2007年09月06日

時には冷静に、時には情熱的に

時には冷静に、時には情熱的に


 慌しいさなかにあっても、冷静にあたりを見回すだけの余裕があれば、ずいぶんと心のいらいらを解消することができる。
 暇でひっそりとしているときも、情熱を燃やして事にあたれば、またそこに捨てがたい魅力を見出すことができる。


(解説)
 心がいらいらするのは、実態が把握しきれていないことが原因の一つである。だから、冷静に実態を見極めれば、それなりの対策を講じることができて、心の不安を解消することができるかもしれない。ただし、ここぞという時は、情熱を燃やしてチャレンジする積極性がほしい。


(感想)
 西郷南州遺訓の副題は、「無事は有事の如く、有事は無事の如く」とありました。これは、長州の志士、久坂玄瑞が「禁門の変」の時、陣中でで静かに本を読みながら部下に語った言葉と言われています。西郷隆盛は、その度胸の良さと、零細さ、勇猛果敢な気質を評して「久坂先生は、お地蔵さんのようだ」と語ったと言います。
 多忙な仲に、冷静さを持ち、静(閑)ずかな仲でも志を絶やさず持ち続け、行動起すときは疾風の如く動くことが重要と思います。  「忙中に閑あり」の心を忘れないようのしたいものです。


*参考資料:「新釈 菜根譚」守屋洋著、
        「西郷南州遺訓」
         



Posted by ノグチ(noguchi) at 13:37│Comments(0)
 
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