2012年11月13日

〈国会解散〉あらゆるものには、時勢というものがあるのだー原敬

〈国会解散〉あらゆるものには、時勢というものがあるのだー原敬ー

~時勢感覚を持ったブレーンの力量が試される~

野田首相は、近々、国会解散を宣言するらしいが、誰に、何時、相談しているのだろうか?

昭和の陽明学者の安岡正篤先哲は、戦前前後の政治家に教示を与えていた方ですが、国民が安岡正篤氏を知ったのは、「平成」の元号が表明された時だった。

これは書経と史記から取られたもので、久恒啓一著『人生の道を拓く言葉』の本に、平成の意味が紹介されていた。

(以下、転載)
「地平らかにして天なる」という書経の言葉と「内平らかにして外なる」という史記の言葉から、「平成」を提案した歴代総理の指南番の究極の言葉である。(略)

平成になって24年が経った。平成なり、首相が何人変わり、特に海外との関係を作る外務大臣の名前を覚える間もなく、変わっています。これで、良いのだろうかと考えます。

今の日本政治は、離合集散(ガラガラポン)の時代にあるとは思いますが、経済大国の日本のかじ取り役としては、少し寂しい気もします。

政治的なトップの総理大臣に苦言、進言する政治指南役は、日本には存在しないのか。政治決断の時期とは?

戦前の原敬首相の言葉があります。現代語的に書くと、「自分勝手に、やみくもに問題を言い立てて、解決しようとしてはいけない。あらゆるものには、時勢というものがあるのだ」と。

今の世で、何が時勢の流れの中心か?

みな知りたいのは、誰も同じですが、これから年末に、何が起こるかは分かりませんが、流れを察知して国民にどんなメッセージを出すか、最後は時勢感覚を持ったブレーンの力量が試されると思います。




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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:54│Comments(0)リーダーの名言
 
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