2009年11月17日

「学問とは」中人以上に語り、中人以下には語らず。

「学問とは」中人以上に語り、中人以下には語らず。

・子曰わく、「中人以上には、以て上を語るべきなり。中人以下には、以て上を語るべからずなり」

(意味)
孔子先生が言われた。「中以上の人には、高遠な哲理を説いてもよいが、中以下の人には、高遠な哲理を説くべきでない。」

(感想)
 与えられた役を懸命にやる我々凡人には、賢者の智恵を理解出来ないものがあるが、解からないなりにも、理解(場と人)に務めることが大事と思います。

 また、孔子が学ぶ姿勢(意気込み)を次に言葉で説いています。


・子曰わく、「之を知るものは、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」

(意味) 
 孔子先生が言われた。「知る者は、好んでやる者には及ばない。好んでやる者は、楽しんでやる者には及ばない」

(解説)
 孔子でなくても言われてみれば、当たりまえのことですが、意外にこのことを忘れています。
「知る→好む→楽しむ」

 学問を日々の楽しみ(習慣)にできたら、人生はこの上ない充実を得れることだろうと思いますが、なかなか出来ないのが現実です。昔から「人生は、朝露に如し」、人生とは短いもの、之(人生or人の道)を学ぶには、多様な経験が必要なように感じます。

*参考資料:仮名論語(伊與田覺著)



Posted by ノグチ(noguchi) at 22:16│Comments(0)
 
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