2013年12月25日

人付き合い三回断ったらアウト、幼なじみは大切な人脈。

人付き合い三回断ったらアウト、幼なじみは大切な人脈。

今夜は、新年早々の地元中学同級生の「55才の集い」の最終準備会です。50才で、中学卒業以来35年ぶりに、恩師も招き同級会やったのですが、次回をいくつでするかに話がなったとき、「10年後は間が空きすぎるから、55才でやろう」と話がまとまった。ところが、次の幹事を決めなかったせいで、準備が遅れたがどうにか、1月4日に開催することになった。ちょうど丸5年ぶりで会う同級生もいるので、とても楽しみです。

ある本に、幼なじみからの誘いは大事にしたがよい。3回断ったらもう声がかからない。「スリー・ストライク・アウト(三振)」はいけない。忙しければ、帰ってから仕事をすれば良い。何故、幼なじみが大事かというと、本当のことを言ってくれるから、と。仕事の付き合いは、「お世話になります」と言いながら、本人ではなくて机(地位)に挨拶しているのではないか?

また、これからの時代は、変化に対する感度や感性をどれだけ持っているかが勝負の分かれ目になると思います。感度や感性をどうやって養うかというと、多様な価値観があることを体感することが必要と思います。それは、自分が多種多様な仕事を体験するのでなく、色々な人との出会いが重要となります。

私は、自分で主催する異業種交流会を15年以上続けてきましたが、ご案内をする方は、何かの活動でご縁のある方を、ある程度テーマを持って呼びかけをしています。ですから、話がどんどん広がるので、こちら聞いていてワクワクします。

人は出会い、交流が生まれますが、これも誰かが誘わないと縁はつながりません。「スリー・ストライク・アウト」、誘いには3回続けて断らない。人との縁は、相互作用なので、アプローチがある時に受けないと、次の縁はありません。人の縁とは不思議なものです。

今日は、午前は建築の報告書の提出、午後は挨拶回りをして、年賀状書きになると思います。今年も残り1週間、やるべきことを終えないと年越せないですね。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:42Comments(0)私の意見

2013年12月24日

リーダーの年老いた“愚痴”ではなく、「一生勉強」の志を持ち続ける行動力ではないか。

リーダーの年老いた“愚痴”ではなく、「一生勉強」の志を持ち続ける行動力ではないか。

おはようございます。冬空の熊本です。昨夜のテレビは、フィギアスケートのソチ五輪代表で沸いていました。日本のフィギアスケート人気は、世界トップではないかと思います。男女6人の選手に活躍を願います。

そろそろ年賀状も書かなければと思いつつ、今日も打ち合わせが続きます。世はクリスマスイブです、今日の熊本日日新聞の「読者の広場」の投稿欄に、7歳の少女のサンタさんへのメッセージ「サンタさんへ ゆいなより♡」の文がありました。素直な心で、サンタクロースにお疲れ様の労いの言葉が綴られています。心がほっとする気分になりました。

小学生がもつ夢(未来)は、計り知れない無限の広がりと時間から、地球を駆け巡ります。熟年とは何才からでしょうか。昨夜紹介した政治評論家の内田健三氏が、80歳を前にされた頃に語られた言葉があります。「身体は弱って行くが、精神(心)はどれだけでも成長する。一生勉強ですよ」と。

内田氏は、熊本県八代市の出身で、学徒動員で中国の満州ソビエト国境で終戦、戦後は、ジャーナリストとして官邸を中心とする政治記者となり、共同通信の論説委員長を務め、後に法政大学で「政治学」で教鞭を取り、久米宏氏の報道番組「ニュースステーション」では、政治評論家として辛口のコメンテーターとしても活躍された方です。80歳を前に「一生勉強」と言わしめる前向きな人生観を知りたく思い、回数はすくなかったですが、内田氏の語られる言葉に、真剣に聞き入ったことを思い出します。

数日前に古本屋で見つけた、日経ビジネス文庫の、組織を動かす言葉『有訓 無訓』、にビューティフルエージング協会の渡辺弥栄司氏が、通商産業省の在職中に経験した、日中国交回復に至るエピソードを書いていました。

(以下、本より抜粋)

日中国交回復に功績のあった岡崎嘉平太さんが、周恩来首相と会った瞬間のことです。

周恩来氏は、若い時分、昼は国民党の刺客から逃げ回り、専ら夜活動した習慣から、深夜になると頭脳が最も冴えるという。それで岡崎さんのような大事な人と会うにぜひとも、先方のたっての希望でそんな時間になったのですね。当時の私のメモには「周恩来の目は七色に輝く」とあります。怒るときは真っ赤な目、「美しい地球を作りましょう」と語る時はブルー。対談後宿に帰った午前三時、岡崎氏と興奮と感激を皆で語り合ったものです。
(以上、『有訓 無訓』より)

この出会いに至るまでには、岡崎氏が通商産業省内で非難を浴びつつ実行した、官僚の中国の語学・政経を学ぶ省内学校「日中学院」で学んだエリート45人の侍の存在があったと書かれていました。1年以上かけ、中国語で仕事のできる人材を育成し、岡崎氏は通商産業省を49歳で辞め、北京へ出向き「覚書貿易事務所」で、部下を同伴し働きます。地道な、岡崎氏と周恩来首相と築いた信頼は、田中角栄首相を得て、日中国交回復が実現します。以来、友好関係は30年を超え、現在、経済発展では日中の連携がますます広がっています。

しかし現在の日中関係は、中国の軍拡で緊張状態になり、東南アジアの友好国ともいざこざが絶えない。日本が政権交代している間に、急速に拡大志向が強まっているように感じます。今必要なことは、岡崎氏と周恩来首相とが東アジアの未来を見据え、深夜に語ったようなリーダーたちの真剣な親交が必要な気がします。

日本は、日露戦争の開戦前夜、世界に優秀な人材を配置し、情報収集はもちろんですが、リーダーたちの真剣な交流が続けられていたことは、歴史が証明しています。東アジアの緊張を解く鍵は、リーダーの年老いた“愚痴”ではなくて、政治評論家の内田健三氏のように「一生勉強」の志を持ち続ける行動力ではないかと痛感します。

今日は、午前中は私の愚作の本の引き取りに、知人の本の流通卸に出向き、午後は建築の今年最後の打ち合わせです。来年がどんな年になるかは不明ですが、内田健三氏の志に少しでも近づけるように、日々真剣に生きたいと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 09:26Comments(0)偉人

2013年12月24日

リーダーの年老いた“愚痴”ではなく、「一生勉強」の志を持ち続ける行動力ではないか。

リーダーの年老いた“愚痴”ではなく、「一生勉強」の志を持ち続ける行動力ではないか。

おはようございます。冬空の熊本です。昨夜のテレビは、フィギアスケートのソチ五輪代表で沸いていました。日本のフィギアスケート人気は、世界トップではないかと思います。男女6人の選手に活躍を願います。

そろそろ年賀状も書かなければと思いつつ、今日も打ち合わせが続きます。世はクリスマスイブです、今日の熊本日日新聞の「読者の広場」の投稿欄に、7歳の少女のサンタさんへのメッセージ「サンタさんへ ゆいなより♡」の文がありました。素直な心で、サンタクロースにお疲れ様の労いの言葉が綴られています。心がほっとする気分になりました。

小学生がもつ夢(未来)は、計り知れない無限の広がりと時間から、地球を駆け巡ります。熟年とは何才からでしょうか。昨夜紹介した政治評論家の内田健三氏が、80歳を前にされた頃に語られた言葉があります。「身体は弱って行くが、精神(心)はどれだけでも成長する。一生勉強ですよ」と。

内田氏は、熊本県八代市の出身で、学徒動員で中国の満州ソビエト国境で終戦、戦後は、ジャーナリストとして官邸を中心とする政治記者となり、共同通信の論説委員長を務め、後に法政大学で「政治学」で教鞭を取り、久米宏氏の報道番組「ニュースステーション」では、政治評論家として辛口のコメンテーターとしても活躍された方です。80歳を前に「一生勉強」と言わしめる前向きな人生観を知りたく思い、回数はすくなかったですが、内田氏の語られる言葉に、真剣に聞き入ったことを思い出します。

数日前に古本屋で見つけた、日経ビジネス文庫の、組織を動かす言葉『有訓 無訓』、にビューティフルエージング協会の渡辺弥栄司氏が、通商産業省の在職中に経験した、日中国交回復に至るエピソードを書いていました。

(以下、本より抜粋)

日中国交回復に功績のあった岡崎嘉平太さんが、周恩来首相と会った瞬間のことです。

周恩来氏は、若い時分、昼は国民党の刺客から逃げ回り、専ら夜活動した習慣から、深夜になると頭脳が最も冴えるという。それで岡崎さんのような大事な人と会うにぜひとも、先方のたっての希望でそんな時間になったのですね。当時の私のメモには「周恩来の目は七色に輝く」とあります。怒るときは真っ赤な目、「美しい地球を作りましょう」と語る時はブルー。対談後宿に帰った午前三時、岡崎氏と興奮と感激を皆で語り合ったものです。
(以上、『有訓 無訓』より)

この出会いに至るまでには、岡崎氏が通商産業省内で非難を浴びつつ実行した、官僚の中国の語学・政経を学ぶ省内学校「日中学院」で学んだエリート45人の侍の存在があったと書かれていました。1年以上かけ、中国語で仕事のできる人材を育成し、岡崎氏は通商産業省を49歳で辞め、北京へ出向き「覚書貿易事務所」で、部下を同伴し働きます。地道な、岡崎氏と周恩来首相と築いた信頼は、田中角栄首相を得て、日中国交回復が実現します。以来、友好関係は30年を超え、現在、経済発展では日中の連携がますます広がっています。

しかし現在の日中関係は、中国の軍拡で緊張状態になり、東南アジアの友好国ともいざこざが絶えない。日本が政権交代している間に、急速に拡大志向が強まっているように感じます。今必要なことは、岡崎氏と周恩来首相とが東アジアの未来を見据え、深夜に語ったようなリーダーたちの真剣な親交が必要な気がします。

日本は、日露戦争の開戦前夜、世界に優秀な人材を配置し、情報収集はもちろんですが、リーダーたちの真剣な交流が続けられていたことは、歴史が証明しています。東アジアの緊張を解く鍵は、リーダーの年老いた“愚痴”ではなくて、政治評論家の内田健三氏のように「一生勉強」の志を持ち続ける行動力ではないかと痛感します。

今日は、午前中は私の愚作の本の引き取りに、知人の本の流通卸に出向き、午後は建築の今年最後の打ち合わせです。来年がどんな年になるかは不明ですが、内田健三氏の志に少しでも近づけるように、日々真剣に生きたいと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 09:26Comments(0)偉人

2013年12月20日

【松下幸之助氏の遺訓】素直な心になる。「人は居るが、(頼りになる)人は居ない」。

【松下幸之助氏の遺訓】素直な心になる。「人は居るが、(頼りになる)人は居ない」。

おはようございます。朝ウォーキングは、途中小雨に振られ、引き返しました。冬空は、いつ雪・霙になるかわかりませんが、やはり雨は冷たいで帰って来ました。

昨日、古本屋に出かけて、久々に故松下幸之助氏の著書を購入してきました。2004年のPHP文庫本で、『素直な心になるために』です。その末尾に、「自他ともの幸せのために」の見出しで書かれたページの一節に、次の部分があったので抜粋します。

(以下、転載)

すなわち、一人でも多くの人々が素直な心になることの大切さを認識し、そして素直な心を実際に養い高めていったならば、それだけ多くの人々が生かされ、物事の成果は高まり、より和やかな豊かな姿ももたらされてくるのではないでしょうか。そしてそこには逐次よえいよき共同生活も実現し、お互い一人ひとりの幸せも歩一歩、高められて行くのではないかと思います。
(以上、『素直な心になるために』より)

松下幸之助氏は、晩年によく“素直”という言葉を多用されていたように思います。素直は、自分の良心と向き合うことだと思います。自分の良心、あるいは良識と向き合い、周りの方々と調和(和)を保つことに努めるのが、日本人の生き方、と語っておられたのかしません。

本の一番最後の1行には、

「お互いに、素直な心になりましょう。素直な心はお互いを強く正しく聡明にいたします。そしてよき社会をつくり自他ともの幸せを生み高めて行くのです」

社会の不安は一人ひとりの不安の集まり、明るい未来は一人ひとりの夢の集まり、やはり一人ひとりが、自分のできることを懸命に続けるしか、よりよき社会の実現はできないと、偉人の言葉から確認した気がします。

松下電器は、戦前、戦中、戦後の混乱・動乱の中で、勝ち抜いて来た企業ですが、創業者の松下幸之助氏は、人材教育に力を注がれた企業家だと思います。加えて松下政経塾、現代の松下村塾からは、多くの人材を排出しました。「企業は人なり」、「人は居るが、(頼りになる)人は居ない」の言葉通り、リーダーの育成が何の分野にも必要なことを痛感します。

「素直な心になりなさい」、改めて松下幸之助氏の志を学んだ気がします。今日は、12月の定例議会最終日、夜は議員と執行部との懇談会もあるので、今年1年の自分の仕事を確認する機会にしたいと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:42Comments(0)偉人

2013年12月19日

【年末年始の読書の本探し】逃げない、筋を曲げない、飛び込めば活路は開ける。

【年末年始の読書の本探し】逃げない、筋を曲げない、飛び込めば活路は開ける。

今日の午前は、ブログで書いたように、参加して毎回楽しく学んでいる「御船町5人の先哲」検討委員会でしたが、100年、150年経って郷土の方々が顕彰する人物は、懸命の無償(命がけ)の活動に輝きがあります。

本日の東京都知事の辞任は、熊本の幕末の志士・宮部鼎蔵の志とは大きく違うように思います。石原氏の功績(賛否さまざま)の人気でトップ当選したが、自分の力と勘違いされていたように思います。「己を知る」、自己を知ることが必要と思います。

さて、午後は年末年始に読む本を探しに古本屋に足を運びました。古本は、地域の知識レベルがわかります。また私は、初めて訪れた地域では、以前から続いているだろうと思える本屋に行きます。本棚に並ぶ本を眺めていると地域のニーズがわかります。本屋、古本屋には、地域の関心ごとのヒントがあります。

今日、古本屋に拾ってきたのは、日経ビジネス編で『組織を動かす言葉2 友訓無訓』と京都祇園の芸者さんの経営者分析の『祇園の教訓』でした。2冊の値段は、88円と210円でした。『友訓無訓』を買ったのは冒頭の言葉。「祇園の教訓』を買ったのは、次の見出しです。

「おつきあいする女性で男性の評判が決まります」

祇園は、千年の歴史を持つ、有志たちの交友の場、時には政争の場にも度々なりました。この本の副題があります。

「昇る人、登り切らずに終わる人」

人生の浮き沈みが、必ずあります。局面で逃げるか、残るか、祇園の芸者さんたちは、常に関わる人物の動向に関心を持ち続けてきました。「逃げない、筋を曲げない、飛び込めば活路は開ける」の男たちを、冷ややかに分析していたことでしょう。その人間観力は、代々の芸妓置屋の当主たちが、代々伝えて来た伝統ではないかと思いました。

現在でも、様々な政争はつきものですが、最後の決断の場から逃げ出す者は必ずいます。その瞬間の市民への言い訳のためだけの考えではないか。目先だけの人気取りは、逆に不人気を広げることを、歴史が証明しています。

時々は自分の周りに、どんな男女が居るか、集まるか、自分の目だけでなく、時には鳥瞰的(周りの評価)に、総合的に、自分の言動や仲間を検証することも必要に思います。社会活動を続けて来て20年ん、極みで逃げる人は当てにならない、と何度も見てみました。ここ数カ月で、その人物の言動を見ましたので、今後の動きに注目しています。

明日は、12月議会の最終日、各委員会の報告後、場外舟券売り場の採決等々、大きな課題の方向を決める重要な日です。夜は、1年の苦労をねぎらう忘年会もあります。1年の議会活動の締めくくりにできるよう、一日頑張らないとと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 20:26Comments(0)私の意見

2013年12月18日

【猪瀬知事と100条委員会】上げ潮の時ほど謙虚に、奢りは、滅亡のはじまり。

【猪瀬知事と100条委員会】上げ潮の時ほど謙虚に、奢りは、滅亡のはじまり。

おはようございます。今朝は、冷たい雨で、山沿いは降雪が降る予報で、12月は寒い日が続そうです。

さて、人の絶頂期は長くない。特に登る速さが早い程、落ちるスピードも早くなる?

猪瀬知事は、石原知事時代に副知事として脚光を浴び始め、国の政策論争の中で、石原知事が退陣し政党を立ち上げ、後を引き継ぐ形で都知事になった。石原都政の課題だったオリンピック承知に成功し、日本を湧かせたのはつい数ヶ月前、しかし今は糾弾される政治家になった。

近々、東京都議会で、猪瀬知事の政治資金問題「徳洲会疑惑」で、100条委員会が設置される。100条委員会については、昨日のブログで紹介しましたが、調査(捜査権)のある議会の特別委員会で、当事者の尋問はもちろんだんが、証人も出てもらうことができる。資格の剥奪もできる強い権限もある。

さて、猪瀬知事は100条委員会の審議の場で、さらに選挙資金疑惑の追求を受けることになった。数か月前まで、都政の責任者として、輝きを放っていたが、その影すらなくなってきた。人の絶頂期は短いものです。「奢れるもには久しからず」・・・

中国古典の『左伝』に、次の一節があるそうです。

「富みて驕らざるものは鮮なし。驕りて亡びざる者は、いまだこれに有らざるなり」

その人が調子の波に乗っている時はまだ良いのです。勢いがありますから、その勢いで、周りの反発を一応押えることができます。しかし、人生、調子のいい時ばかりあるわけではありません。落ち目になり、下り坂になった途端、今まで押さえつけてきて反発が表に出てきて、寄ってたかって足を引っ張られます。その結果、あっけなく自滅していくことになります。

地位ある時期、企業の業績が良い時期は短いものです。好調になる以前から、いっそうの謙虚な姿勢を心がけ、できる範囲で、恵まれない人々に対して無償の恩を施して、金持ちとしても義務を果たして行く、こういう生き方を心がければ、自ずからまわりの信頼を集め、今ある繁栄を長持ちさせることができるのではないか、先人たちの訓示を読むと、人の生業が変わらないと気づかされます。

ノーブレスオブリージ(高貴なる者の責任)~イギリスの訓示~

人は、上げ潮の時ほど謙虚になる。訓示にもある「奢りは、滅亡のはじまり」を常に心に置き、様々な周りにおこる出来事、誘い、事件等も含めて、思慮を駆使し、最善の対処をすることが大事と思います。


今日は、地元の神社の越年の祭があり、先輩たちと地域の課題を語る日です。いろいろ地域の課題、想いを語り合う楽しく、大切な場です。週末のもう一つの政治的集まりにも関連し、年越しの祭りは、昔から続く地域課題の解決の場だったことを気づかされます。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:36Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ

2013年12月16日

【慎独のすすめ】故に君子はその独りを慎むなり。日本は性善説か、性悪説か。

【慎独のすすめ】故に君子はその独りを慎むなり。日本は性善説か、性悪説か。

今朝は、明日から天気がくずれるので、冷え込みが弱かったように感じます。

今日、韓国・忠清南道の熊本事務所を訪ねるからではないが、先週末の「親子論語教室」での意見交換の中で、猪瀬東京都知事の選挙資金疑惑が話題になった時、塾長から「独慎」教えが、中国古典のいくつかの教示と共に、紹介された。論語教室から帰って、いくつかの解説本を開く中で、次の一節を見つけた。

「他人に内緒でこっそりしたことは、かえって人に知られてしまう。秘密にしておきたいことが、かえって世間に知れわたってしまう」

日本社会は、性善説が重視されて来たと思うが、儒教の発祥地の中国や、日本へ論語文化を伝達した朝鮮半島は、どちらかと言うと性悪説に重きを置いてきたような文献をよく見る。ただ、性善説にしろ性悪説にしろ、学問を重視する考え方は根底にある。

性善説:人間の本性は善である。もともと立派な素質持って生まれてくるのが人間である。人間を信頼する立場に立つ考え方。

性悪説:人間の本性は悪である。人間とは信用しががい生き物とする人間観から見ている。

中国大陸や朝鮮半島は、紛争が起こりやすい地域性がある。確かにこれまで、朝鮮半島の紛争には、日本も関わって来た。中国は、有史以前から、革命を繰り返して来た歴史も持つ。それに引き換え、日本は島国という条件もあったが、聖徳太子の「和」を重要視して来た歴史がある。社会の安定から、性善説が重視されてきたのではないか。

ここ数日の北朝鮮の粛清には驚くばかりだが、日本では考えられないが、大陸の歴史を検証すれば、あり得る出来事かもしれない。権力者は、危険分子探しを常にやっている。これは、この平和な日本でもあり得る。だからこそ、「独慎」が必要だなと感じます。

近ごろ、この立派な日本の伝統「独慎」が薄れてきているように思われて残念です。法の網をかぶせて、取り締まりを強化することも必要ですが、その以前に、一人ひとりが自覚し、悪に走ろうとする心にブレーキをかけることが、もっと大事ではないか。加えて、独りになり静かに自分言動を反省することができれば、自分を向上させることにつながるし、人間的成長を促すと思います。

来週は、年末の挨拶回りが多くなるので、実質的な仕事は今週が大事です。今日は約束もあり、早めに外回りへ行こうと思います。曇り空で、気温も上がらないので、寒さ対策をしっかりやって外出したいと思います。

*参考資料:守屋洋著『四書五経の名言録』より  


Posted by ノグチ(noguchi) at 08:13Comments(0)孔子の教え故事、名言、訓示、スピーチ

2013年12月12日

【渋沢栄一語録】偽らず、飾らずに人に接すれば、心は必ず相手に通じる。

【渋沢栄一語録】偽らず、飾らずに人に接すれば、心は必ず相手に通じる。

今日は、久々に自宅です。

自宅で、夕方のちょっとした時間に開いた本『渋沢栄一、巨人の名語録』のページを読み、頭をたれる思いを持った。本を読み考えると、

世間では、交際上手と評価される人がいるが、華やかな交際をする人が、長続きするわけではないと、異業種交流会を続けながら、様々な方を見てきて思い出す。15年で出会った方々は、1400名を越えます。しかし、全員と交流し続けている訳ではありません。中には、2年に1度くらいしか会わないのですが、電話で数分話せば理解できる。ただじ、出会った1年目には4度語り、延一昼夜くらい意見を交わしました。

人間関係を説いた人生訓の古典に「君子淡交」の教えがある。淡交とは、あまり密に交流を続けると「鬱陶しくなる」と先人たちも経験し、時々会う程度で、その代わりに機会が少ないから、真剣に語れるの解説がありました。

渋沢栄一は、人間関係について考えを書いている。

「人と交際するうえで私が大切だと考えるのは、他人に対してわずかでも誠意を欠いてはならないという点だ。相手の身分や階級に関係なく接し、本心で話すというのが本当の交際だと考える。偽らず、飾らずに人に接すれば、“交際術”のようなものを使わなくても、心は必ず相手に通じるものだ」

人当たりとても良い人間に騙されることがある。

渋沢は、大切なのは相手の心を見ることである、と説いている。

今日のクローズアップ現代では、ストーカー問題を取り上げげている。自分の考えで、相手を動かそう、コントロールしよう、とやっていることを気づかない。そこが、ストーカー事件を起こす原因と分析している。要は、私利私欲だけで日々を暮らす、パートナーの女性や男性まで、自分の思う通りに動かそうとする。

相手の気持ちを思いやることを知らない。そこが、原因ではないかと思います。

渋沢栄一語録の「偽らず、飾らずに人に接すれば、心は必ず相手に通じる」には、私利私欲でまず動かない。謙虚に自分を分析して、相手の気持ちを常に考えることが必要と思います。

来年2月、2~3年に一度くらいしか会いませんが、数分話せば会えなかった時間はなくなる友人が熊本に来ます。少し年上の先輩ですが、「今度会う時は、朝まで語ろう」と申し出があり、2月が楽しみです。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 20:10Comments(0)リーダーの名言

2013年12月08日

教育者は、真っ正面から生徒と向き合うことが大事と思う。

教育者は、真っ正面から生徒と向き合うことが大事と思う。

おはようございます。今朝は、外は霜で真白になっています。寒い日本列島、だんだん冬本番になってきました。みなさんの地域は、いかがでしょうか。

さて、昨日の結婚式は、色々な思い出を振り返る機会になりました。9年前、昨日の新郎は中学3年生でした。少々やんちゃな少年たちでしたが、心は純粋で、何かをやろうとすると懸命に打ち込む普通の少年たちでしたが、当時の校長と教頭は、その服装、態度から逃げ、注意すらせず学校は荒れていました。

そんな中、熱血漢の女性教師が、やんちゃな少年たちを中心に、シンガーソングライターの若者を呼び、スクールコンサートをやろうと準備していました。ところが、その校長が、いきなり別の演劇の企画を持ち込み、コンサートを取りやめにしようと企んだのです。

これは良くないと、PTA三役(当時、私は副会長)、校長の居る日を約束し、話し合いの場を設けて、その日時に学校に行くと、校長は不在。それこそ「ふざけるな!」と怒ると、校長の思う壺なので、教頭は一人で我々の申しれを聴くつもりだったのを、その夜職員室に居た教職員全員を会議室へ呼んで、会議を始めました。

当事者の女性教師が、泣きながら思いを語り、そこに居る教師に一人ひとり意見を語ってもらい、たまたま最後の教師が音楽担当で、「それはいい企画ですね」と意見を述べました。教頭に、「この職員の意見がまとまったことを校長に伝え、もしまたコンサートを潰すようなことをしてもらっては困る。それこそ、保護者へ内容を公表する」と、別企画の撤回を求めた。

スクールコンサートは無事に実行され、やんちゃな少年たちは企画担当として、コンサート裏方を担当し、最後の片付けまでちゃんとやり遂げました。大きな達成感を感じたと思います。この年の卒業式では、数名が校長に対し、一度もお辞儀や挨拶をしなかった。異様な卒業式風景を見て、出世しか頭に無い校長の「ことなかれ主義の態度」には呆れた思いを持ちました。

昨日の結婚式の参列者の若者の多くが、その当時のやんちゃな少年たちでした。披露宴中で、新郎の父親から数日前に息子から「野口さんは、コンサートを潰さないように校長にかけあってくれた」と話した、と酒をつぎながら話してくれました。9年前のこと、私はとうに忘れていたのですが、少年たちにはとても大切な思い出になっているのだと教えられました。

昨日、当時の一番やんちゃなリーダー格と話したら、熱血漢の女性教師を「私の恩師」話してくれました。教育とは、子供の思いに真っ正面に向き合い、思いを聞くことが一番大切と、改めて学んだ気がしました。

当時の校長は、その後行くところ行くところ学校が荒れて、いい噂を聞きませんでした。そうしたら数年後、横井小楠記念館でばったり出会い、館長の予備研修をしていたようで、私が深く横井小楠顕彰活動に関わっていることを知り、その後は横井小楠記念館では姿を見ませんでした。場が悪かったのではないでしょうか?

学校は、トップの校長で大きく変わると、荒れた中学校に呼ばれた次の校長は、常に校長室のドアを開けて、生徒は自由に入って来て、気さくに語ることから始め、1年も経たずに学校が健全に変わりました。校長が、生徒から逃げたり、隠ぺい体質だったりでは、生徒のやりたい放題になる。出世志向の教育者は、教育現場には向かない、必要ないと、ふと9年前のことを、結婚式で思い出しました。

朝から、思い出話しが長くなりました。学校は今どうなっているか、保護者は時々学校へ出向き、教室や部活の様子を見ることは、大いに意味があると思います。子供たちが、良き発達を出来るように、教育現場の観察は大事と思います。昨日の気づきを紹介しました。

今日は、明日が12月議会の私の一般質問の日で、その資料作りです。午後は、認知症の講演会を聞きに出かけます。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 09:12Comments(0)教育問題

2013年12月07日

ソチ冬季五輪、サッカーWC、スポーツと国民総運動の振興

ソチ冬季五輪、サッカーWC、スポーツと国民総運動の振興

おはようございます。今朝は、ウォーキングはおやすみです。ブラジルは抽選会場に10億円?をかけたそうだが、日本のグループは、予想以上にバランスの取れた構成になった。みな強豪ではあるが、4大陸の代表が2枠にしのぎを削る。ザック・ジャパンに期待したい。

~サッカーWC組み合わせ決定~
【グループC】
コロンビア(南米)
ギリシャ(ヨーロッパ)
コートジボワール(アフリカ)
日本 (アジア)

・フィギュアスケート
福岡で開催された、フィギュアスケートのグランプリファイナルで、日本の羽生選手が、カナダのパトリック・チャンを抑え優勝を飾った。今日の女子でも、浅田真央選手がに優勝の期待がかかる。

スポーツ観戦は、長くて2時間半。野球とかで3時間を超えることもあるが、ワクワクする感覚は、自分を高揚させる感覚を持てる。まして、世界一を決めるとなると、さらに応援にも熱が入る。いつか自分の関わった選手が、檜舞台に立つとなるとまた違ったものになると思います。

福岡のグランプリファイナルの開催会場は超満員、日本のフィギュアスケート熱は他国を大きく引き離していると感じます。2020年の東京オリンピック開催決定もあり、さらにスポーツ熱が上がって行くように思います。

・スポーツ振興で医療・介護費用を抑制
話は変わるが、高齢者の増加もあり、医療・介護保険が右肩上がりで増え続けている。何処かの首長が「一生元気で、ポックリ逝く。ピンピン、ころりが望ましい」、これは誰しも望む人生のパターンと思いますが、我が家の両親のように、週末は運動せず、認知症も出てきて、施設にお世話になることが、多いように思います。家での介護の増えています。

2020年東京オリンピックを契機に、国民総スポーツで、筋力を保ち、老後もスポーツを楽しみ、終末まで健康を維持しつつ、ころりと逝くような生活を送る政策を実施できるといいなと思います。

ブラジルのスポーツ施設づくりが高額に上り、国民の反感が募っている(仮設の抽選会場に10億円?)。日本もオリンピックへ向け多くの投資がなされると思いますが、並行して中高年のスポーツを振興し、高齢者の運動を奨励し、将来の医療・介護の保険料の上昇を抑制することも、オリンピック準備中に力を入れて欲しい。

言葉は悪いが「ピンピン、ころり」、終末期まで、外部に人と接し、運動を楽しみ、地域の役も務め、趣味程度の仕事を歳を取っても続けられるような晩年を、国あげて勧めると、明るい熟年が増えるように思います。みなさんのご意見をお聞きしたいです。

今日の午後は、隣保の若者の結婚式です。身近な方々と祝宴を楽しみたいと思います。ただ、挨拶を頼まれているのが悩みですが、それも何かの縁と思い楽しんで来ます。   


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:48Comments(0)私の意見