2011年08月22日

ハーバード.B.S教訓「経営者になるための部課長心得12ヵ条

ハーバードビジネススクールの教訓「経営者になるための部課長心得12ヵ条」

 おはようございます。爽やかな朝です。

 朝の読書より、作家の城山三郎氏の対談集「プロフェッショナルの条件」(昭和57年発刊)に、三菱商事第一食品部の相沢徹氏との対談の一節に、ハーバードビジネススクールで学んだことで、「経営者になるための部課長心得12ヵ条」が書かれていた。

(1)長期ビジョンと短期ビジョンの双方をもて。
(2)「円滑な複合的人間関係」を保持して「企業の分権化」に対処せよ。
(3)「権限と責任の不均衡」は現代社会の常態であると心得よ。
(4)プランナーたると同時にアクター(実践者)たれ。
(5)社会変動に即応すべく常に備えよ。
(6)「不確定要素の増大」は不可避と心得て、これに耐え忍べ。
(7)いかななるビジネスにも「いやなこと」はあると悟れ。
(8)部下の仕事に不満足でも手を出さず、もっぱら志気を鼓舞せよ。
(9)世の中に完全なものはないと心得て「完全主義者」となるな。
(10)ビジネスに終着点なし、ビジネスは「旅」。旅の「過程」こそ重要である。
(11)すべて「意見の不一致」は不可避であり、不一致をまとめる能力を身につけよ。
(12)今日の正義は明日の不正義。何ごとも変転きわまりなきことを悟る柔軟な精神を保つことこそ肝要である。

 今にも通じるリーダーの心得と思います。これは、企業家になるためと言うよりは、社会活動のすべてに通じるリーダーの条件と思います。社会は、有為転変、変化に対応できる工夫こそ大事と思います。

*参考資料:城山三郎著「プロフェッショナルの条件」
     ~アメリカ在住のリーダーたちの対談集~



Posted by ノグチ(noguchi) at 07:16│Comments(0)
 
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