2007年09月12日

すべては心のありよう

すべては心のありよう

 自然の暑さからのがれることはできなくても、暑さを苦にするこころを消し去れば、いつも涼み台の上にいるようなもの。
 現実の貧しさをから抜け出ることは出来なくても、貧乏に悩む心を払いのければ、いつも安楽な家に住んでいるようなものだ。

(解説)
「心頭ヲ滅却スレバ、火自(オノズカ)ラ涼シ」(『碧巌録』)ということであろうか。貧乏も楽しめる境地になれば最高なのだが、なかなかそこまではなれそうもない。せめて経済的には恵まれなくても、明るく前向きに生きていきたい。


 「住めば都」と良く聞きますが、現実なかなか環境に馴染む、あるいは境遇を受け入れるのは難しいものです。ただ、家族団らん、和気藹々と過ごせれば、まずは幸福と思える一時が感じられればそれで良いと思うこともある。
 日常の厳しい現実を向き合い、心にいかに「ゆとり」もてるかは、日々の精進に頼るしかないようです。



Posted by ノグチ(noguchi) at 12:14│Comments(0)
 
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