2024年09月08日

<浩然の気>人の上に立ってこそ、自らの力量(徳)を理解する。〜『大学』より〜

<浩然の気>人の上に立ってこそ、自らの力量(徳)を理解する。〜『大学』より〜

目覚めて、ふと思い出し読んだ四書五経の『大学』の解説書、守屋洋著『修己治人の学「大学」を読む』を開きました。

(以下、本より)

 人間はだれでも天から素晴らしい素質を賦与されてうまれてくる。それを朱子学では「性」と呼び、この「性」こそが「理」なのだという。「性即理」とはそれを言っているのである。そして「性(理)」とは、具体的には仁、義、礼、智、信の「五常」をさしている。
(以上、『修己治人の学「大学」を読む』より)

久しぶりに開い本の教え「五常」の他に、気をつけている古典の言葉があります。

「浩然の気」(コウゼンノキ)

『孟子』の一節に出てきますが、

「我、善(よく)吾が浩然(こうぜん)の気を養う」

【現代語訳】天地の間に満ちている、この上なく大きくて強い気のこと。これが人の心にやどると、広く豊かで大らかな気持ちとなり、公明正大で何ものにも屈しない道徳心となる。

昔の人は、貧乏であれ、ぶれない判断をしてきた。現代人は、そのぶれない判断ができるか?

人の世話をしても人に世話になるな。

自らの稼いだ金で飲み食いをする。

人のふんどしで相撲をとらない。

要は、引け目のあるような言動をしていると、人に意見できない、という話です。

私は、この気持ち(気質)を、「浩然の気」と勝手に理解しています。

安岡正篤語録に、「人の世話をしなさい」とあります。

果たして、私はそれを実行できているか?

>公明正大で何ものにも屈しない道徳心

誰かのふんどし(世話になり)で飲み食いしたら、引け目ができるものです。私は、31歳6ヶ月で建築士事務所を開設しました。以来、ずっと一人でやってきました。その気持ちを支えたのが

「浩然の気」

の教えです。私は、いま66歳3ヶ月になりました。初心を忘れずに、これからも生きていけたらと、朝から思ったことです。


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