2010年08月21日

<必ず危険を招く八つの要素>一日三省の心がけ

<必ず危険を招く八つの要素>一日三省の心がけ

 危機は、日々の気持ちのほころびから生まれると思います。おごり、油断、あせり、怠慢、等々、昔からリーダーの侵す危険の予兆を察知する言葉がたくさんありますが、次の八つの心の在り様を検証することも大事と思います。

<必ず危険を招く八つの要素>
1.規則を自分で作って、それを監督実行しようとするとき
2.自分の都合のみを考え、他を考える暇のないとき
3.明日に残した楽しみがないとき
4.心から人をほめる気が起こらないとき
5.即決と称する決め方をするとき
6.自分だけよい顔をし、よい子なろうとするとき
7.本気で自分がえらいと思ったとき
8.眠れない、食欲がないとき

3の「明日に残した楽しみがない」ということも、さみしいものです。人と関わり、人と語り、人と一緒に仕事をする。これこそが、人成長させ、仲間をつくりだす方法と思います。
 人は一人では生きていけません。仲間がてこそ事を起こすことでき、成果を得ることができます。周りから、賛否の意見を聞ける間は大丈夫と思いますが、自分に都合の良いことばかりが耳に入るようになった時は、危険が近いと考えることが必要と思います。
 チャンスは危険の裏にある。
 危険は、チャンスの裏にある
「危機」は、危険と機会の合わさった言葉です。
上記の八つの危険を招く要素を噛みしめつつ、今日の言動に気をつけたいと思います。

*参考資料:川北義則著「いまはだめでも、きっとうまくいく」


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Posted by ノグチ(noguchi) at 10:54│Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ
 
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