2018年02月13日

決断とは何か? 〜昭和の経済学者の訓示より〜

決断とは何か? 〜昭和の経済学者の訓示より〜

おはようございます。北国の大雪は、今年は異常に多い、自然相手の人間社会の現実を思い知らされている様に思います。

自然相手の出来事、問題では、様々な場面で決断が必要になります。国道8号線の車の立往生の様な事が起こると、担当者は決断の連続に直面する。

昭和の経済学者の木内信胤氏が「決断」について語っています。

(以下、『木内信胤語録』より)

決断は辛いものであり、
決断するのは早ければ早い程良い。
決断は瞬間にするものであり、
頭はその様に使うものである。
決断する時は、
一番悪い結果を見据えれば可能となり、
見据えて分かる為には、
知恵の積み重ねが必要である。
それは仏教で言う悟りである。
(木内信胤 昭和63年6月9日)

東京に住む子どもが、1月の大雪の時、アパート周りの雪景色を夕方に撮影して送ってきた。その後、テレビで帰宅できない人々の映像が流れてきて、トップの判断の大切さを、今朝の読書で痛感させられた。

大雪の帰宅困難を予想して午後4時に帰宅させた会社と、会社の都合で定時まで、あるいは残業までやった会社の社員は、駅にも入れな様な状況になった。

トップの決断とは、大切だなと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:25│Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ
 
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