2012年11月28日

本気で国政に物申すなら、現在の職は辞るべき、国民は認めない

本気で国政に物申すなら、現在の職は辞めなければ、国民は認めない!~安住氏~

大阪市長、滋賀県知事、名古屋市長。
片足を安定した足場に置いて、国政改革を語っている限り、国民評価は上がらない。腹をくくるかどうか、要は背水の陣で事に当たっているか?、国会議員の民主党脱会を受け止めることも必要と思います。

ー時事webニュースー
>民主党の安住淳幹事長代行は26日、滋賀県の嘉田由紀子知事が新党結成を検討するなど、自治体の首長が国政進出を目指す動きが相次いでいることについて「地方自治を軽んじていないか心配になる。どちらも二股をかけられるほど甘い仕事ではない」と述べ、国政に進出する場合は辞職すべきだとの認識を示した。千葉県市川市内で記者団に語った。 
[時事通信社]
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_554213  


Posted by ノグチ(noguchi) at 23:46Comments(0)意見・異見

2012年11月27日

トップは、下位リーダーの何十倍も、頭を使わなければならない

トップは、下位リーダーの何倍も、何十倍も心をくだき、頭を使わなければならない

おはようございます。今朝は、冷え込み、北風がけっこうあり、寒いウォーキングでした。いよいよ、明日「薩長同盟ウォーク」が、熊本入りします。早朝ウォーキングも明日までで、来週からはジョギングに変えて、距離10キロのランニング大会参加を目指します。

さて昨日、滋賀県知事の嘉田由紀子氏が、脱原発の政策に賛同する新党結成を表明し、国政へ打って出ることが分かった。選挙の流れが、また変わりそうな気がします。

数日前から読む小林吉弥著『究極の人間洞察力』の引用文に、鎌田勝著『リーダーシップ101の法則』が、抜粋を紹介すると、

(以下、抜粋)
わが国の経営は、小集団による自主管理システムが大いに発達し、非役職者的リーダーが排出し、活発な活動を展開するようになった。・・・、
(トップは、)楽になったどころか、それ以前の何倍も、時には何十倍も心をくだき、頭を使わなければならない。・・・、
なぜなら、トップは小集団リーダーを差し置いて直接指導することは、原則としてやらないようにしなければならないし、メンバーが気づかないうちに先手先手でカバーしなければならないから、よほど気を使う。変化を徴候のうちに読み取り、先へ先へと段取りし、下位リーダーがのびのびと仕事をするような環境づくり、条件設定をしていくのが仕事だ。
(以上、『究極の人間洞察力』より)

嘉田知事は、正にトップの視点からこの政治の争点を提示したという気がします。
維新の会が、石原元東京都知事をトップ受入、当初の「船中八策」が、崩れていく中、脱原発の一点に絞って新党立ち上げは、数は集まらないとは思いますが、政治の議論では、リードできる立場になると思います。
本日の記者発表が、どんな内容かとても注目しています。

明日から、12月議会の一般質問の執行部との、意見の摺合せもあり、薩長同盟ウォークと、詰まった日程になりますが、とても楽しみでもあります。どんな出会いがあるか、期待の薩長同盟ウォーク、熊本ステージ5日間になればと思っています。

  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:21Comments(0)リーダーの名言

2012年11月24日

ごまかし、曖昧さ、判断が中途半端な態度は取ってはならない。

ごまかし、曖昧さ、判断が中途半端な態度は取ってはならない。

バブル経済の日本に、この人ありと言われた西部グループの堤義明氏だが、若いころ父の堤康次郎氏から、人との接し方で、訓示を受けた。
「ごまかし、曖昧さ、ウソというものは一度は通じても、二度三度は通じない。仮に、相手が騙す気がなくても、騙されたと思わせるような曖昧な態度だけは、断じて取ってはならない」(略)

人間とは不思議なもの、頼み事をし、なまじ「もしかしたら」の期待感をもたされ、しかしそれが果たされぬ場合の落胆は、最初にノーと断られた以上に倍加するもの。

やはり、駄目なものは、期待を持たせず断ることは、信用をあげることにもなります。

「確かに、ノーと言うのは勇気がいる。しかし、逆に信頼度はノーで高まる場合もある、ノーとイエスははっきり言ったほうが、長い目で見れば信用される」

てんこ盛りのマニフェスト、企業の拡大志向の事業計画だが、結果を出さなければ、期待は反比例する。民主党のマニフェストが、よき例と思います。実行力のある国民と約束を、現状根差して実施してほしいと、願っています。

※参考資料:小林吉弥著『究極の人間洞察力』

  


Posted by ノグチ(noguchi) at 16:48Comments(1)故事、名言、訓示、スピーチ

2012年11月20日

歳をとっても周囲の人々から尊重されるために。

歳をとっても周囲の人々から尊重されるために。

国土交通省の技監への要望書提出の待時間は、読書タイムになりました。作家の森村誠一著『五十歳も老人、八十歳でも青年』の末項のまとめの言葉が、7つあった。以下、転載。

〈老年期に対応する7項目の総括〉

・病気になっても無条件降伏せず身体を保つ
・自分の能力を維持して多少の経済力を持つ
・配偶者の喪失を乗り越える
・生産的(建設的)な生き方すること、趣味を持つこと
・きちんとした身だしなみが自分自身の姿勢を正す
・少数でも気のおけない友人を持つ
・自分を「老人」と認識しない

なるほど、と思う言葉ばかりですが、特に最後の2つは、いくつになっても意識しなければならない訓示と思います。

>老人と認識しない
>気のおけない友人を持つ

二十歳でも、やる気の無い、老人みたいな言動の若者を見ると、若くて老人と思います。

しかし、60歳、70歳になっても、外へ出て論若男女と交流し、何か作ろうとする行動には、気持ちは青年のような古老方がおられます。高齢者でも、青年の気持を持つ方と思います。

これには、今現在が一番下若い、の気持ちを持ち続けることが、大事なように思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 15:41Comments(0)故事、名言、スピーチ、等

2012年11月20日

沖縄のアメリカ軍兵士また逮捕、あきれ返る行動

沖縄のアメリカ軍兵士また逮捕、あきれ返る行動

おはようございます。熊本は、選挙の注目区らしく、各党の代表が相次いで遊説で来ている。電撃解散は、これまでの各候補の準備不足等々のことを、新聞が報じている。北では、遅い初雪らしいが、師走選挙で、候補者が何を訴えるのか、聞き耳を立てて、しっかり聞きたいと思います。

呆れるのは、アメリカ軍兵士の飲酒から起こす事件の多さ。今年になって、何度沖縄県知事が抗議文を読み上げ、アメリカ軍の役職が釈明をしたか、とにかくアメリカ軍兵士に規律はあるのか、怒りを通り越して、あきれ返る行動に、アメリカ軍兵士の程度の低さに驚く。

外出禁止の命令が敷かれているようですが、そんなことは関係なく、住居新入事件。それも国会で議論している普天間基地のアメリカ軍兵士。若いアメリカ軍兵士は、オスプレイへの国民の非難等理解出来ないのかも知れませんが、人間的に程度の低い行動は、アメリカ軍兵士の募集に問題があるのか、兵士教育に問題があるのか、世界の世論に訴える必要があると思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 00:12Comments(0)意見・異見

2012年11月17日

共同通信の意見「日本再生への道筋争え」から思う

共同通信の意見「日本再生への道筋争え」から思う

東日本大震災から1年半が経った。最近の東北の新聞を読み、やっと復興の槌音が高くなっていると感じます。またあるかも知れない大地震と津波、住む場所を決める議論が長く続いたのだと思います。

新聞には、宅地造成の起工式で鍬入れをする市長の姿を見て、1年半も経たないと、決断が難しいほどの犠牲者が出たのだと思います。

仙台の夜を過ごした友人が、えらく仙台はにきやか、と語っていました。復興支援で、少しは人も金も、動いているのだと思います。

何故か、円高が続いています。リーマンショック、東日本大震災、ヨーロッパの金融危機、日本だけが円高?

30年近く、日本外交に携わったアメリカ政府高官が書いた本『決断できない日本』に、

・・・、まだまだ三月でも寒い東北で小さなおにぎり一個を受け取るために何時間も列に並び、深いお辞儀と「ありがとう」の言葉で感謝の気持をあらわす老人たちの姿を思い出すとき、私はいまだに涙ぐんてしまいます。この災害後に東北の人々が示した誇りは、日本人全体の気品ある性格を示す証です。(略)

これを書かれたケビン・メア氏は、「トモダチ作戦」の日本とアメリカの調整にあたった方です。この方は、震災前に、共同通信の誤報記事で、失職に追いやられた事件がありました。

新聞は、何を伝えるか。どんな未来を描くのか。どんな国、地域にしたいのか。

闇雲に、民衆の関心を呼ぶだけの記事を追って行けば、誤報で人の仕事まで奪ってしまう。記者の責任、新聞社の資質が問われる事件が起きます。

日本再生への道筋とは何か

代議士の失言、暴言の話題はもういいので、東北の方々の頑張っている姿を紹介して欲しい。「第34回あしたの日本を創る運動九州研究大会熊本大会」の参加者は、高齢の女性がほぼ100%、日々地域の困りごとを解決するために、献身的に活動を続けておられます。

おにぎりを押し戴いた東北の老人も同じ思いを持った日本人と思います。日本人には、「もったいない」の感謝の精神が培われていると思います。まだまだ、政治が東北の復興に機能していないのかもしれませんが、それは未来世代への危機回避の知恵の絞り合いが、収束していないのだと思います。

新聞は、日本再生と急がせますが、50年、100年先を見た復興には、やはり時間もかかるし、被災した方々の気持の整理にも時間がかかると考えます。ただ心配なのが、福島原発事故で避難されている方々です。

住んでいた場所に帰れない。この苛立ち、悔しさ。もともとは、戦後政策の中で、資源のない国が原子力に頼った紛れもない歴史があります。しかし、事故が起きた。日本全体で考え、エネルギー政策の見直しが必要です。そして、被災された方々の生活の再生に、力を入れることが必要です。

熊本にも多くの方々が、福島原発周辺から避難、移住されています。この方々のことに関心を持ち、支援活動をされている団体に協力をお願いしたい。共同通信等の中心的な報道会社には、国会の騒乱を報じることも必要ですが、日本人の「もったいない」の心を伝える人々の活動を世に知らせて欲しい。あまいと言われるかもしれませんが、そうすれば時間はかかりるが、日本再生は自ずと道が拓けて行く考えます。

本日も長文を、最後までお読み頂き感謝します。


  


Posted by ノグチ(noguchi) at 10:00Comments(0)私の意見

2012年11月16日

首相の一撃、サッカーの一撃、「日本も、なかなかやるもんだ」

首相の一撃、サッカーの一撃、「日本も、なかなかやるもんだ」

14日は、日本を代表たちが、゛一撃゛を出して、相手をアッといわせた。党主討論会中の解散を宣言して、議員削減と議員歳費の削減。安倍総裁が虚を突かれ、言葉が詰まった。

夜、日本代表のオマーン戦、引き分けかと観客もテレビ観戦者も、思い始めた後半44分、鮮やかにセンタリングに、なでしこジャパンの澤選手のコーナーキックからのゴールを思い出すような遠藤選手のシュートに、披露困憊の中、渾身の力を出して、岡崎選手が飛び込んだ。この一撃に、オマーン代表も応援に会場に詰めかけたオマーン国民を、消沈させた。

日本人も、やるもんだ、と感じた出来事でした。

スポーツ紙が、二つの出来事を分析している記事があった。

ー産経web ニュースー
>(14日)昼は驚きの、夜は歓喜の「一撃」だった。解散をめぐって与野党の板挟みとなり、嘘つき呼ばわりまでされ支持率を見る間に減らした野田首相は14日、党首討論でよもやの「16日解散」という宝刀を抜いた。自民党・安倍総裁を慌てさせたほどで土壇場で見せた意地の一撃。「やるときはやるもんだ」と少しは見直されたのではないか・・・

>夜のオマーンとのサッカーW杯アジア最終予選。35度を超す酷暑と中東でのアウェー独特の異様な雰囲気の中、後半32分に1対1の同点にされ苦境に立った日本代表だったが、土壇場の44分、代表復帰のFW岡崎が意地で押し込む決勝の一撃。こちらはただ「やるもんだ」と感服するしかなかった・・・

http://sankei.jp.msn.com/smp/sports/news/121116/scr12111608110002-s.htm


  


Posted by ノグチ(noguchi) at 12:21Comments(0)私の意見

2012年11月13日

〈国会解散〉あらゆるものには、時勢というものがあるのだー原敬

〈国会解散〉あらゆるものには、時勢というものがあるのだー原敬ー

~時勢感覚を持ったブレーンの力量が試される~

野田首相は、近々、国会解散を宣言するらしいが、誰に、何時、相談しているのだろうか?

昭和の陽明学者の安岡正篤先哲は、戦前前後の政治家に教示を与えていた方ですが、国民が安岡正篤氏を知ったのは、「平成」の元号が表明された時だった。

これは書経と史記から取られたもので、久恒啓一著『人生の道を拓く言葉』の本に、平成の意味が紹介されていた。

(以下、転載)
「地平らかにして天なる」という書経の言葉と「内平らかにして外なる」という史記の言葉から、「平成」を提案した歴代総理の指南番の究極の言葉である。(略)

平成になって24年が経った。平成なり、首相が何人変わり、特に海外との関係を作る外務大臣の名前を覚える間もなく、変わっています。これで、良いのだろうかと考えます。

今の日本政治は、離合集散(ガラガラポン)の時代にあるとは思いますが、経済大国の日本のかじ取り役としては、少し寂しい気もします。

政治的なトップの総理大臣に苦言、進言する政治指南役は、日本には存在しないのか。政治決断の時期とは?

戦前の原敬首相の言葉があります。現代語的に書くと、「自分勝手に、やみくもに問題を言い立てて、解決しようとしてはいけない。あらゆるものには、時勢というものがあるのだ」と。

今の世で、何が時勢の流れの中心か?

みな知りたいのは、誰も同じですが、これから年末に、何が起こるかは分かりませんが、流れを察知して国民にどんなメッセージを出すか、最後は時勢感覚を持ったブレーンの力量が試されると思います。


  


Posted by ノグチ(noguchi) at 08:54Comments(0)リーダーの名言

2012年11月13日

知識と行動は一体でないと、周りに影響を与えることはできない。

〈決断と習慣〉知識と行動は一体でないと、周りに影響を与えることはできない。

おはようございます。今朝は、武雄市にまだいます。朝のウォーキングはお休みですが、3ヶ月以上毎朝早起きして散歩している性か、5時前には目が覚めました。

幕末、多くの志士が、日本の行く先を憂えて、東奔西走し、日本を列強の抗争から逃れさせた。その立役者の一人が、坂本龍馬です。

坂本龍馬は、薩長同盟、大政奉還の直前、鹿児島に居た坂本龍馬は、九州を北上して熊本の横井小楠と意見を交わし、下関へ向かった。

この薩摩街道ルートを、18日かけて歩こうと言い出した人たちがいます。坂本龍馬を敬慕するオジサンたちが、全国のウォーキング愛好者に呼びかけて実現しました。「薩摩同盟ウォーク500キロ、17泊18日の歩く旅」の計画。

これに、九州の龍馬会仲間が賛同し、今月23日に鹿児島市を出発し、12月10日に下関市に到着する歴史検証ウォーク。

私も何日か歩くのをご一緒しようと、8月4日から歩いて来ました。初めは、5時半から歩いていたのですが、距離がだんだん伸びて、朝5時に歩き始める早朝ウォーキングを続けて来ました。

3ヶ月もすれば、習慣になったのか、5時前には目がさめるようになりました。今朝は、歩く予定はないですが、ついつい目覚めてしまいました。

そこで朝の読書、プロ野球の元読売ジャイアンツ、現大リーガーの松井秀樹選手の言葉を見つけました。イチローとよく比較される松井選手ですが、本人は「僕は不器用だから、人一倍練習してやっと追いつける」と語り、今日まで進化し続けています。その訓示は、恩師の星陵高校監督の山下智茂氏の教えだそうです。

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」

松井選手は、良き指導者に出会い、成長して来たのだと思いました。習慣も、行動も、自分の心しだい。決断し、行動に起こさないと、何も始まらない。の教えと、勝手に解釈しました。

松井選手の行動は、正に「知行合一」知識と行動は一体でないと、周りに影響を与えることはできない、の実践そのものと思います。

今朝も長文を、お読みいただき感謝致します。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:49Comments(0)リーダーの名言

2012年11月11日

〈百人一首〉奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の。日本の自然観

〈百人一首〉奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の・・、日本の自然観を大事に

昼からのウォーキング、宇土半島の南北横断して、少しづつ平地も紅葉が進んでいると感じました。季節を表わす(表現する)のは、日本人の得意分野と思います。

いにしえ(古)の風流人は素晴らしい歌を残しました。その一つが、百人一首と思います。秋の歌もいくつかあります。ご紹介します。

百人一首

奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき(猿丸太夫)

小倉山 峰もみぢば 心あらば 今一度の 御行き待たなむ(貞信公)

山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(春道列樹)

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり(能因法師)

どれも素晴らしい情景が、歌から伝わって来ます。どれも現代に通じる感性を感じます。みなさんはいかがでしょうか。

でも、秋の厳しさを謳った歌もあります。秋の厳しさの歌と思います。

きりぎりす 鳴くや霜夜の 狭筵に 衣片敷き 独りかも寝む(後京極摂政前太政大臣)

み吉野の 山の秋風 小夜ふけて 古里寒く 衣うつなり(参議雅経)

秋は、寂しさを感じる季節でもあります。明るい春、燃え上がる夏、静かに沈思黙考する秋、寒さ厳しい冬。

でも、秋の厳しさを謳った歌もあります。秋の厳しさの歌と思います。

秋の寂しさは、文学を育てると言われます。百人一首は、情緒の世界を持っています。熊本再生、九州の活性化につながるような文化(文学)活動に、積極的に参加したいと思います。幸せは、金の増額で満足するのではなく、心の豊かさが人をひきつけ、地域の人材交流を活性化し、熊本の未来を元気にしてくれると思っています。

そのためにも、密な議論と幅広い交流が必要と考えています。明日は、樋渡氏の武雄市の施設にお世話になりますが、東京駅をデザインした辰野金吾が、故郷のために作った『楼門』にお世話になります。

武雄市の自然と温泉を、堪能してきたいと思います。これも、昨年当初に、武雄市の樋渡市長から、「これからは、facebookです」と誘われて参加し、大きな友を作ることができました。今日も、話が長くなり、気分を害された思いますく、ご理解とご協力をお願いいたします。

※参考資料:藪小路雅彦著『百人一首』ー現代語解説ありー

  


Posted by ノグチ(noguchi) at 21:25Comments(0)偉人

2012年11月11日

人物鑑定の5つの鑑定チェックリスト~魏の法~

人物鑑定の5つの鑑定チェックリスト~魏の法~

見識だけあってもダメ。識見した内容を、勇気を持って実行する胆識でなければならない。

論語教室の先輩から、『中庸』の講演の録音を頂き、朝サッカー大会会場の往復で聞き、今家に帰り再度聞いています。

『中庸』と『大学』は、中国古典の『礼記』の中から、抜き出してまとめたものだそうです。『中庸』は、心の学問と言われ、私のような浅学の人間には、何度も何度も、聞かないとストンと、理解ができずに、今日は何処まで解かるわかりませんが、聞いています。

耳は耳として、2日前から読む『十八史略』の解説本を開きながら、やっています。今朝の教育論議ではないですが、日本の心の育成に使われて来た「四書五経」の影響をは、忘れていけないと思います。

『十八史略』に、面白い一節があった。私は、学者ではないので、正論ばかりでは楽しくないので、エピソードや人の生きざまに興味があり、多読をして来ました。

人間鑑定のチェックリスト

「居てはその親しむところを視(み)、富んではその与うるところを視、達してはその挙ぐるところを視、窮してはそのなさざるところを視、貧してはその取らざるとことを視る」

(意味)
・ふだん、だれと親しくしているか見ること。
・財産がある場合、どういう人に与えているか見ること。
・長であるならば、誰を登用したかを見る。
・困っているならば、何をしないで耐えているかを見る。
・貧しいならば、何を取ろうとしないかを見る。

これは、春秋戦国時代の魏の訓示ですが、現代にも通じる人物鑑定チェックの方法と思います。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 14:24Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ

2012年11月11日

橋下効果か?熊本県議会が「家庭教育」条例で、親の責任を明記か

橋下効果か?、熊本県議会が「家庭教育」条例で、親の責任を明記か

おはようございます。今朝は、雨でウォーキングは中止です。朝の新聞読みを、ゆっくりやっていて、最終面に「熊本県議会が、家庭教育に親の責任を明記、内容は県民の議論ないまま、12月議会に議員提案される」とあった。県下の様々な教育関係者、支援クラスの保護者から、大きな反発が起こったいることが書かれている。

素案の前文には、(以下、転載)

「基本的な生活習慣、豊かな情操、他人に対する思いやりや善悪の判断などの基本的な倫理観、自立心や自制心などは家庭で育まれる」

加えて、保護者・学校・地域の役割や「親になるための理解学習」などを盛り込んでいるとあった。

家庭に、政治が踏み込んで良いのか?
大きな議論が、熊本県内の教育、子育て、学校関係者が、異論を唱えている。

特に、条例案に足りないのが、発達障がいの児童、生徒の支援の考え方に、配慮と支援も無いのが、問題とあった。

そもそも、家庭教育に県議会が注文をつけるのも、いかがなものか。

昨日、宇土親子論語教室が開催された。『孝経(こうきょう)』の素読から、授業が始まる。5才の子供も見事に孝経を読み上げる。

「身体(しんたい)髪膚(はっぷ)これを父母に受く。あえて毀傷(きしょう)せざるは孝の始めなり。身を立て道を行い、名を後世に揚げ、以て父母を顕わすは、孝の終わりなり。それ孝は、親に事(つか)うるに始まり、 君に事うるに中ごろにし、身を立つるに終わる」

日本は、このような「人の生き方」を地域の賢人たちが、子どもたちに教えて来た歴史がある。家庭には、親子関係、家風、経済状況が、様々あることを考えると、政治が家庭教育のあり方まで、踏み込むのは、考えものと思います。

これも、大阪維新の会の影響なのか?は分かりませんが、教育の議論は、早急に決めるのではなく、長い時間をかけ、家庭、地域の役割りも含めて、検証して進めることが肝要と思います。

論語に、「子曰く、故きを温ねて新しきを知る、以て師と為るべし」とある。温故知新の考え方だが、日本の古き教育、特に江戸時代、日本中に知られた熊本の「時習館」の教育レベルの高さを思い出し、リーダーたちが範を示すような、熊本の教育観を再構築することが、先のように思います。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:35Comments(0)私の意見

2012年11月10日

〈政権闘争〉足元の派閥争いはどうにもならない。

〈政権闘争〉足元の派閥争いはどうにもならない。

本日は、民主党政策進捗報告会に参加をしましたが、自民党の政策構想(マニフェスト)の発表があれば聞きに行きたいし、大阪維新の会の船中八策?、も聞きに行きたいですね、小さな政党がいろいろな主張を初めています。

国民主権と言われて久しいですが、国会のやりたい放題にも感じます。国民を君主と例えれば、野田首相は政治を託したリーダーだが、最近は自民党、公明党、維新の会、みんなの党、国民が第一、等々、たくさんの小政党時代になっている。

主権者の国民は、何処を支持するか迷うばかりです。中国古来の政権にも、いろいろな出来事がありました。

福岡からの帰りのバスの中で読んだ本『十八史略』に、ハッとする訓示がありました。

「河北の賊を去るは易く、朝廷の朋党を去るは難し」ー唐時代ー

意味:河北でおきている兵乱は退治はできるが、足元(朝廷内)の派閥争いはどうにもならない。

日本の歴史の中では、天皇を担ぎ上げた方が、政権奪取する。幕末から維新に移る前夜、大久保利通は、「錦の御旗」を掲げて、鳥羽伏見の戦いで、幕府軍に対峙した。そう見ると、幕末維新も、政権抗争とも見れます。

現代日本の政界は、民主党、自民党の大政党と、中小政党が、群雄割拠する時代になっている。もし明治の時代なら、多政党間の政権闘争にも思えます。

冒頭の言葉は、唐時代の訓示です。時代変化の激しい時、政権抗争はつきものなのかもしれません。戦前のように騒乱、軍部がからむことは無いにしろ、国民が関心を持ち続け、選挙の投票率を7割、8割に持って行かないと、今の状況は変わらないように思います。

安定した政権を作り、国家の安定を構築するにも、国民の政治、選挙への関心を高めることが、大事と思います。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 21:41Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ

2012年11月09日

リーダーは、人に会うことを厭うようでは先が見えている。

リーダーは、人に会うことを厭うようでは先が見えている。

10月後半から昨日まで、諸行事が続きましたが、どうにか終えることが出来たのですが、約束をしたことをスケジュールに書き落し、反省しきりですが、寛大な周り方々の配慮で、どうにか終えることが出来ました。忙しいほど、確認中とその場で記録することの大切さを痛感します。

しかし、いつの世でも役を持つ人は、行事が重なったものをどうやり遂げるかは、誰しもの課題ですが、中国の有史ではっきりしている紀元前12世紀の起こった周王朝がいりますが、草々期を支えた名宰相の周公旦は、公務に最大限の力を使い、周到な気配りの人だった。

周公旦は、我が子の伯禽(はくきん)が新しく赴任する仕事の前に語った言葉があります。

「わたしは、決して低く身分ではない。それでも、人が訪ねてくれば、髪を洗っているときなら何度でも髪を握ってしぼり、食事中なら何度でも口の中のものを吐き出して、そのつど直ちに会っている。それでもなお、人材を見落としはしないだろうかと心配でならない」

(一沐に三たび髪を握り、一飯に三たび哺を吐き、起(た)ちてもって士を待つも、なお天下の賢人を失わんこと恐れる)

リーダーの仕事で、最も重要なことは、政治に役立つ賢人の発掘と思います。思いを持つ人が、訪ねて来る。これを、何やかや理由を付けて、合わないようになったら、周りから賢人たちが離れて行く。常に、新しい人材の発掘が大事との教示と思います。

賛否は問わず、とにかく沢山の人に会うことから、事を起こす人材の確保につながると考えます。

参考資料:PHP文庫『十八史略』より  


Posted by ノグチ(noguchi) at 13:39Comments(0)偉人

2012年11月08日

人のやらないことに先着し、一つのことに集中する。

人のやらないことに先着し、一つのことに集中する。

中国の故事に「鶏口となるも牛後となるなかれ」があるが、先手必勝の教示の一つと思います。

バカの一つ覚え、自分の得意分野に集中する。裏を返せば、他のことが出来ないとも言えますが、「何でも卒なくできるが、他の追随を許さないようなものはない」という人は、なかなか目が出ない。

勝海舟は、居合の免許皆伝の腕前だが、さらに蘭学を学び始めた。蘭学は、幕臣は禁止だったが、時代の流れと取り組んだ。
 夜な夜な、幕臣の若者が集まって来て学んだので、苦しい生活を、支える収入につながった。上役の顔色を気にせず(出世を気にせず)に、世の状況を分析することが出来るようになった。

人のしないことに取り組み、身分の低い地位でできる力を集中させた。たまたま、家老になった方が、海防について公にアイデアを求めた。蘭学で学んだ知識を基に、海防の提言書を上申したのが目に止まった。

勝海舟は、幕臣で誰よりも早く蘭学を学び、1回のチャンスに、蘭学の知識を集中し、海防の担当職を手に入れた。それから先は、幕末維新の歴史にあるので、説明は致しません。

「鶏口となるも、牛後となるなかれ」

勝海舟は、正に「小がを大を制する」ための行動学、と思います。

資金がないから出来ない。仲間が居ないから出来ない。・・・がない。・・・がない。
理由は、何でも作れますが、まず始めることが大事だし、社会の流れを察知して、先着し継続することが必要と思います。

私は、バカの一つ覚えで、異業種交流会を続けて来ました。16年目、50回も続けていると、リピーターも増えて、毎回30
~70人ほど集まります。いつも、参加していただく方がいるから、開催できるので、みなさんの参加のお陰と感謝しています。

自分の出来ることを、出来る範囲で、続けて行けば、必ず道は拓けます。拓けないのは、拓けるまで続けなかっただけと思います。継続は力なり、飽きずに、懲りずに、今与えられた仕事に集中しましょう。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 13:55Comments(0)偉人

2012年11月07日

震災支援活動する人の剛毅木訥な言動に心惹かれる

震災支援活動する人の剛毅木訥な言動に心惹かれる

おはようございます。今日は、立冬だそうです。肌寒さが身にしみる朝のウォーキングになってきました。

昨日の東日本大震災の支援活動報告会で、5つのグループに発表をしてもらいました。みなさん物静かな発表でしたが、中身は熱い思いの詰まった活動で、どれもこれも知らせたい内容でした。

企業全体で取り組む、東北地方の支援と、企業グループの「足長おじさん」活動。

東北地方の児童学生を招待し、1週間のサマーキャンプを、寄附とボランティアで取り組む団体。

熊本の学生たちが、協力して開催する現在の東北の状況を知らせる「東北地方の新聞展」の活動。

最後は、日本に類を見ない素晴らしい発想の、熊本に東北地方から非難している人たちに仕事作る活動を始めたグループ。熊本の野菜を、東北の方々の視点で選び、箱詰めし、関東方面に売り込む仕事を始めました。4名を雇用しています。

次の展開がすごいのですが、福島から関東エリアに避難している人たちと、協力して、その野菜を販売することを始めると報告がありました。たぶん、日本初の取り組みと思います。

こんな活動を、オール熊本で支援をしなければと思います。この話題を、色々な所に紹介して欲しいと思います。

発表したグループの代表たちの語りは、とても静かです。しかし、確たる理念に基づいた行動と思います。私は、宇土市の親子論語教室に、時々通っているのですが、次の言葉を思い出しました。

子曰く「君子は泰(ゆたか)にして驕らず、小人は驕りて泰ならず」

子曰く「剛毅木訥、仁に近し」

剛毅木訥の意味は、
剛:物事に恐れず立ち向かう強さ
毅:苦難に耐え忍ぶ強さ
木:誠実で飾らない
訥:口かずが少ない

「君子は、孤ならず」と言う言葉がありますが、東北を支援し続けるリーダーたちは、物静かですが、心に熱き志しを持つ、行動派だなと思います。

次回からは、熊本に有事起きたときに、昨日集まったネットワークで、どう対処出来るかも議論して行きたいと考えています。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:23Comments(0)東日本大震災

2012年11月06日

〈松下幸之助談〉百人のうち十人は拗ねてヤル気をなくす

〈松下幸之助談〉百人のうち十人は拗ねてヤル気をなくすー集団心理ー

おはようございます。朝のウォーキングも、3ヶ月を超えました。5時起きも、だんだんと慣れて来た気がします。ただ、夜明けが遅くなり、気温も下がっています。

散歩中のラジオて、今年の新卒者の就職状況の報告があった。大中小の企業の募集は、大卒者の人数を越えたのに、実際は3割が就職をしていない。中小企業を好まない傾向が顕著に見えます。先日紹介した利益率20%以上を続ける超優良の中小企業の存在を知らない。大学の就職担当の足りなさを感じます。

朝の読書から、作家の谷沢永一著『嫉妬する人、される人』に、紹介された一節から、(以下、抜粋)

人間集団という取り扱いに注意を要する動く生き物は、何も手当をせずただ放っておくだけでも、若干の偏り歪み僻みの人間を生み出す。

幼稚園、学校、病院、会社等の組織で病弊が、百人のうち十人が拗ねてヤル気をなくす。これについて、経営の神様と言われた故松下幸之助氏の分析がある。

人材を選りすぐって百人を採用する。素直で真面目な人たちである。その百人を一つの職場に収容した。しばらくするとありえないはずの事態が現実に起こる。百人のうち十人がヤル気をなくし、拗ねてトゲトゲしくなって仕事をしなくなった。頽廃の気分は流行病の如きかと考え、やむおえず、その十人を外へ出して別へ移した。さあ、残り九十人は精鋭であるから、職場の活気はいや増すならんと期待していたら、しばらくすると、またその九十人のなかの九人か十人が、やはりヤル気をなくしてだらりといぎたなくサボるようになった。これは人間社会の法則みたいなもんでっさかいに、打つ手はおまへんなと、苦労人のおきなさは厳粛な表情で噺を締めくくった。
(以上、『嫉妬する人、嫉妬される人』より)

この社会病、集団病の治療法を、人類はまだ見つけ出していない。

特に日本人は、肩書に拘るように感じる。肩書は、人を変える。肩書=評価と読みかえると、先日の菊池省三氏の子どもたちを褒めて、褒めて、甦らせる手法は、人間の本性と向き合うやり方かも知れない。

本にも、肩書は人を変える。確実にその人の背丈を伸ばす。今までできなかったことが急にできるようになる人も珍しくない、とあった。谷沢氏は、人間を次のように分析している。

「人間は息をひきとるまで生涯をかけて、私を認めてくれ、私の認めてくれと、声泣き声で叫びつづける、可憐な生き物だと思われる」

時々、中国古典の『老子』を読むと、無欲がテーマにあるように思うが、しゃしゃり出て頭を叩かれないように、地道に評価を待ての教えのようにも思えます。皆さまの周りには、どんな方々が居られますか?少し、ゆとりのある時間に眺めて見るのも良いかもしれません。

本日も長い文になりました。お読み頂きありがとうございます。

※参考資料:谷沢永一著『嫉妬する人、嫉妬される人』
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 08:30Comments(0)リーダーの名言

2012年11月05日

〈実学のすすめ〉世界から情報を集め、足元で行動を起こす

〈実学のすすめ〉世界から情報を集め、足元で行動を起こす

おはようございます。今朝は、雨で朝のウォーキングは中止しました。

新聞に目を通すと、野田首相は人気は上がらず、支持率は低迷しています。テレビは、アメリカ大統領の選挙を報じていますが、果たして私たちの生活に、いかほど影響があるか、そんなに重要にも思えません。

でも若者たちには、社会問題、国際関係等には、関心を持つようになってほしい。ネット上(既に過去)の情報に振り回されず、自分の目と耳で確認した情報基に、自己決定し、行動し、結果を検証することを実践してほしい。

明治の元勲の1人で勝海舟は、若者たちに厳しい訓示をしている。

「天下(社会)は生きものだ。区々たる没学問や、小知識では、とても治めていくことはできない。世間の風霜にうたれ、人生の酸味をなめ、世態の妙をうがち、人情の微を究めて、しかる後、共に経世の要務を談ずることができるのだ」

「かえすがえすも後進の若者に望むのは、ふるってその身を世間の風浪に投じて、浮かぶか沈むか、生きるか死ぬかのところまで泳いでみることだ。この試験に落第するような者は、到底仕方がないさ」

幕末の動乱、明治維新を成し遂げたリーダーの言葉は、説得力がある。勝海舟の指導を受け、明治維新前夜、日本の内乱を回避するために奔走した坂本竜馬たちは、風雲あれる京都で、命がけで仕事をした。

ただ、体験・経験だけでもいけない。経世に関しては、世界の歴史の中に、大きなヒントがある。私の師の一人は、「世界から情報を集め、足元で行動を起こす」、また「走りながら考えろ」とも訓示されました。

P・F・ドラッカー氏も、「企業診断には、分析だけでなく、経験が必要である。コンピューターからはじき出せると思うのは、率直に言って間違いである」と言っている。

経験が必要、必要とよく先輩方が言われるが、何でもやれば良いと言う訳ではないように思います。一生は短いもの、自分の志向に合わせて、みんな生きていきたいと思うのは誰しも同じと思います。

好きな分野、好きな世界の中で、汗をかき、努力したい。そして、自分の未来を築く準備を続けて行くしかないと思います。高く飛ぶヒバリは、長くしゃがんで力強く飛び立つ。急がず、騒がず、目標に向かって進むしか方法はないと思います。

今日も長文を、お読み頂きありがとうございます。
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 08:33Comments(0)偉人

2012年11月04日

今あなたがしている仕事は、誰かが喜んでくれているか?

今あなたがしている仕事は、誰かが喜んでくれているか?

おはようございます。朝のウォーキングを終えて、テーブルに転がっている訓示の本を開き、読んでいます。

リーダーに成るための要素の一つに、個性があると言いますが、果たして個性とは何か?

個性、こだわり、文化、独創、リーダーシップ、総合力、等々色々な意見があります。

里中李生著『一流の男、二流の男』に次の一節がありました。

「将来、リーダーになりたいと思うなら、まず、自分の個性を磨かないと駄目なのだ。隣の男(女性は女と読み替えて)と同じ、リーダーになれるわけはない。秀でた才能と周囲が目をむく個性がないとリーダーにはなれない」(以上、転載)

個性とは何かを問われた時、どんな風にあなたは、答えますか?

ルーチンワーク(繰り返すお決まりの仕事)は悪いとは言いません。しかし独創性を思考しない仕事から、新しい発想(個性)は、生まれないように思います。

あなたのチームは、毎日同じことばかり繰り返していないか?

例えば、毎日9時ピッタリに出社して、同じ言葉を作り、昼休みには同じ店に行き、終業時間を気にしながら仕事をし、女性社員たちのいつもの世間話に馴れ合い、この状況から何か生まれてくると思いますか。

里中氏は、こう説いています。

「優秀なチームは違う。習慣にも時間にも縛られていない。自由奔放なのだ。その他大勢とは違う行動に出てほしい」

日々繰り返す健康づくりとは違い、仕事には常に新しい発想が必要です。その発想は、誰かに役に立つ「公益」の視点を忘れてはいけません。自力が、自分を支える他力に変わるのは、私欲の中に常に公益(社会に役立ちたい欲望)の志を持つことが必要です。

冒頭の「今あなたがしている仕事は、誰かが喜んでくれているか?」を、今日も一日思考の片隅に忘れず、行動したいと思います。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:19Comments(0)私の意見

2012年11月03日

〈生涯学習のすすめ〉人生の本舞台は将来にありー尾崎幸雄ー

〈生涯学習のすすめ〉人生の本舞台は将来にありー尾崎幸雄ー

おはようございます。今朝も、朝のウォーキングを終えました。昨夜は、菊池省三氏と遅くまで語りました。本当に、学び続けることの大切さ、国内には先駆者がいろいろなところに点在し、それを誰かが見つけ、つなぎ、その時代の流れを起こすのだと思います。

明治天皇を指導した、二松学舎大学の創始者の三島中州の師匠の山田方谷は、「本で学ぶことが亡くなったら、地域に師を訪ねなさい。地域居ないなら全国に師を探しなさい。次に世界、それでも居なければ歴史に探しなさい」と、教示しています。

自分は周りの人たちと違った考えを持っている。
俺は、おかしい人間か?
それとも変り者か?
悩むことは、誰にでもあると思います。歴史は面白く、世界中を探せば、同じ考えを持つ人間は、最低5人くらいはいるものです。

公欲のために働こうとする人々を、支えて伸ばす風潮を、この九州から起こせないかなと、昨夜の菊池省三氏の講演を聞きながら思いました。今はまだ、新しい教育観の小さな光の一つかも知れません。しかし、昨夜聞いた方々が、色々な所で話題にしてもらい、教育界の新たな動きとして、紹介をしていもらえれば、支流からいずれは、本流になることも夢ではないと思います。

出る釘は打たれる、と言われますが、先駆者を支持する仲間が増えることが、参画者を増やします。昨日の菊池氏の最後の言葉は、「私はまだ修行中、まだまだ勉強です」と語られました。

江戸末期の志士たちに、大きく影響を与えた儒家の佐藤一斎の言葉があります。

「少にして学べば、即ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。老いて学べば、即ち死して朽ちず」

生涯学習の本質はまさにこの言葉の中にあると思います。

私の心を引き締める昭和の偉人の言葉があります。75才で病に伏した尾崎幸雄は、それまで数々功績を残しながらも、まだまだやらなければならない思いから、次の思いを語りました。

「人生の本舞台は将来にあり」

常に、今の自分に満足せず、地道にひた向きに、前へ進むことを忘れてはならない、決意の言葉と思います。

  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:45Comments(0)私の意見