2011年04月29日

いざという時、日常の「志」がどこか問われる

いざという時、日常の「志」がどこか問われる

 昨日から外回りが増え、PCの前に長く居れなくなりました。今日の昼食は、先輩方との会食+会議でした。我が家にGWは、3・4・5日がメインですので、平日は2日のみ、30日も仕事に使えるとしても、連休前の詰まった日程をどうやりくりするか、心がけが大事と思います。

話題は変わりますが、米沢藩の改革を行った上杉鷹山の師・細井平洲が訓示にしています。
・改革を阻む壁が3つある
 一、ものの壁(物理的な壁)。
 二、仕組みの壁(制度的な壁)。
 三、心の壁(意識の壁)。
この三番目の「心の壁」を叩き壊すことが一番難しい。

 また奈良本辰也著『葉隠』にも次の教示があります。
「何事でも不可能ということはない。一念発起すれば天地も貫き通すという。だから、できないのではない。ふがいないから、それを思い立たないのだ」。

 常に人よりも早くの無鉄砲な人は、危なっかしくてしかたない。でも中には、動きながらも考えている人は、周りを動かし、目標を形成し、支援者を集めることが出来る人もいます。この違いは、日常の活動(事業)の「志(目的)」がどこを目指しているかが問われると思います。

*参考資料:童門冬二著「上杉鷹山と細井平洲」
奈良本辰也著「葉隠」


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Posted by ノグチ(noguchi) at 17:26│Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ
 
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