2011年05月31日
驕らず怯まず!地元政経記者の志に感動!(母校創立記念講演会)
「驕らず怯まず!」地元政経記者の志に感動!(母校創立記念講演会)
~原発誘致と甘い汁(交付税・固定資産税)で考えない自治体を作った~
2年ぶりに母校(熊本県立宇土高校)の創立記念講演会を同窓会役員として聞きに行った。講師は、一つ後輩で熊本日日新聞社の編集員で論説員の山口和也氏で、これまで新聞分野でいくつも賞を取った経歴を持つ人物で、実は私は山口氏の講演を機会が合えば、聞きに行く自称ファンの一人です。今日は、建設談合暴露取材、水俣病水銀基準の見直し取材の妨害、原発誘致と交付金の甘い汁、・・・、眠る暇のないほど、記者魂に感銘を受ける講話でした。
・談合50社、全社指名停止事件
まず、ある町の公共工事の発注の談合会議へ潜入取材、決まった順位、企業を克明に会議で記録し、1年後発注状況を検証し、建設会社50社による談合を暴露、熊本で大きな反響を与えたトップニュースになった。その潜入の様子、くじ引きの順番を逃れる記者、若い記者を説得する緊張感、日本の悪しき慣習の克明は状況報道が、とてもリアルでした。
・環境省取材、反政府記者4時間軟禁事件
次に、水俣病は有機水銀の汚染により身体機能に障害をもたらす公害ですが、研究が進む中で、胎児の有機水銀の感染濃度は、大人の数値よりも低くすることがWHOで取り上げられ始めたとき、環境省は日本の基準を主張し、「それを反論証明する研究者チームを作るらしい」の情報を入手し、東京へ飛び研究会の予定の8人の研究者を調べ始めた。全部の研究者から意見を聴くが、言葉が明瞭な返事がない。思案している時、環境省の担当課(水俣病担当)から呼び出しがあり出向く(夜の8時)と、担当課の奥に椅子が用意してあり、座ったとたん、課の全職員が山口氏を取り囲み、「この取材を止めろ!」の説得工作、延々4時間缶詰状態で、脅迫紛いの説得工作があったことを語った。もちろん、ひるまず記事を熊日のトップニュースで書き、熊本は大いに県民は怒った。結果、有機水銀の胎児への汚染防止基準は、日本基準より5倍厳しいWHOの指針に決まった。今は常識ですが、マグロや深海魚は、妊婦が食することを控えるように広報している。
・福島第1原発隣接自治体、再建団体一歩前の実態
今回の震災前に、福島第一原発に隣接する町が、危なく再建団体に赤信号が出ていたことを話してくれました。これは、国家と電力会社が協同(協働)し、僻地の市町村に原発に誘致する仕組みを暴露しました。
まず、自治体が原発誘致の了解を得ると、約10億円が誘致自治体へ来ます。建設が始まると交付金が来て、稼働し始めると多額の固定資産税が来ます。仕組みは何となく分かるのですが、固定資産税は減価償却で下降して行きます。厳しい過疎の自治体が、当初に莫大な助成(金)を受けると、これがずっと続くような気分(麻痺)を住民が勘違いします。現実は、稼働して15年もすると0(ゼロ)に近くなっていきます。甘い汁(多額の交付金・固定資産税)をまた欲しくなり、原発2基目、3基目、4基目、5基目、6基目、実は福島第1原発は、7・8基の計画が持ち上がっていました。原発誘致自治体を交付金(麻薬)で中毒にして、更に更に原発を作らせる仕組みが出来ていました。
日本には、13基の原発が固まって立っている発電所があります。自民党の原発族議員は、交付金の甘い汁を、自治体も、ゼネコンも、更に政治家にも環流ことが常識かしていたのだと思います。これを許し続けた、当時の野党にも責任があります。
・菅内閣の不安定と不信任案提出?
さて、今週末か、来週末に自民党と野党が結束し内閣不信任案を提出するようですが、自民党と官僚と電源開発+電力社が、やってきた30年の原子力開発と国民だましの政策の責任は、誰がとるのでしょうか。たぶん、全国の志ある記者が、この事実を検証し始めていると聞きます。
これは、今週末から各地の新聞が取り上げ始めれば、簡単に不信任を自民党が出せると思えないなっています。国民は、もっと、自民党の政権を取り続けた55年体制の悪を
掘り起こす作業(記者)を応援することが必要な気がします。
明日は、経済産業省の太陽光発電普及支援の説明会を聞くために、福岡市へ朝から出かけます。
~原発誘致と甘い汁(交付税・固定資産税)で考えない自治体を作った~
2年ぶりに母校(熊本県立宇土高校)の創立記念講演会を同窓会役員として聞きに行った。講師は、一つ後輩で熊本日日新聞社の編集員で論説員の山口和也氏で、これまで新聞分野でいくつも賞を取った経歴を持つ人物で、実は私は山口氏の講演を機会が合えば、聞きに行く自称ファンの一人です。今日は、建設談合暴露取材、水俣病水銀基準の見直し取材の妨害、原発誘致と交付金の甘い汁、・・・、眠る暇のないほど、記者魂に感銘を受ける講話でした。
・談合50社、全社指名停止事件
まず、ある町の公共工事の発注の談合会議へ潜入取材、決まった順位、企業を克明に会議で記録し、1年後発注状況を検証し、建設会社50社による談合を暴露、熊本で大きな反響を与えたトップニュースになった。その潜入の様子、くじ引きの順番を逃れる記者、若い記者を説得する緊張感、日本の悪しき慣習の克明は状況報道が、とてもリアルでした。
・環境省取材、反政府記者4時間軟禁事件
次に、水俣病は有機水銀の汚染により身体機能に障害をもたらす公害ですが、研究が進む中で、胎児の有機水銀の感染濃度は、大人の数値よりも低くすることがWHOで取り上げられ始めたとき、環境省は日本の基準を主張し、「それを反論証明する研究者チームを作るらしい」の情報を入手し、東京へ飛び研究会の予定の8人の研究者を調べ始めた。全部の研究者から意見を聴くが、言葉が明瞭な返事がない。思案している時、環境省の担当課(水俣病担当)から呼び出しがあり出向く(夜の8時)と、担当課の奥に椅子が用意してあり、座ったとたん、課の全職員が山口氏を取り囲み、「この取材を止めろ!」の説得工作、延々4時間缶詰状態で、脅迫紛いの説得工作があったことを語った。もちろん、ひるまず記事を熊日のトップニュースで書き、熊本は大いに県民は怒った。結果、有機水銀の胎児への汚染防止基準は、日本基準より5倍厳しいWHOの指針に決まった。今は常識ですが、マグロや深海魚は、妊婦が食することを控えるように広報している。
・福島第1原発隣接自治体、再建団体一歩前の実態
今回の震災前に、福島第一原発に隣接する町が、危なく再建団体に赤信号が出ていたことを話してくれました。これは、国家と電力会社が協同(協働)し、僻地の市町村に原発に誘致する仕組みを暴露しました。
まず、自治体が原発誘致の了解を得ると、約10億円が誘致自治体へ来ます。建設が始まると交付金が来て、稼働し始めると多額の固定資産税が来ます。仕組みは何となく分かるのですが、固定資産税は減価償却で下降して行きます。厳しい過疎の自治体が、当初に莫大な助成(金)を受けると、これがずっと続くような気分(麻痺)を住民が勘違いします。現実は、稼働して15年もすると0(ゼロ)に近くなっていきます。甘い汁(多額の交付金・固定資産税)をまた欲しくなり、原発2基目、3基目、4基目、5基目、6基目、実は福島第1原発は、7・8基の計画が持ち上がっていました。原発誘致自治体を交付金(麻薬)で中毒にして、更に更に原発を作らせる仕組みが出来ていました。
日本には、13基の原発が固まって立っている発電所があります。自民党の原発族議員は、交付金の甘い汁を、自治体も、ゼネコンも、更に政治家にも環流ことが常識かしていたのだと思います。これを許し続けた、当時の野党にも責任があります。
・菅内閣の不安定と不信任案提出?
さて、今週末か、来週末に自民党と野党が結束し内閣不信任案を提出するようですが、自民党と官僚と電源開発+電力社が、やってきた30年の原子力開発と国民だましの政策の責任は、誰がとるのでしょうか。たぶん、全国の志ある記者が、この事実を検証し始めていると聞きます。
これは、今週末から各地の新聞が取り上げ始めれば、簡単に不信任を自民党が出せると思えないなっています。国民は、もっと、自民党の政権を取り続けた55年体制の悪を
掘り起こす作業(記者)を応援することが必要な気がします。
明日は、経済産業省の太陽光発電普及支援の説明会を聞くために、福岡市へ朝から出かけます。
2011年05月31日
「感動」「素行自得」、省みるゆとり大事
「感動」「素行自得」、省みるゆとり大事
今朝は、曇り模様です。
朝の読書から、安岡正篤氏の教示から、2つの言葉。
「感動」
人間には感動が一番尊いことで、無感動の人間ほどつまらないものはない。人間の進歩というものは、インスピレーションや感動から始まり、偉大な発明や発見も、あるいは悟りでも、みな感動がないといけないのである。
「素行自得」
人間はとかく自分というものを忘れて人をうらやんだり、足元を見失うものだ。だから、自分の立場に基づいて実践することで、本当の自分、真の自己というものをつかまなければならない。
(以上、安岡正篤「こころ」に書き写す言葉)
自分を知ることは、感情や周りの状況、仕事の良否、色々な時に「我を忘れる」ことが多い。常に自分を省みるゆとりが必要と思います。
今日も、一日外での用事が続きますので、気持ちを切り替えるゆとりを持ちたいと思います。
今朝は、曇り模様です。
朝の読書から、安岡正篤氏の教示から、2つの言葉。
「感動」
人間には感動が一番尊いことで、無感動の人間ほどつまらないものはない。人間の進歩というものは、インスピレーションや感動から始まり、偉大な発明や発見も、あるいは悟りでも、みな感動がないといけないのである。
「素行自得」
人間はとかく自分というものを忘れて人をうらやんだり、足元を見失うものだ。だから、自分の立場に基づいて実践することで、本当の自分、真の自己というものをつかまなければならない。
(以上、安岡正篤「こころ」に書き写す言葉)
自分を知ることは、感情や周りの状況、仕事の良否、色々な時に「我を忘れる」ことが多い。常に自分を省みるゆとりが必要と思います。
今日も、一日外での用事が続きますので、気持ちを切り替えるゆとりを持ちたいと思います。
2011年05月27日
命の連続の不思議さと神秘さを尊敬する気持ち
命の連続の不思議さと神秘さを尊敬する気持ち
昨日は、小学校区の区長会の歓送迎会に、市議になって初めて参加した。色々な地域の歴史の話を聞け、21年前に島原の火山活動の時には、220年前の地震による眉山崩壊から大津波が有明海で発生した教訓から、津波対策の避難訓練や避難所も作られてことを知った。やはり、歴史の教訓は受け継がれ、自然災害への備えを忘れなかったことがわかった。
また今日は、親戚の葬儀に出て、人の縁の不思議さと尊さを感じた。実は、朝の読書で中村天風氏の教えを読み、連続する命の不思議さ、神秘性を謙虚に受け止めることが大事と説かれていた。
(以下、転載)
この生命存在の真実の消息を静かに凝視すれば、期せずして、活きているという生命の姿の中に、神秘のさまざまが感得され、自然と心からそれを尊敬する気持ちになれるはずである。
いわんや、万物の霊長としての、絶賛に値する自然的存在と絶対的資格とを唯(おも)うとき、よりいっそうの敬虔さを感じないではいられない!
(引用:中村天風著「叡智のとびら」より)
今日なくなった親戚は、97歳の大往生ですが、命の縁をつなぎ亡くなったことを、争議の静かな中で考えていました。命の連続、家族の連続、親族の連続、命の不思議さを考える良き機会になりました。
昨日は、小学校区の区長会の歓送迎会に、市議になって初めて参加した。色々な地域の歴史の話を聞け、21年前に島原の火山活動の時には、220年前の地震による眉山崩壊から大津波が有明海で発生した教訓から、津波対策の避難訓練や避難所も作られてことを知った。やはり、歴史の教訓は受け継がれ、自然災害への備えを忘れなかったことがわかった。
また今日は、親戚の葬儀に出て、人の縁の不思議さと尊さを感じた。実は、朝の読書で中村天風氏の教えを読み、連続する命の不思議さ、神秘性を謙虚に受け止めることが大事と説かれていた。
(以下、転載)
この生命存在の真実の消息を静かに凝視すれば、期せずして、活きているという生命の姿の中に、神秘のさまざまが感得され、自然と心からそれを尊敬する気持ちになれるはずである。
いわんや、万物の霊長としての、絶賛に値する自然的存在と絶対的資格とを唯(おも)うとき、よりいっそうの敬虔さを感じないではいられない!
(引用:中村天風著「叡智のとびら」より)
今日なくなった親戚は、97歳の大往生ですが、命の縁をつなぎ亡くなったことを、争議の静かな中で考えていました。命の連続、家族の連続、親族の連続、命の不思議さを考える良き機会になりました。
2011年05月25日
トップに大事を成させる「秘書」の条件、中間管理職の言動
トップに大事を成させる「秘書」の条件、中間管理職の言動
久々に昨日、私の社会活動の先輩と、昨秋に「横井小楠」の出前授業をして頂いた先生と語る機会があった。先輩は、横井小楠の顕彰活動に20年以上にわたり関わった方で、講師を努めて頂いた先生は、高校教師をしながら横井小楠の研究を続け、教師を辞めた後大学院で学び、文学博士を取得、中性から近代史の研究を続けています。
研究をしながら地元の公民館で生涯学習と地域の歴史の検証を続け、歴史と観光を結びつける提案を続けて来たが、行政の反応は鈍く、遅い。だから、独自に残った人生を、地域を越えた郷土史家たちと連携し、文化と観光で地域活性化に貢献したい」と語っていました。
行政には色々な部署があり、市長直属の仕事をしている。見方を変えれば、課長クラスは市長の分野分野の秘書とも言える。しかし、事なかれ主義、前例主義で、新しい発想のまちづくりの提案に反応が悪い。「よその良き事例を参考に」と逃げてばかりいるのが現実です。
童門冬二著「名将に学ぶ人間学」に次の一節があった。
(以下、抜粋を転載)
いい秘書は自分のモノサシを持っている
「誠意と能力さえ発揮していれば、どんな野にもいても必ず遺賢はトップの目にとまるはずだ」という超然主義は通用しない。そんな法則はあっても適用されない、と思ったほうがいい。現に自称゛遺賢゛は野にゴロゴロいる。「まず、トップに存在を知られること」は上昇に欠くことのできない条件である。
トップの秘書は、その媒体だ。そこで、秘書への対応というのは、管理職(活動家)にとってかなり芯の疲れる仕事になる。
秘書にもいい秘書と悪い秘書がいる。いい秘書というのは、トップの考えや性癖をよくわきまえていて、補完機能として優秀なだけでなく、自己の見識をきちんと持っている秘書のことである。
悪い秘書というのは、トラの威を借る門番で、トップの権威を自己の権威だと錯覚している人物だ。
いい秘書の場合には、トップに対して次のようなモノサシを持っている。
●会わせるべき(入れるべき)人(情報)
●会わせたほう(入れたほう)がいい人(情報)
●会わせないほう(入れないほう)がいい人(情報)
●会わせるべきでない(入れるべきでない)人(情報)
そして、このモノサシによって行動する。単なる玄関番ではない。が、悪い秘書は、接近者の服装、態度、言語等を重んじ、「この人は自分をバカにしている」というように、自分への口のきき方で、会わせるか会わせないかを決めてしまう。
(以上、「名将に学ぶ人間学」より)
なるほどと感じる場面を、社会活動の先輩について、地位ある方に会う日程調整(アポ)を取るときに感じることがありました。昨日、今日と、地元の首長、県の教育界の重鎮と会う約束をしているのですが、事前に情報を入れること、また日頃の本人と意思の疎通、その内容を時々、担当秘書に伝えておくこと、自分の考えや目指すことを、折々に情報を知らせることも怠ってはならないと思います。
また、次の一節もあった。
(以下、転載)
彼は、「トップの秘書は、何人に対しても公平・公正でなければならない」と思っていたし、自分が秘書持代にそれを実践したから、新しい秘書にもそれを求めた、悪平等や情実を排した。
公平・公正というのは、誰でも会わせる、どんな情報も入れるということではない。どの前に、゛選ぶ゛という判断をする。
そうしない者、できない者は、秘書として不適格だとして、管理職連合で逆に秘書を牛耳ったのである。(中略)
「トップの秘書にはゴマをすらない。一人の人間として接する」ことも、中間管理層の持つべき気概であり、見識である。
(以上、「名将に学ぶ人間学」より)
先人たちも苦労しながら、自分の職責を果たして来たと思いますが、私自身も自分の置かれた立場、立場で、何をしなければいけないか、本業であれ、ボランティア活動であれ、良き秘書の役目を果たしているか、常に反省、検証することが大事と思っています。
*参考資料:童門冬二著「名将に学ぶ人間学」
久々に昨日、私の社会活動の先輩と、昨秋に「横井小楠」の出前授業をして頂いた先生と語る機会があった。先輩は、横井小楠の顕彰活動に20年以上にわたり関わった方で、講師を努めて頂いた先生は、高校教師をしながら横井小楠の研究を続け、教師を辞めた後大学院で学び、文学博士を取得、中性から近代史の研究を続けています。
研究をしながら地元の公民館で生涯学習と地域の歴史の検証を続け、歴史と観光を結びつける提案を続けて来たが、行政の反応は鈍く、遅い。だから、独自に残った人生を、地域を越えた郷土史家たちと連携し、文化と観光で地域活性化に貢献したい」と語っていました。
行政には色々な部署があり、市長直属の仕事をしている。見方を変えれば、課長クラスは市長の分野分野の秘書とも言える。しかし、事なかれ主義、前例主義で、新しい発想のまちづくりの提案に反応が悪い。「よその良き事例を参考に」と逃げてばかりいるのが現実です。
童門冬二著「名将に学ぶ人間学」に次の一節があった。
(以下、抜粋を転載)
いい秘書は自分のモノサシを持っている
「誠意と能力さえ発揮していれば、どんな野にもいても必ず遺賢はトップの目にとまるはずだ」という超然主義は通用しない。そんな法則はあっても適用されない、と思ったほうがいい。現に自称゛遺賢゛は野にゴロゴロいる。「まず、トップに存在を知られること」は上昇に欠くことのできない条件である。
トップの秘書は、その媒体だ。そこで、秘書への対応というのは、管理職(活動家)にとってかなり芯の疲れる仕事になる。
秘書にもいい秘書と悪い秘書がいる。いい秘書というのは、トップの考えや性癖をよくわきまえていて、補完機能として優秀なだけでなく、自己の見識をきちんと持っている秘書のことである。
悪い秘書というのは、トラの威を借る門番で、トップの権威を自己の権威だと錯覚している人物だ。
いい秘書の場合には、トップに対して次のようなモノサシを持っている。
●会わせるべき(入れるべき)人(情報)
●会わせたほう(入れたほう)がいい人(情報)
●会わせないほう(入れないほう)がいい人(情報)
●会わせるべきでない(入れるべきでない)人(情報)
そして、このモノサシによって行動する。単なる玄関番ではない。が、悪い秘書は、接近者の服装、態度、言語等を重んじ、「この人は自分をバカにしている」というように、自分への口のきき方で、会わせるか会わせないかを決めてしまう。
(以上、「名将に学ぶ人間学」より)
なるほどと感じる場面を、社会活動の先輩について、地位ある方に会う日程調整(アポ)を取るときに感じることがありました。昨日、今日と、地元の首長、県の教育界の重鎮と会う約束をしているのですが、事前に情報を入れること、また日頃の本人と意思の疎通、その内容を時々、担当秘書に伝えておくこと、自分の考えや目指すことを、折々に情報を知らせることも怠ってはならないと思います。
また、次の一節もあった。
(以下、転載)
彼は、「トップの秘書は、何人に対しても公平・公正でなければならない」と思っていたし、自分が秘書持代にそれを実践したから、新しい秘書にもそれを求めた、悪平等や情実を排した。
公平・公正というのは、誰でも会わせる、どんな情報も入れるということではない。どの前に、゛選ぶ゛という判断をする。
そうしない者、できない者は、秘書として不適格だとして、管理職連合で逆に秘書を牛耳ったのである。(中略)
「トップの秘書にはゴマをすらない。一人の人間として接する」ことも、中間管理層の持つべき気概であり、見識である。
(以上、「名将に学ぶ人間学」より)
先人たちも苦労しながら、自分の職責を果たして来たと思いますが、私自身も自分の置かれた立場、立場で、何をしなければいけないか、本業であれ、ボランティア活動であれ、良き秘書の役目を果たしているか、常に反省、検証することが大事と思っています。
*参考資料:童門冬二著「名将に学ぶ人間学」
2011年05月25日
2011異業種交流会「春の会」
2011異業種交流会「春の会」
テーマ「東日本大震災・支援活動報告会、これからの防災」
環境共生施設研究所 理事長 野口修一
ご案内
3月11日東北沿岸部を襲ったマグニチュード9.0の大地震と大津波は、多くの人命を奪い、甚大な被害をもたらした。被災地の復興は、多くの人、資材、資金、そして時間を要する国家的な大事業だと思います。国家あげて東日本の被災地復興に関わることが必要と考えます。
そこで、2011年代1回の異業種交流会「四季の会」は、私も参加する東日本大震災・熊本支援チームの支援物資収集、仕分け作業に関わった仲間、現地で活動した人たちから活動報告してもらい、東北地方の厳しい状況を再確認し、熊本・九州から、何が出来るか、何をしたいか、意見を交わす意見交換を目的に開催をします。
私は4月5~8日、福島県北部、宮城県、岩手県南部の被災状況を見て回り、現地のボランティアリーダーたちとも意見を交わして来ました。今回は、主催者ですが私も現地の被災状況を報告をし、更に支援物資輸送の第1陣に参加した現地ボランティアの方にも活動報告をして頂きます。報告後、これからの熊本の防災について、参加者と意見交換をしたいと思います。最後に、新しい生ゴミ処理(乾燥方式)の技術提案もあります。
異業種交流会「四季の会」が始まって12年、今回で44回目になります。半年ぶりの異業種交流会ですので、友人知人をお誘い合わせの上ご参加下さい。懇親会にもたくさんの参加をお待ちしています。
記
日 時 2011年5月28日(土)19:00(開場18:30)
場 所 ホテル法華クラブ熊本(096-322-5001)
報告会 支援活動報告(野口修一、他)
テーマ 「東日本大震災・支援活動報告、これからの防災」(約60分)
参加費 セミナー 1,000円(資料代、等)
交流会 4,000円(交流が主な懇親会)
主 催 環境共生施設研究所・異業種交流会「四季の会」
申込先 事務局 (申し込みはメール・FAXで5月26日まで)
〒869-0913 熊本県熊本市尾ノ上1丁目48-6
Fax 096・381・0384 Email : aande@lime.ocn.ne.jp
詳しい問い合わせ 理事長 野口修一(090・3666・7682)
異業種交流会「春の会」申し込み(5/26まで)は、氏名・連絡先・所属等と、講演会・交流会の参加有無を記入し、申し込みください。(講演会は、当日参加も可能です)
メールの方は、参加内容、氏名・所属・連絡先(TEL/Email)明記し申し込み下さい。
<申込み内容>∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
氏 名: 所属
住所等: Email
連絡先:TEL Fax
*食事の準備等がありますので参加内容を記入ください。
1. セミナーのみ 2.セミナー+交流会
テーマ「東日本大震災・支援活動報告会、これからの防災」
環境共生施設研究所 理事長 野口修一
ご案内
3月11日東北沿岸部を襲ったマグニチュード9.0の大地震と大津波は、多くの人命を奪い、甚大な被害をもたらした。被災地の復興は、多くの人、資材、資金、そして時間を要する国家的な大事業だと思います。国家あげて東日本の被災地復興に関わることが必要と考えます。
そこで、2011年代1回の異業種交流会「四季の会」は、私も参加する東日本大震災・熊本支援チームの支援物資収集、仕分け作業に関わった仲間、現地で活動した人たちから活動報告してもらい、東北地方の厳しい状況を再確認し、熊本・九州から、何が出来るか、何をしたいか、意見を交わす意見交換を目的に開催をします。
私は4月5~8日、福島県北部、宮城県、岩手県南部の被災状況を見て回り、現地のボランティアリーダーたちとも意見を交わして来ました。今回は、主催者ですが私も現地の被災状況を報告をし、更に支援物資輸送の第1陣に参加した現地ボランティアの方にも活動報告をして頂きます。報告後、これからの熊本の防災について、参加者と意見交換をしたいと思います。最後に、新しい生ゴミ処理(乾燥方式)の技術提案もあります。
異業種交流会「四季の会」が始まって12年、今回で44回目になります。半年ぶりの異業種交流会ですので、友人知人をお誘い合わせの上ご参加下さい。懇親会にもたくさんの参加をお待ちしています。
記
日 時 2011年5月28日(土)19:00(開場18:30)
場 所 ホテル法華クラブ熊本(096-322-5001)
報告会 支援活動報告(野口修一、他)
テーマ 「東日本大震災・支援活動報告、これからの防災」(約60分)
参加費 セミナー 1,000円(資料代、等)
交流会 4,000円(交流が主な懇親会)
主 催 環境共生施設研究所・異業種交流会「四季の会」
申込先 事務局 (申し込みはメール・FAXで5月26日まで)
〒869-0913 熊本県熊本市尾ノ上1丁目48-6
Fax 096・381・0384 Email : aande@lime.ocn.ne.jp
詳しい問い合わせ 理事長 野口修一(090・3666・7682)
異業種交流会「春の会」申し込み(5/26まで)は、氏名・連絡先・所属等と、講演会・交流会の参加有無を記入し、申し込みください。(講演会は、当日参加も可能です)
メールの方は、参加内容、氏名・所属・連絡先(TEL/Email)明記し申し込み下さい。
<申込み内容>∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
氏 名: 所属
住所等: Email
連絡先:TEL Fax
*食事の準備等がありますので参加内容を記入ください。
1. セミナーのみ 2.セミナー+交流会
2011年05月19日
心の「五悪」を克服する
心の「五悪」を克服する
日々の生活でついつい忘れがちなのは、反省と思います。日々の行動を振りかえるには、私の場合、仕事や生活の区切りが着かないと、なかなか振り返るゆとりも持てない気がします。江戸期後期の儒家佐藤一斎の教示「言志四録」「重職心得箇条」を解説した本に、次の一節がありました。
(以下、転載)
心の「五悪」を克服する
王陽明はその昔、
「心がざわついて落ちつかないと、行動を誤ってしまう。
心がたるんでいると、物の見方が浮ついてくる。
心に不満があると、気力が萎え、いじけてくる。
心が虚(うつ)ろになれば、顔形までだらしなくなり、
心が驕ると顔色が傲慢になってくる」
と諭している。
自分はこれを読んで思わず恐れ慎み、身が引き締まった。
(以上、坂井昌彦訳「言志四録+重職心得箇条」より)
まずは、心を落ち着け、身の回りの環境に関心を持てるゆとりが必要と思います。ここ1年半、多様な生活の変化で、心身ともに工夫して乗り切ったのですが、周りの人の支援がなければ何も出来ないということをつくづく感じています。
「感謝」の一字を恒に忘れずに、暮らすことが大切と思います。
*参考資料: 坂井昌彦訳「言志四録+重職心得箇条」~「人の上に立つ人」の勉強~
日々の生活でついつい忘れがちなのは、反省と思います。日々の行動を振りかえるには、私の場合、仕事や生活の区切りが着かないと、なかなか振り返るゆとりも持てない気がします。江戸期後期の儒家佐藤一斎の教示「言志四録」「重職心得箇条」を解説した本に、次の一節がありました。
(以下、転載)
心の「五悪」を克服する
王陽明はその昔、
「心がざわついて落ちつかないと、行動を誤ってしまう。
心がたるんでいると、物の見方が浮ついてくる。
心に不満があると、気力が萎え、いじけてくる。
心が虚(うつ)ろになれば、顔形までだらしなくなり、
心が驕ると顔色が傲慢になってくる」
と諭している。
自分はこれを読んで思わず恐れ慎み、身が引き締まった。
(以上、坂井昌彦訳「言志四録+重職心得箇条」より)
まずは、心を落ち着け、身の回りの環境に関心を持てるゆとりが必要と思います。ここ1年半、多様な生活の変化で、心身ともに工夫して乗り切ったのですが、周りの人の支援がなければ何も出来ないということをつくづく感じています。
「感謝」の一字を恒に忘れずに、暮らすことが大切と思います。
*参考資料: 坂井昌彦訳「言志四録+重職心得箇条」~「人の上に立つ人」の勉強~
2011年05月17日
いざとなると「実行これ伴わず」
いざとなると「実行これ伴わず」(中村天風)
今朝読んだ中村天風氏の訓示に次の言葉がありました。
「一切の事柄をすべて感謝の振りかえて考へられない人は完全に天風教義を実行して居る人とはいへない」
とありました。また、解説に次の一節がありました。
(以下、転載)
そして、感謝観念をもって人生の一切に応接してこそ、それが人生を現実に有意義に決定する不可犯の哲学的真理であるこということも、充分理解されておられると信ずる。
ところが数多くの会員の中には、これらの消息を充分に理解されているにもかかわらず、いざとなると「実行これ伴わず」という状態で、とかく不満や不平が先行して、感謝を考えようとしないという遺憾な人が、ままあるらしいことを見聞する。(中略)
(以上、中村天風書「叡智のひびき」)
中村天風氏の「心身統一法」の根本信条は、生存に対しても、生活に対しても、恒に積極的であれ、とあります。
厳しい被災地の方々のことを思いやることも大事ですが、その心を自分の出来る範囲でどう実行に移すかは、常日頃の自分が周りから支えられ生かされていることへの感謝の念を持ち続けているかにあると思います。
自分の出来ることを出来る範囲で、企業も出来ることを出来る範囲で、被災地の人々へ感謝の気持ちで送ることは必要な行動と思います。企業の得意分野の支援が始まることを願っています。
*参考資料:中村天風書「叡智のひびき」
今朝読んだ中村天風氏の訓示に次の言葉がありました。
「一切の事柄をすべて感謝の振りかえて考へられない人は完全に天風教義を実行して居る人とはいへない」
とありました。また、解説に次の一節がありました。
(以下、転載)
そして、感謝観念をもって人生の一切に応接してこそ、それが人生を現実に有意義に決定する不可犯の哲学的真理であるこということも、充分理解されておられると信ずる。
ところが数多くの会員の中には、これらの消息を充分に理解されているにもかかわらず、いざとなると「実行これ伴わず」という状態で、とかく不満や不平が先行して、感謝を考えようとしないという遺憾な人が、ままあるらしいことを見聞する。(中略)
(以上、中村天風書「叡智のひびき」)
中村天風氏の「心身統一法」の根本信条は、生存に対しても、生活に対しても、恒に積極的であれ、とあります。
厳しい被災地の方々のことを思いやることも大事ですが、その心を自分の出来る範囲でどう実行に移すかは、常日頃の自分が周りから支えられ生かされていることへの感謝の念を持ち続けているかにあると思います。
自分の出来ることを出来る範囲で、企業も出来ることを出来る範囲で、被災地の人々へ感謝の気持ちで送ることは必要な行動と思います。企業の得意分野の支援が始まることを願っています。
*参考資料:中村天風書「叡智のひびき」
2011年05月16日
ビジョンとは、誰かが腹をくくり多くの人を巻込んで「事を成す」
人を待つ間に読んでいた孫正義氏とのジャーナリストとの対談の本「決闘ネット「光の道」革命」に次の一節がありました。
<以下、転載>
(佐々木) ビジョンを言うのは誰にでもできるんですよ。
(孫) いや、誰にでもできるわけじゃないよ。
(佐々木) いや、できますよ。僕だって言えますもん。でもそれじゃあ空中戦になってしまう。いままでそんな空中戦ばかりだったから、もうそんなことを言っていてもしかたがない、もう少しきちんと積み上げて議論をして、プロセスを作る、そこでどう突破口を見出すかという戦略を練る時期に来ていると思います。
(孫) ビジョンとは、誰かが腹をくくって多くの人を巻き込んで、「事を成す」という志で、実現するためなら命を懸けるぐらいの情熱をもってやれば、一歩一歩、世の中は改革できると僕は思っている。(中略)
そういう意味で、新しい、高い志のビジョンを掲げて、問題点があればみんなで解決していけばいいんじゃないかと思います。(中略)
(孫) いろんな問題があるのはわかりますよ。わからず屋は常に世の中にいっぱいいるから。先生と呼ばれる人の中には頭の固い人もいるし――だけどね、僕が思うには、それでみんながあきらめたら、絶対世の中はよくならんのですよ。
(以上、「決闘ネット「光の道」革命」より)
さすがに、孫正義氏だなと思います。これは、遅れを取っている日本のインターネットのインフラ整備のビジョンを、孫氏が語ったものです。
<以下、転載>
(佐々木) ビジョンを言うのは誰にでもできるんですよ。
(孫) いや、誰にでもできるわけじゃないよ。
(佐々木) いや、できますよ。僕だって言えますもん。でもそれじゃあ空中戦になってしまう。いままでそんな空中戦ばかりだったから、もうそんなことを言っていてもしかたがない、もう少しきちんと積み上げて議論をして、プロセスを作る、そこでどう突破口を見出すかという戦略を練る時期に来ていると思います。
(孫) ビジョンとは、誰かが腹をくくって多くの人を巻き込んで、「事を成す」という志で、実現するためなら命を懸けるぐらいの情熱をもってやれば、一歩一歩、世の中は改革できると僕は思っている。(中略)
そういう意味で、新しい、高い志のビジョンを掲げて、問題点があればみんなで解決していけばいいんじゃないかと思います。(中略)
(孫) いろんな問題があるのはわかりますよ。わからず屋は常に世の中にいっぱいいるから。先生と呼ばれる人の中には頭の固い人もいるし――だけどね、僕が思うには、それでみんながあきらめたら、絶対世の中はよくならんのですよ。
(以上、「決闘ネット「光の道」革命」より)
さすがに、孫正義氏だなと思います。これは、遅れを取っている日本のインターネットのインフラ整備のビジョンを、孫氏が語ったものです。
2011年05月11日
思いやりは相手方の気持ちになる、自分を省みるゆとりが大事
思いやりは相手方の気持ちになる、自分を省みるゆとりが大事
今日は一日雨模様です。
やっと連休前後の仕事の目処が見えてきて、ゆっくりPCの前に居ます。午後から、人と会うことがいくつかあり、週末からは色々な団体の総会が始まります。
人は、色々な縁の中で生きていますが、日々顔を合わせる友人知人は、やさしく、力強さも与えて頂いています。ありがたいことと思います。
今朝の読書から、中村天風氏の訓示を解説した「叡智のひびき」から、一節を紹介します。
(以下、転載)
「思いやり、という事を現実にするには先ず何をおいても相手方の気持ちになって考へて見る事である」。(中略)
さらに、厳正なる人間観は、曰く「自他共存主義」すなわちこれである。(中略)
(以上、「叡智のひびき」より)
一人の行為は、必ず周りに何らかの影響を与えます。私のブログを面識の無い方も読んでいただいています。常に、相手が居ることを考えた言動が必要と思い書いていますが、気が緩むと誤字脱字、さらに日にちを間違えたりします。
妻から「自分を省みるゆとりが大事」と指摘され、今日から「一日三省」のゆとりを持った生活を目指します。
*参考資料:中村天風著「叡智のひびき」
今日は一日雨模様です。
やっと連休前後の仕事の目処が見えてきて、ゆっくりPCの前に居ます。午後から、人と会うことがいくつかあり、週末からは色々な団体の総会が始まります。
人は、色々な縁の中で生きていますが、日々顔を合わせる友人知人は、やさしく、力強さも与えて頂いています。ありがたいことと思います。
今朝の読書から、中村天風氏の訓示を解説した「叡智のひびき」から、一節を紹介します。
(以下、転載)
「思いやり、という事を現実にするには先ず何をおいても相手方の気持ちになって考へて見る事である」。(中略)
さらに、厳正なる人間観は、曰く「自他共存主義」すなわちこれである。(中略)
(以上、「叡智のひびき」より)
一人の行為は、必ず周りに何らかの影響を与えます。私のブログを面識の無い方も読んでいただいています。常に、相手が居ることを考えた言動が必要と思い書いていますが、気が緩むと誤字脱字、さらに日にちを間違えたりします。
妻から「自分を省みるゆとりが大事」と指摘され、今日から「一日三省」のゆとりを持った生活を目指します。
*参考資料:中村天風著「叡智のひびき」
2011年05月04日
旺盛な活力と不屈の決意、最高の知恵は決断力
旺盛な活力と不屈の決意、最高の知恵は決断力
サミュエル・スマイルズ著「自助論」の解説本「よく考える人 よく動く人」(竹内均訳)の一節に、イギリス植民地の奴隷解放運動を指導したファウエル・パクストンの訓示がある。
「長生きするにつれ、ますます確信を持っていえることがある。強者と弱者の違い、偉人と取るに足りない人間との違いは、その人間が旺盛な活力と不屈の決意を持っているかどうかにかかっている。ひとたび目標が定まったら、あとは勝利か死のいずれかしかない――そう断じ切る決意が大切なのだ。旺盛な活力と不屈の決意さえあれば、この世の不可能のなど一つもない。逆に、それを備えていなければ、どんなに才能や境遇やチャンスの恵まれていようと、二本足で歩く動物の域を出ず、真の人間にはなれないだろう」。
「決意と活力」は、人に必要な言動の根幹と思います。また同じ本に、ナポレオンが好んだ格言が紹介されていた。「最高の真実なる知恵は、毅然とした決断なり」。人生には幾度となく勝負の機会がある。人生のチャンス(機会)に必要なものは、勇気と思います。
サミュエル・スマイルズ著「自助論」の解説本「よく考える人 よく動く人」(竹内均訳)の一節に、イギリス植民地の奴隷解放運動を指導したファウエル・パクストンの訓示がある。
「長生きするにつれ、ますます確信を持っていえることがある。強者と弱者の違い、偉人と取るに足りない人間との違いは、その人間が旺盛な活力と不屈の決意を持っているかどうかにかかっている。ひとたび目標が定まったら、あとは勝利か死のいずれかしかない――そう断じ切る決意が大切なのだ。旺盛な活力と不屈の決意さえあれば、この世の不可能のなど一つもない。逆に、それを備えていなければ、どんなに才能や境遇やチャンスの恵まれていようと、二本足で歩く動物の域を出ず、真の人間にはなれないだろう」。
「決意と活力」は、人に必要な言動の根幹と思います。また同じ本に、ナポレオンが好んだ格言が紹介されていた。「最高の真実なる知恵は、毅然とした決断なり」。人生には幾度となく勝負の機会がある。人生のチャンス(機会)に必要なものは、勇気と思います。
Posted by ノグチ(noguchi) at
07:56
│故事、名言、訓示、スピーチ