年06月23日

現代の「龍馬」は熊本に集まるぜよ!〜「全国龍馬社中」九州ブロック総会、記念シンポジウム

〜現代の「龍馬」は熊本に集まるぜよ!〜

「全国龍馬社中」九州ブロック総会、記念シンポジウム

全国(海外も含め)に、坂本龍馬を敬慕し、歴史顕彰や地域活性化活動しているグループは163団体、地域の特性を活かした活動をしています。九州には21団体、熊本には4つの龍馬会が活動しています。今回、九州ブロック総会を熊本で開催するに当たり、幕末維新の歴史顕彰のシンポジウムを開催致します。

日 時  2014年7月12日(土)14時30分~(14時開場)
場 所  宇土市民会館・大会議室
テーマ 「幕末の熊本と坂本龍馬」
(講 演)
講 師  堤 克彦(郷土史家、文学博士)
(シンポジウム)
パネリスト 坂本 登(坂本家9代目)
橋本邦健(全国龍馬社中会長)
    堤 克彦(郷土史家、文学博士)
コーディネーター 北里敏明(熊本龍馬の会・元京都市副市長)
参加費  一般参加者は無料(但し資料代1000円必要)
主 催  「全国龍馬社中」九州ブロック総会・記念シンポジウム実行委員会
共 催 全国龍馬社中、全国龍馬社中・九州ブロック
後 援  熊本県、宇土市、熊本市、宇城市、熊本日日新聞社(予定)
協 賛  (募集中 一口5000円、何口でもOK。振込先は下記の郵貯銀行口座まで)
【振り込み先】(郵貯銀行)01740-6-127549 実行委員会「熊本龍馬社中」
事務局 熊本県宇土市網引町1374 不知火龍馬会内 野口修一(09036667682)

*シンポジウム終了後、交流会も開催します。一般の方の参加費は、5000円。なるべく事前に申込みください。当日参加もうけつけます。


<全国龍馬社中・九州ブロック総会>
記念シンポジウムに先立ち、全国龍馬社中九州ブロックの総会を開催致します。各龍馬会は、会長・役員の総会へのご出席をお願い致します。また同日17時30分より同会場で、九州ブロックの交流会を開催致します。会員以外のシンポジウム参加者の交流会参加大歓迎です。

日時 2014年7月12日13時30分~(13時開場)
場所 宇土市民会館、第1・第2会議室
【交流会】会員の参加費(総会+シンポジウム+交流会)は7000円。郵便振替で事前に参加費を納入下さい。
【振り込み先】(郵貯銀行)01740-6-127549 実行委員会「熊本龍馬社中」


<幕末維新の遺品展示会>
幕末維新で活躍した、坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛、中岡慎太郎、等々にゆかりの品々を、龍馬会有志の協力により実現しました。

日 時  2014年7月12日(土)10時~17時
場 所  宇土市民会館2階・展示室
見学料  無料
*今回初公開の遺品あり。幕末維新の歴史研究者が当日在駐します。

  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:46Comments(0)宇土の出来事地域活動、まちづくり

2014年06月18日

人は常に質が文より勝っていることが望ましい。〜中国古典輪読会〜

人は常に質が文より勝っていることが望ましい。〜中国古典輪読会〜

こんにちは、今日は遅い書き込みです。早朝から、リフォームの現場へ出向き先ほどまで、打合わせでした。40年近い住宅のリフォームは、内部を解体して見ないとどれくらい傷んでいるか分からないので、その場で考えることが多いのです。

リフォームは、とにかく密に打ち合わせることが大事です。もうかれこれ20年近くなるのですが、200年以上経った酒蔵をリフォームする仕事が来ました。いざ解体を始めると、壁の中に在るはずに柱が腐って下1/3が無い。さてどうするか、大工さんとその場で考え、設計のやり直しです。

でもこの酒蔵改修が、思ってもみない県の賞をいただき、本来は洋物が好きな建築士が、蔵屋敷、寺、大正の街並み修景、等々。和物が回ってくるようになりました。本人の思いと周りの要望は違うな、とつくづく思います。

たぶん、自分の嗜好は“洋建築”を目指していましたが、生まれながらの日本人気質は消えないのだと思います。父も大工で、田舎家を作り続け来ましたから、その影響はあるのだと思っています。

人は外へアピールすることと、本来の本質(能力・人格)のズレがあるように思います。それは過信とも言えますが、実際に周りから見られる評価が、本来の本質なのかもしれません。

数日前から読む『安岡正篤一日一言』に、人となりの姿を語られた一文があります。

(以下、転載)

文より質

人は常に質が文より勝っていることが望ましい。その人に奥深いものがどっしりとあって、そこに若干の表現があればよい。
(以上、『安岡正篤一日一言』8月21日の教示)

昨日、中国古典勉強会のご案内が届きました。私のような、サボりばかりの塾生へ、毎回丁寧なご案内があります。宇土市で、毎月1回開催されている中国古典輪読回、今回は191回目、一月も休むことなく続けられています。塾長は、肩肘張らず、常に謙虚で、若い人へも丁寧な言葉で語られます。とても勉強家ですが、ぜんぜんそんな態度はありません。

塾長は、正に「文(学識)より質(人格)が勝っている」と常々尊敬をしています。実は、このようなことを書くことは、私がサボり塾生なので、人格(行動=受講)の実践が足りないから、先輩の行動に近づきたいと思っている現れと思います。とにかく、物静かですが、地道に続ける実践こそ大事と思います。

人間、「思う自分と思われている自分」には、どうもずれが有る。そのことを自覚して、時々は立ち止まり、先人には「一日三省」した人もいました。これからは、立ち止まり自分を見つめ直す機会を持つことも必要と思いました。今月の中国古典輪読会には、2月ぶりに参加してみたいと思っています。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 12:31Comments(0)宇土の出来事故事、名言、スピーチ、等

2014年06月14日

(試案)歩くグリーンツーリズム、健康と観光で地域活性化プログラム

(試案)歩くグリーンツーリズム、健康と観光で地域活性化プログラム

 地方は過疎化の中で、集落の維持もできない地域が出てきている。豊かな自然環境を維持するには、人手が必要です。熊本の阿蘇の草原は、献身的な多くの住民とボランティア活動で維持されている現実、これはどこの地域も同じです。

私の住む熊本県央地域にある宇土半島エリアは、北は有明海、南は不知火海に挟まれ、天草諸島への玄関口でもあります。有明の対岸には、国立公園の雲仙が見え、冬の海苔養殖は有明海の文化であり、日本の海苔養殖の発祥として住民が献身的に取り組んでいます。熊本との海の名所「おこしき海岸」干潟は、日本一を誇ります。
 南の不知火海は、豊かな柑橘類を育成する潮風をもたらし、かつて繁栄した地区を再現した白壁の「松合通り」は、風情をもつ港町。また、天草の玄関口の三角地区は、明治に唯一完成した官制貿易港の三角西港があります。
 この歴史・文化はもちろんですが、熊本生まれの牡蠣「クマモトオイスター」の発祥地であります。海の幸、山の幸を持つ地域が、過疎でだんだん疲弊しています。

 また、世は健康ブームでマラソン人口は1000万人を越え、熊本市の市民マラソンには1万人が集まり、各地のマラソン大会も大盛況です。それをはるかに越える軽スポーツとレクリエーションを兼ねたのが「ウォーキング」です。
 ウォーキングは、30年くらい前から日本ではブームなり、現在は3000万人を越える方々が、散歩から始まり、長くは100キロを歩くコース、更に何日も歩くロングウォークも各地で開催されています。最近は、イギリス型ウォーキング「フットパス」や、韓国の自然の中を歩く「オルレ」なども合わせて、更に広がっています。

 私は、九州でも最高の景観を持つ海浜地区を、健康ブームで広がるウォーキングで活性化できないかプログラムを作りました。「宇土半島、歩くグリーツーズム」。宇土半島は、かつては天領天草への道筋にあり、多くの人が行き来しました。現在は、北岸に国道57号線、南岸に266号線が在り、多くの車が往来しています。しかし、半島地域では経済活動の乏しく、若者たちは熊本市や宇土市・宇城市の市街地へ移り、ここ50年で半減した地区もあります。自然は、人の手が入らなくなると、野生動物が増えるのはもちろんですが、その再生が難しくして行きます。 
 宇土半島は、交通網からすると、熊本のほぼ中央にあり、九州の中央に位置する宇土市・宇城市エリアの近接する自然豊かな、国道・県道を結ぶと約50km内のあるエリアです。ここで次の6つプログラムを計画します。

1.歩くことで健康と交流を起こすプログラム
 長距離ウォーキングとショートウォーキング「フットパス」、「オルレ」も。

 <ロングウォーキング>
 国道57号線で宇土市網津地区から宇城市三角地区まで21km、国道266号で三角松合地区から松合地区18km、県道58号線で松合地区から半島の峠越えして網津地区11kmがおおよその距離です。これを合わせた約50kmを、29kmと21kmに分け、2日間で歩くロングウォーキングと色々なコース設定ができる。

 <ショートウォーキング> 
 現在、熊本県が主導してイギリス型ウォーキング「フットパス」の認定コースが、網津地区と網田地区のあり、距離も5km、7kmと短く、散歩感覚で健康ウォーキングを楽しむことができる。

2.「農家民泊」と「縁側カフェ」のプログラム
 ロングウォーキングの参加者は、多くが前泊をして歩くことから、スタート地区で前泊で人を呼び込むことが可能になる。ロングウォーキングは、10〜20名のグループで一緒に歩く。参加者同士の交流も目的の一つ。
 フットパスは、地域の歴史や自然の物語を聞きながら歩くグループウォーキングで、昼食や休憩場所で、地域の産物を使った接待を行う。地域外の人が田舎の風景を歩くことで、地域住民にも刺激となる。

3.宇土半島を中心にするウォーキングコースの地図づくりプログラム
 催しとしてロングウォーキングの大会は、年に2~3度は実施しますが、日常的に綺麗な風景、自然環境中を歩き、歴史的な史跡等を知ることが、誰でもできるように、詳しく綺麗な写真を掲載したコース地図を作る。加えて、熊本県央エリアの散歩コースも加えて、リピーター育成を目的とする。

4.一日のロングウォーキング「宇土半島一周50kmウォーク」プログラム
 人数限定(20名程度)、宇土半島50kmを一日で一周するロングロングウォーキング。前夜祭からの参加条件も加え、ロングウォーカーの交流大会。親密のなって頂き、宇土半島一周ウォーク(一日コース、一泊二日コース)が、同窓会的な集い型ロングウォーキング。

5.過疎地へ定住を呼びかけるプログラム
 ウォーキング大会と並行し、空き家活用プロジェクトとして、宇土半島エリア内に在る、利用できる空き家のリストアップと、所有者と地域の理解を頂く活動を展開する。ウォーキング大会開催から、定住者を募る呼びかけを全国へ発信する。

6.林業の利活用と地域経済活性化プログラム
 「木の駅プロジェクト」と自伐林業で、地域の担い手育成 
プログラム。
中山山間地域の過疎が急速に進み、人工林の間伐ができず森林の荒廃が進み、地下水涵養の地力も無く、農地はもちろんだが、海浜地域へ流れ込む栄養が不足する事態に陥っている。これを解消するの取り組みが、四国の高知か起こり、小型のチェーンソー使い自分で伐採をし、簡易な輸送機械で山から降ろし、自分で市場へ持ち込む「自伐林業」の担い手育成。切った間伐材は、市民団体「木の駅プロジェクト」が、市場よりも買い取り地域通貨で支払う。農業と林業で、特に定年退職後に活き活きと生活できる仕組みを作る活動を起こす。

(長文を最後までお読みいただき感謝します)  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:56Comments(0)私の意見宇土の出来事地域活動、まちづくり

2014年05月19日

【ご案内】フットパス体験会及びフットパス案内人研修

【ご案内】フットパス体験会及びフットパス案内人研修

5月31日10時から、熊本県宇土市網津町・網引町エリアのフットパス網津コースで、体験会とフットパス振興を考えている地域のリーダー研修を実施するのですが、今日の午前中はその準備のために、熊本県の宇城地域振興局とフットパス九州ネットの代表たちと打ち合わせです。

フットパスは古くて新しい「歩く観光」と私は考えています。

日本では、「ウォーキング」という言葉で、30年前からレクリエーション的に広がって来ました。余暇に歩く習慣が広がり、加えて最近の高齢者の健康維持に歩くことが推奨され始め、さらにイギリスから始まった歩く観光「フットパス」が日本へ輸入され、九州の熊本県央部を発信源にフットパスが広がっています。

そこで、宇土市もそのブームにあやかり、田舎の風景を楽しみ、健康維持にもつながるフットパスを定着させようと、今年から普及を進めることにしました。先週土曜日、網引地区振興会でフットパス体験会の説明をし、大いに賛同をいただき、5月31日へ向け、網引地区の受け入れ研修も兼ねているので、気持ちも高まって来ています。関心のある方は、ぜひご参加ください。内容は、下記の通りです。


日 時 2014年5月31日10時出発(受付9時30分〜)
集合場所 あじさい温泉(宇土市網津町平原)
歩行距離 約8km(休憩20分程度)
所用時間 約3時間半程度(休憩時に、縁側カフェで軽食のおもてなし)
参加費 500円(資料代、休憩軽食代、他)
服装等 軽い運動が出来る服装、運動靴、帽子、飲み水、等
主 催 宇城地域振興局、網引地区振興会
協 力 フットパス九州ネットワーク
申込先 網引地区振興会 担当 野口修一(09036667682)
Eメール:noguchi-shuichi@i.softbank.jp
*軽食の準備のため事前に申込下さい。当日参加も受け付けます。

知人友人にも、お知らせ(転送、転載)ください。たくさんの参加をお待ちしています。


(追伸)
一昨年秋に、全国龍馬社中が呼びかけて、鹿児島市➡︎下関市までの約500キロを歩く「龍馬・薩長同盟ウォーク」が実施されました。私も熊本ステージの4日間92kmに付き合いましたが、楽しく語りながら歩く歴史検証ウォークも一種の「歩く観光」と体験ました。ちなみにイギリスには、フットパスコースで1000kmを越えるものがあるそうです。

また、日本ウォーキング協会が推奨する国内の「歩きたい500コース」もあります。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:27Comments(0)宇土の出来事

2014年04月30日

「他はこれ吾にあらず」最後に報いを受けることができるのは行なった人です。



「他はこれ吾にあらず」最後に報いを受けることができるのは行なった人です。

昨日のキッズサッカー大会に、以前の大会の発端となった“まちおこし”の仲間が参加され、開催運営が心豊かな気持ちになりました。

写真のサッカー開催横断幕に「前田史郎メモリアル」の言葉があります。昨日のサッカー交流大会の始まりにつながった「お城祭り」「ふるさと祭り」が5年前まで開催されていました。今回サッカー大会は第7回ですが、5年前に「ふるさと祭り」の共催活動として始まりまった大会は、現在の宇土市長の元松茂樹氏が、まだ市民活動家として、まちおこしグループ「独りごつの会」の主要メンバーとして活躍されていた7年前、サッカー協会キッズ部門の責任者だった私に、

「野口さん、準備等はやりますから、キッズサッカーの大会しませんか?」

とあり、少し狭めの公園広場に2コートに作り、地元地域のサッカースクールや保護者で運営するサッカークラブなど22チームが参加し、和気あいあいの楽しい交流会的サッカー大会として始まりました。

話は、横断幕に戻りますが、お城祭りで裏方から親父バンドのドラマーまで、多種な多様な役をこなし、「地域を元気に!」の思いで、宇土市活性化に努力された方が、今は亡き前田史郎さんです。お城祭り、ふるさと祭り、と続いたまちおこしイベントは、元松氏が4年前に市長に当選され、ふるさと祭りは休止状態になっていました。

しかし今年から、「独りごつの会」の方がボランティアとしてサッカー大会に参加されました。小雨の中、寒い中でしたが、本部席ではお城祭りの思い出話がが出たり、このサッカー大会も7年目になると保護者仲間でき、サッカーの思い出話もできる方も増えてきました。

前田史郎さんはもちろんですが、元松茂樹氏の「地域を元気にしたい」の想いから、市長になられた今でも元松氏は「準備は自分でします」の言葉通り、開催前までの準備は全て独りでされています。コート作りは、各クラブから協力者が集まり前日に作りました。昨日は、祝日でもありますが、市職員のサッカー経験者にも協力いただき、一人のケガもなく無事に終了できました。

前田史郎さん、元松茂樹氏が続けられて来た“まちこし”の想いが、私も含め、サッカーに関わる方々、小学生の保護者たちに伝わり、準備から片付けまでボランティアで参加してくれる方も増え、来年の開催には新たな共催イベントができると良いなと、密かに期待も膨らみます。10年前から始まった「独りごつの会」のまちこしの活動は、小さな活動ですが着実に広がっているように感じます。

私もあまり役に立ちませんが、前田史郎さんたちが始められた“まちこし”の活動に参加し、地域の方々との交流を楽しみたいと思います。

数日前にリサイクルブック店で見つけた『人生の問題が、すっと解決する。名僧の一言』の項に、

“報われない努力”というものはあり得ません!

「自分が苦労して努力をしたことは、結果としてすぐ現れないかもしれませんが、公徳となって必ず自分に返ってきます。逆に、他人のフンドシで相撲を取っていると、そのときはうまく行っても、いつかの日か、しっぺ返しを食らうことになるものです」

また本に、中国へ渡った道元が船にいるとき、椎茸を買いに来たある寺の年老いた典座に法話を聞いた。老いた典座は「明日の食事を作らなければいけませんから帰ります」と。道元は、「食事のしたくは若い僧たちがやるからいいではありまでんか」と促すと、典座は「外国の若い方(道元)よ、“他はこれ吾にあらず”、ですよ」と答えた。

老典座は、「食事のしたくは自分の修行であり、それをどうして他の僧に譲れようか」と言ったのです。たとえ一時自分がラクをできても、最後に報いを受けることができるのは行なった人です。だから、日々の仕事をサボっていてはいけないのです。

作朝から作り始めたリフォームの間取りのスタディ模型はどうにか終わりました。連休の谷の2日間ですが、時間を大切に活動したいと思います。  


2014年03月29日

人間の自力とは、非難・中傷にも屈せず地道(信念)を続けられるか。

人間の自力とは、非難・中傷にも屈せず地道(信念)を続けられるか。

いよいよ、明日で宇土市長選挙も最終日となりました。地区の街頭演説も終わり、明日は全域を一日で回る遊説、約4ヶ月に及ぶ後援会活動も終わります。今回の市長選挙は、最後まで誹謗中傷と正道との戦いでした。相手は名を変え、選挙も残り4日となった水曜日、宇土市内の区長有志(元松後援会員)全員に、怪文書が届けた。これは、逆に元松後援会を結束させた。

前回の市長選挙は、4期目を目指す75才の現職と議長の戦いに割って、まったく無名の元松氏が市民有志が集まり担ぎ上げ、選挙の3月前に名乗りを上げた。前回の選挙は、全くのボランティア選挙でしたが、日を追うごとに応援者が増え続け、市民会館大ホールで開催した決起集会には、会場に入れないほどの支援者が集まった。

三つ巴の前回選挙は、約800票差で現職を退け勝利した。振り返るに前回選挙は、新人でしたが政策論争で戦った。なぜぞれが出来たか、それは元松市長の人生経験が要因となっていると思います。

大学卒業後、民間企業に就職し、営業の仕事を3年経験し、宇土市役所の職員となった。今回の選挙活動の中で語った言葉で、心に残ったものがあります。営業の仕事をして、朝8時から夜9時までの仕事、もちろん夜6時以降の残業手当はない。市役所に転職し、朝8時半から夕方5時15分までの仕事給料が同じだった。ノルマのある営業と、市役所の仕事が同額だったのに愕然とした、と市政報告会で語った。

元松氏は、市職員で有りながら、市職員になって間もない頃から、地域のまちづくり活動に積極的に参加した。10年を越えるころから、市役所職員有志と地域活性化の勉強会(オフサイトミーティング)を始めた。その活動の延長線上に、ネット上の発言をまとめた“市役所の未来像”を描いた「ザ市役所改革」の本を出版した。

この地域活性化の勉強会は、市役所外との交流を活発にして行き、飲食店の名物料理作り、ふるさと祭り、など成果を出し始めた。そうすると、必ず周りからマイナスの力(やっかみ、抑圧)が働く。でも市役所有志は、怒らず地道に耐えて、勉強会を続けて来た。活動は、新聞でも取り上げられるようになった。

話が横道にそれましたが、冒頭の言葉は、上記の地道な地域活性化活動がベースにあるから、市役所内のマイナス圧力に恐れなかった。前回市長選挙では、当時の現職市長の政策や関わる人物取り上げた誹謗中傷を一切しませんでした。新人でしたが、政策論争をしっかり展開した。これまで4年は、「ザ市役所改革」の実践をして素晴らしい結果を出した。

今回の選挙は、旧市役所体質を望む“輩“と、民間企業経営の仕組(成果主義)を取り入れた現市政との戦い。全国の自治体から高く評価される元松市政の改革方針と4年実績(国の緊急経済対策50億円超、基金の上積み21億円、市債の返済の努力、等々)の素晴らしさから、現職を否定する要因がなく、結局は誹謗中傷しか戦いの方法がないのだと思います。

元松氏は、市役所入所当初から続けて来たまちづくり活動で培った経験と人脈が人間力を高めた。逆に相手候補は、「おれは立派なことしているんだ、とうぬぼれたりすれば、せっかくの立派なことまで台なしになってしまう。また、おれは仕事ができるんだ、などと人を見下したしすれば、せっかくの功績まで帳消しにしていまう」の意識がない。

この差は、名門高校と関西の有名大学の経歴から、多様なまちづくり活動をやってこなかった人生経験が、人間の自力をまったく違えることとなったのではないか。市長選挙結果は、30日夜しか分かりませんが、4ヶ月の選挙活動を振り返り考えました。   


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2014年03月27日

<宇土市長選挙>人間、厳しい状況になった時、どう行動を取るかが問われる。

<宇土市長選挙>人間、厳しい状況になった時、どう行動を取るかが問われる。

今夜、宇土市の花園地区コミュニティセンターで、元松茂樹候補の個人演説会が開催され、支援市議団の一人として参加した。大いに盛り上がり、誹謗中傷続ける相手陣営のやり方に、運動員はさらに熱気(怒り)が上がって来た。人間、非難されればされるほど対抗意識が出てくるものです。我々の運動は、前回の選挙も同様だが、一度も相手を誹謗中傷したこともないし、これからもない。

会場設営の準備中に、宇土市の市街地で熊日販売店が独自に作成し配布する新聞『わのわ』を玄関で見つけ、論語解説文「親子学ぶ『論語』18」のコラムに、次の言葉があった。
(以下、『わのわ』より)

子曰(のたま)わく、「歳寒くして、然る後に松柏の彫(しぼ)むに遅るるを知る」

(意訳)
孔子先生がおっしゃった。「一年中で一番寒い時になって、そこではじめて、松や柏(ヒノキの一種)が落葉しない常緑樹であることがはっきりとわかる(苦しいこと乗り越えてこそ、人の本当の価値は現れる)。」
(以上、『わのわ』より転載)

これは、私も参加する「宇土親子論語教室」の米澄邦夫塾長が、宇土地区の新聞販売店が独自に地域へ配布している広報誌『わのわ』にシリーズで書かれているコラム「親子で学ぶ論語」の平成26年2月配布の119号にあったものです。

極寒の寒さの中でも、葉を落とさず、常緑の葉を付けている。落葉樹は、秋に葉を落として冬を越す。この教示は、厳しい冬(逆境時)に、松柏(人間)がどう耐えるか。その時に何をするかで、真価が分かる。

だが、厳しさを姑息な方法で逃れようとする人(小人)は、色々な策(方法)を考える。今回の宇土市長選挙では、昨年末以来、相手陣営からずっと誹謗中傷が続いている。これに、苦言を呈するような『わのわ』のコラムを読み、さすが米澄塾長と思いました。

米澄塾長の解説文に目が停まった。

「厳しく困難なこと遭遇した時、小人はどのように対応、処理するものでしょうか、考えさせられる章句です」

このコラムの解説文中に、「大道廃れて仁義あり」「国乱れて忠臣あらわれ、家貧しく孝子出ず」とあった。

天は、必要な時期に必要な人間を世に使わせる。今夜の元松候補の演説聞き、宇土市の厳しい時期に、天が使わせリーダーが、元松氏と確信を持ちました。

前回の選挙は、まったく無名で始まりました。当時の現職市長は、まったく負けるとは思わなかった。しかし結果は、新人が勝った。どんなに厳しいと言われながらも、誹謗中傷一切しなかった。

米澄氏が、『わのわ』に別の論語の教示で、「小人窮すれば斯(ここ)にみだれる」と諭している。本当の人物は、厳しい状況に陥っても、「変わらぬ節操と、揺るぎない信条を持って対処できる。それは、最低条件です。リーダーこそ謙虚でないといけない、と思います。市長も議員も市民の一人の意見に耳を傾け、これから宇土市に必要な政策を考えることが重要とつくづく考えました。今日は、これまで3日の経験をさらに深める経験となりました。
  


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2014年03月22日

「戦いは勢に求める」、多くの人はほめられてやる気が出る。〜孫子〜

「戦いは勢に求める」、多くの人はほめられてやる気が出る。〜孫子〜

おはようございます。花冷えと言いますが、桜の開花宣言はあったが、寒い朝になっています。丸3年前、東日本大震災の支援活動が本格的に始まった日です。県内外から、170名のボランティアが集まり、25トンの支援物資の仕分け作業が丸一日続きました。それから約2月、集中的に被災地支援活動をやりました。もう3年が経ちますが、まだまだ被災地の復興は進みません。


さて、昨夜の市政報告会は、運動の趣旨を深く納得し、感激がさらに深いものになりました。

「敵を知り己を知れば、戦いに万全なり」

孫子の兵法の訓示も飛び出す、勢いを感じる2時間の市政報告会で、「政策論争とはこれか」と、心踊るものを感じる集まりでした。「選挙は武器をもたない戦争」と例える人もいます。関わる人間の緊張感が、運動に勢いをつけます。集まりで、緩みを見せるようでは話にならない。

昨夜の挨拶の中で、講演会の選挙長から『孫子』の訓示の一つ、「戦いには勢いが必要」のことが語られた。その言葉で、会場がグッと締まった。

「善く戦う者は、これを勢に求めて人に責(もと)めず。故によく人を択(す)てて勢に任ず。勢に任ずる者は、その人を戦わしむるや木石を転ずるがごとし」

現代語に訳すれば、

「戦上手は、なによりもまず勢い乗ることを重視し、兵士一人一人の働きに過度の期待をかけない。それゆえ、全軍の力を一つにまとめて勢いに乗ることができるにである。勢いに乗れば、兵士は坂道を転がる丸太や石ころにように、思いがけない力を発揮することができる」

よく聞く『孫子の兵法』の「戦いは勢に求める」の訓示です。組織戦は、一の力を二に、三にも高める効果があるが、それを実現するには「勢い」が必要と2000年前の将軍が説いています。『孟子』にも、「智慧ありと雖も、勢いに乗ずるに如かず」の教示がある。組織に勢いをつけるには何が必要か。

第一に、トップが明るく振る舞うことと。あくまでも明るく、爽やかに陣頭に立って参加者を引っ張って行く。

第二に、当面の目標を示すこと。高すぎる目標をではなく、みんなで頑張れば達成できる目標を掲げる。

第三に、成功事例を重ねると、おのずから組織全体に勢いがつく。

第四に、参加者をほめること。多くの人は、ほめられて、やる気が出てくるもの。

なんだ当たり前のことではないか、と言われるかもしれませんが、リーダーの細やかな気遣いがなければ、大所帯の組織戦は上手く動かない。全体を把握し鋭く動く。また戦いは「天の時」「地の利」「人の和」の3つの条件が必要ですが、最も大事なことは「人の和」だと思います。

今回我々の選挙戦略は、「地区での市政報告会」の開催で、市民会館大ホールにはどんなに多くても1000人は入れない。ならば、市長が自ら市民へ思い(政策)を伝えるため各地区へ出向き対話集会(市政報告会)をやろうと進めてきました。

これまで9回の報告会には、会場の制限から100名から450名の集まりを9回開催し、延べ2300名を越える市民が参加してもらいました。とても密な意見交換ができ、会を重ねるごとに、参加者も増え、議論の中身も濃くなりました。

3月19日の公開討論会から政策の本格論戦ができるようになり、昨夜は敵陣の批判の的にでっち上げられた2つの事業を、市長が自ら事細かに説明され、参加者が深く納得し、大きな賛同を得ることができました。やはり、誹謗中傷ではなく、政策論争を市民は求めていると痛感します。

締めの言葉に「九割りを半ばとする」の訓示もあり、選挙戦は終盤ですが、やっと相手陣営の「ローカル・マニフェスト(政権公約)」の全貌が出て、これからの「宇土市づくり」をテーマに、運動員一人ひとりが熱く燃え、目標達成へ向け、おおいに勢いが出て来たと思える昨夜の市政報告会でした。投票まで残り8日、今日は遊説準備、いよいよ明日から選挙運動です。自分に与えられた仕事(目標)を達成できるように、頑張りたいと思います。  


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2014年03月20日

<今夜の感激>同業の先輩にいかに評価されているか、要因は多様な努力にある。

<今夜の感激>同業の先輩にいかに評価されているか、要因は多様な努力にある。

今夜、宇土市長の後援会活動で、感動する話が聞けた。元松市長の話はいつも聞いているが、地域の意見(市長の評価)は、地域へ出向かないと、本当の話は聞こえて来ない。それも、元宇土市職員からのご意見は、謙虚に聞くべきと思いました。

今夜の市政報告会で、予定の挨拶、報告が終わって、質問時間なった。まず女性から「初めて元松市長の話を聞いた。感動した」から始まり、元熊本市職員、元宇土市職員から、現市政への高い評価(意見)が訥々と語られた。行政の経験者から、行政の仕組みを変える改革のリーダー(現市長)の努力を評価し讃える言葉が続いた。

これまでのような行財政改革は、削ることで借金を減らし、基金(危機対策の貯金)を増やすことだった。しかし元松市政は、国の経済対策を活用して、市の負担が少ない事業を選別し、他の自治体より先に手を上げ取ることで、借金を減らし基金を増やした。

その事業スタイルの最も成功した例が、2年前の年末の経済対策で、熊本県へ出された経済対策(県も含めて)の1/4近い予算を宇土市が獲得した。これは、元松市政へ変わり職員の意識が変わったできた実績と思います。その金額は、なんと14億円超えるものでした。

前例のないものにはチャレンジしない行政から、とにかく、市の手出しが少ない国の景気浮揚の緊急景気対策の予算にチャレンジするため、地域の陳情、要望を全て予算を立て、優先順位をつけ、年度末緊急経済対策の募集に出す。その成果は、なんと4年間で取れた予算が50億円を越えた。でも宇土市が出した追加予算は、約1割の5億円程度で、通常の国の助成事業の1/3〜1/2程度なので、そのおかげで20億円超える基金の上積みが実現した。県内だけでなく、九州の自治体が高く評価しています。

これを実現できたのは、2つの要因(経験)があるのではないかと、行政経験者の意見から考えました。

まず一つが、3年間民間企業の営業の仕事経験。次が、若い頃から市役所の仕事終わってから地域に入り“まちおこし”にずっとかかわってきたこと。

民間企業の営業は、ノルマ含め“成果”が常に問われる仕事です。要は、「今月はいくら売り上げたか?」です。民間は、金をいかに稼ぐか。しかし、行政は地域が活性化するために、いかに使うか。

さらに元松氏は、市長に就任してから、県内の政治家(市町村長、国会議員、県議会、等々)と連携を作るために努力(経験)されました。だからこそ、党派を超えて交流ができ、今回の選挙の「為書き」は、政府の菅内閣官房長官を筆頭に、県選出の全ての代議士、元参議院議員、佐賀県知事、兵庫県副知事、さらに県内外の市長から応援の為書き届きました。

下積みの厳しさを知るからこそ、努力し結果を出せると思います。

『四書五経』一つ『礼記』の教示に、次の一節があります。

「人の子たるを知りて、然る後に以って人の父たるべし。
人の臣たるを知りて、然る後に以って人の君たるべし。
人に事(つか)うる知りて、然る後に能(よ)く人を使う」

現代語に訳すと長くなりますが、

「子供として務めをしっかり果たしてこそ、自分が親なったとき、親としての責任をきちんと果たすことができる。臣下としての務めをしっかり果たしてこそ自分が君主なったとき、君主としての責任をきちんと果たすことができる。また、部下として上司に仕えた経験があってこそ、自分が上司の立場になったとき、よく部下を使いこなすことができる」

要は、「下積みの(多様な)苦労を味わった人間だけが、下積みの人間の気持ちがよくわかる」のでないか。現代は、即結果を求める傾向があるが、実際の仕事で頼れる人物は、厳しい下積み経験した“いぶし銀”の実践者こそが、改革の中心を為すと考えます。宇土市職員の先輩が、現市長の政策と成果を高く評価していることを、公に場で堂々と語られる姿に感激しました。

*参考資料:守屋洋著『「四書五経」の名言録』より  


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2014年03月19日

目玉事業の予算はゼロ(0)円?、宇土市長選挙の公開討論会か帰ってきました。

目玉事業の予算はゼロ(0)円?、宇土市長選挙の公開討論会か帰ってきました。

一騎打ちとなった今回の宇土市長選挙、青年会議所主催の候補者が登壇する公開討論会には、会場を満席にする市民が入った中で始まった。約2時間半、休憩10分はあったが、多くが帰らず最後まで聞かれていました。

それぞれが元市職員、行政からの発想から出てくる一般的な政策はそう違いはないが、二人の違いが出たのは、実践のまちづくりに関わって来たか、市民と共に汗をかいて来たかで、市民も驚くような政策が提案された。現市長の新政策は、「ゼロ予算事業?」でした。

更に現市長は、宇城地域の歴代首長の中で、昼夜、平日休日を問わず現場へ行き、市民と語り続けている首長は、元松氏がダントツとの評価を得ている。座学から発想と違う市民目線のまちづくり政策には、前例ない事業が他にも盛りださんだ。

いつくかあるが、相手候補にパクられたくないので、皆さんには紹介したいのが、一つだけ「ゼロ予算事業」を紹介します。要は、市の予算がないが、市民が「こんなことは金なくても出来る」の提案を募集する。それを、市が支援(バックアップ)する。

バックアップには、会議場提供したり、連絡網を作ったり、講師を紹介したり、参考事例を紹介したり、・・・・

熊本にゼロ予算事業で、日本最大の市民主導の祭「水灯り」がある。もしこの祭りを、市が主催で広告代理店に委託し、企画・事業を実施すれば、約5000〜6000万円かかると言われる竹灯りの祭りですが、市民の無償ボランティアが述べ2500人以上が参加し、地域の企業からの寄付約500万円で実行されている。3年前からは、韓国からの観光ツアーも来ている。これこそ市民主導のゼロ予算事業ではないかと思います。この祭りは、2年前日本一の祭の評価を得たのです。

今の地方自治体には、行革で金も人も減った。20年以上、地域活動の実戦部隊で動いてきた現市長の視点は、地域おこしに参加しながら、常に考え続けて実践してきたからこそ「ゼロ予算事業」なる発想が出ると思います。他にも、4年間で50回以上、現地へ出向き、市民と膝付き合わせて語り続けて来た、市民活動のアイデアを活性化に使わないてはない。

こんな発想を創り出す元松市長を多くの方が支持している。役所で考えるではなく、問題が起きている現地で、現地の人と語り、現地で考える。これからの政策立案に必要な、行政担当者の姿と思います。「ゼロ予算事業」がどんなに発展するか見て見たい、そんな気になった公開討論会でした。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 22:38Comments(0)宇土の出来事

2014年02月07日

【ご案内】2/12 宇土市フットパス・網津コースの試歩調査にご参加ください。

【ご案内】2/12 宇土市フットパス・網津コースの試歩調査にご参加ください。

2年前、熊本県が提唱して、宇土市に3つのフットパスコースができました。西の網田地区は、以前からウォークラリー等の活動をやっていて、すんなりとフットパスの理解が早かったので、その担当者に来ていただき現状を報告しもらいました。美里町フットパス協会方には、九州や日本各地の状況も詳しく説明いただきました。

一番良かったのは、フットパスの歴史、日本で活発な活動の先進地の説明、住民の関わり方、“おもてなし”の考え方、コースで入っていい場所、いけない場所があるから、コース作り大事さに加え、地域の理解が重要と教えていただきました。

要はこれまでのイベントや行事は、準備片付けが大変だったけど、この「フットパス」は、関わる人がすべて楽しい!と理解でき、ますますやることの意味が分かり、田舎ほど効果があるし、住民が元気になると思いました。

そこで、歩いて楽しいコースを再検討するために、美里町フットパス協会の運営委員長を含め、今朝集まった方と実際にコースを歩き、地域の物語り、風景等を見て検証して回る試歩調査を実施します。日程は、下記の通りです。


日 時 2014年2月12日13:30〜16:00
集合場所 宇土市温泉館「あじさいの湯」
宇土市網津町平原(案内板に従って来てください)
参加費 無料(活動保険はありません)
問合せ先 フットパス試歩調査事務局(野口まで)
Tel 09036667682 Eメール noguchi-shuichi@i.softbank.jp

*試歩調査の参加には、必ず事前の申し込みが必要です。活動保険の確認をします。距離は、10km弱ですが充分の準備をして開催したいと思います。ご理解とご参加を願います。  


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2014年02月01日

同様の志を持つ友人は、一生の宝物。〜夢との文化考える仲間〜

同様の志を持つ友人は、一生の宝物。〜夢との文化考える仲間〜

宇土市の文化芸術の振興に関わってきた有志と新たな仲間との交流の晩餐が開催され、参加してきました。ここ14年近く縁のある方々と、夕げをともにしたのですが、心豊かになる演出がありました。その演出とは、私利私欲のない社会への奉仕の想いと実践の歴史(協働作業)です。

数年前まで、私の関わる社会活動のさまざまな活動で、参加者の年齢は私がいつも一番下のことが多かったのですが、今日の集まりに40代後半、30代も居て、やっと少し時代が動いていると感じました。

今夜の晩餐は、年齢は関係なく志を持つ友は、日頃は合わなくても、一瞬の会話で昔に戻れる。これが友ではないか、それはさまざまな事業を一緒に実践した仲間が、友達になれるし、続くのではないかと思いました。

今朝の訓示の安岡正篤先哲の教示に「友」という一文があります。今日の仲間との晩餐を表しているようで、皆さんに紹介したくなりました。


(以下、『安岡正篤 こころに書き写す言葉』より)

友 〜〜 一生の宝を得る。

世の中にもし友というものないならば、生きぬける人は非常に少ないであろう。世に容れられず、多くの人から無視されても、唯一でも自分を認めてくれる友があったならば、それほど嬉しいことはないであろう。むしろ人々から離れて、却って友は得られるにかもしれない。
(以上、本より転載)


地位とか、名誉とか、一時代に光る存在の瞬間には、周りに人が集まりますが、その時代を終えれば、周りの人はいなくなります。その時に周りに居てくれるのが、友達ではないでしょうか。

さて、友とはないか?

>むしろ人々から離れて、却って友は得られるにかもしれない。

仕事や役職で繋がっている関係は、みなあなたの机(地位)と付き合っている、と知らされる場面を見てきました。私の社会活動の先生は、職能の縁も大事されますが、社会活動(ボランティア活動)の仲間をとても大事されていました。要は心通じる人(友)を大事する、ということです。

今夜の集まりの年齢差は、40歳をこえています。それでも思いを語り、先輩の経験を学び、若者の夢に刺激される。友とは、自分を成長させる一生の宝なのだと思います。その宝は、一人ひとりの志と思います。同様の志を持つ友人は、一生の宝物。それが、友達と思います。  


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2014年01月31日

【都会化する宇土】都会の祭は、人間関係をつなぐために必要な方法

【都会化する宇土】都会の祭は、人間関係をつなぐために必要な方法

昨日、地元の町部の古い住宅地区を、地域活動で回った。その地域の先輩と語る中で、地域への協力が全くない家族が何軒かあることが分かった。私の住む地域(田舎)では、そういう非協力的なことはあまりないが、現実にあるのかと知った。「隣の人は、何をする人か分からない」が都会生活と思うが、こんな地方都市でもあるのですね。

曽野綾子著『仮の宿』に次の一文があります。

「他人が自分の思い通りになることを誰もがすでに絶望している場所が町、或いは都会というものです。そして絶望したかたからと言って、社会はそれほど悪くもなりません。私はその絶望こそ人間的だという気がします。人間一人一人の生活の背後には、他人のうかがい知れない事情があると思うこと、その孤立感こそ、人間を鍛える面もあるのです」(『仮の宿』より)

都会(街)は自由な大海、広大な砂漠。一人で気儘(きまま)に旅することも可能なら、こっそりとどこかへ逃げ出したり隠れたりすることもできる。勇者にも卑怯者にも都合がいい、とも言えます。

また、少人数で暮らす田舎も、車社会になり、職場も遠くなり、地域と関わりが減り、密な関係がだんだん薄れているように感じます。情報伝達が多様化し、他人と顔を合わせなくても良くなっている現代は、ますます他人を理解することが難しくなっていて、引きこもり、孤立化も広がって、田舎も多様化しています。

これからの地域づくりは、薄れ続ける地域社会の関係を、常に心ある人たちが関係改善を続けるしか維持できないのかもしれません。

先週、議員研修で宇土市を訪問していただいた岸和田市には「だんじり祭」がありますが、あの熱い市民の祭を見て、都会の祭は人間関係をつなぐために必要な方法の一つではないか、と思えてきます。

今日は、午後に建築の打ち合わせがあり、地域活動から頭を切り替えて、一日過ごしたいと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:55Comments(0)私の意見宇土の出来事

2013年11月24日

今日の天気は晴れ、宇土半島1周50kmウォークに挑戦します。

今日の天気は晴れ、宇土半島1周50kmウォークに挑戦します。

おはようございます。そとは明るくなりました。今年1月に宇土半島東部の半島部を1周する50kmを一日で回るウォークをやりましたが、本日2度目の挑戦です。前回は、初めてで時間等々も不明でしたが、10時間弱で踏破しました。今回は、2度目なので、時間を調整しながら歩きます。

私の自宅から県道58号線を通り宇土半島の北から南へ峠越えて、宇城市不知火町の松合地区を通り、国道266号線を海岸沿いに西へ向かい、三角町へ向かいます。我が家からJR三角線の三角駅まで約25kmあります。

前回の50kmウォークの時は、三角駅は5時間かからず、三角西港で昼食をとりました。これまで南回り、北回りで、三角駅まで25kmウォークを2度していますが、いずれも約5時間弱でした。今日は、朝7時30分出発で、半島1周し宇土市網津町に在る「あじさい温泉」に17時着を目標に歩きます。温泉で汗を流し、自宅まで2kmをゆっくり歩き帰宅予定です。

本日の予定は、三角駅が12時15分くらい、三角西港が12時半くらいに着き昼食休憩します。帰路の宇土半島北部は、三角戦があるので、もし一緒に歩かれる方はおられれば、駅の到着時間は予測できますので、待っていただけると歩けます。三角駅→住吉駅は21km、赤瀬駅→住吉駅は11km、網田駅→住吉駅は9kmくらいです。挑戦してみませんか。

もし同行したいという方は、私の携帯09036667682まで、ご連絡ください。
これから、準備して出発します。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:06Comments(0)宇土の出来事