2007年10月18日
「塾と学校の楽しさの差」(娘の塾通いに思うこと)
「塾と学校の楽しさの差」(娘の塾通いに思うこと)
我が家は、長女が中2の夏休み中と、中2の終わり~卒業まで。
次女が、中2の夏休みから通いっていて、来年の卒業まで行くと思います。
なんでこれを書くかと言いますと、昨日の日記の書き込みで、学習の自主性のことを、らーうー様が書かれたことを、我が家のことで考えてみました。
(月曜の日記から)
らーうー様 (の書き込み、感謝いたします)
知識を身に着けるためには、自主性が必要でしょうね。中学まで全く勉強しなくて当然のごとく中学浪人した私が、少しは勉強しようと思ったきっかけは・・・・・
(我が家の状況と師からの言葉)
勉強は辛いものですね。自主性も有りますが、私の人生相談の師(友でもあります)が、勉強は楽しくないと続くかないと指摘されました。自分の体験も含めた話をして頂き非常に参考になっています。
今、中学の娘は土曜日に約8時間、平日4時間半塾に居ます。各日の授業は、土曜日が50分の3時間、平日が2時間ですので、後は自習しつで勉強していると言います。
なぜかと聞くと学校よりも塾が楽しいし、分かりやすく教えてもらえることと、最大の要因は同じ意識をもつ友達が居ることだそうです。
同じ興味を持ち、目標校は違えども、たのしく勉強できると言うのが理由のようです。
師の実体験にも似ていて、「自分は、学校入学時劣等生であったが、クラスで一番の横にいつも居て、一緒に勉強して、やり方を真似て居ていたら、その彼を抜いて一番になっていた。」その体験に、「一緒に勉強がとても楽しかった」と感想もあり、「野口君、勉強は毎日が楽しくなければ行けない。遊びの楽しさでなく、興味の湧きく、勉強の楽しさを作り出せば続くよ」と指摘がありました。
娘たちの状況は、同じようなレベルと意識の友達が数名居て、塾に一緒に居ることも楽しいようで、私たちの世代からは考えられない風景で、戸惑いながらも、師の教えの効果で、成績がじょじょに上がっていて、「楽しさ」効果が出ているようです。
(現在の公立中学校の現状)
現在の中学校は、地域(校区内)の全員が集い、子供を含め親も色々な興味の違う人たちが会し、その要望に答えるべく先生一人で、40人の生徒を教えて行きます。
中学校になると(学習)意欲によって、理解度に大きく差が出て来ます。これをどう授業して行くかは、古参の先生もですが、若い先生には、至難の技に近い状況と聞きます。
少子化で、逆に親の要望が強くなり、対応する学校も苦労しているようです。
私は、現在PTA会長をして、先生方と語る機会もたまに在るのですが、文部省の指導要綱だけの頼りにして、授業を組んで(スピードで)いけば、理解が遅れた子供には、興味をそそる授業では無く、個性を伸ばすとする指導趣旨と離れて行きます。
また、地方の学校では、親の姿勢もあるのでしょうが、収入格差からも、学習の習熟のために補助する塾や家庭教師等の手立てを親ができず、更に理解度が開き、3年生後半になると、成績一覧のカーブのM字が、益々強くなって行くそうです。
「(理解の遅い子には)授業は進む、理解できない。」
「(分かる子には)授業が遅い、受験に間に合わない。」
の問題の間で先生、親も揺れています。
(授業を楽しくする対策)
M字カーブの生徒の成績に合わせて、一クラスに2人先生を付け、進んでいる生徒と理解が遅い生徒で分けて、分かる(興味が湧く)授業にと苦慮の末、校長が決断し、2学期から始めることになったそうです。
中学の科目で、大きく差のつく英数だけですが、良い取り組みと思います。
実際、子供の個性は全部違い、興味も異なりますので、本当は一人ひとりの理解度に合わせて、学習プログラム作れば良いのですが、現在の40人体制のクラスでは到底不可能です。
小学校の1,2年の少人数クラスの重要性は、専門家の指摘もあるようにだいぶ進んでいますが、高校進学前の中3年生にも、各学科の理解度に合わせて少人数の指導が必要と感じています。
(あとがき)
これから来る少子高齢化社会の中で、子供たちが一人の担う地域での責任は大きくなるばかりです。地域の次世代育成に力を注ぐためにも、中学後半の少人数授業と、高校との連携強化も必要になって来ると思います。
皆さんの周りの中学校は、どんな取り組みをしているか、たまには覗いて見る事も必要と思います。それは、次の地域社会を動かす人材であり、自分たちのまちづくりの中心になって行く人たちですから。
地域力=人材力と言われます。
少子化で少なくなった大切な子供たちを、地域全員で育てる時代になって来たと考えています。
我が家は、長女が中2の夏休み中と、中2の終わり~卒業まで。
次女が、中2の夏休みから通いっていて、来年の卒業まで行くと思います。
なんでこれを書くかと言いますと、昨日の日記の書き込みで、学習の自主性のことを、らーうー様が書かれたことを、我が家のことで考えてみました。
(月曜の日記から)
らーうー様 (の書き込み、感謝いたします)
知識を身に着けるためには、自主性が必要でしょうね。中学まで全く勉強しなくて当然のごとく中学浪人した私が、少しは勉強しようと思ったきっかけは・・・・・
(我が家の状況と師からの言葉)
勉強は辛いものですね。自主性も有りますが、私の人生相談の師(友でもあります)が、勉強は楽しくないと続くかないと指摘されました。自分の体験も含めた話をして頂き非常に参考になっています。
今、中学の娘は土曜日に約8時間、平日4時間半塾に居ます。各日の授業は、土曜日が50分の3時間、平日が2時間ですので、後は自習しつで勉強していると言います。
なぜかと聞くと学校よりも塾が楽しいし、分かりやすく教えてもらえることと、最大の要因は同じ意識をもつ友達が居ることだそうです。
同じ興味を持ち、目標校は違えども、たのしく勉強できると言うのが理由のようです。
師の実体験にも似ていて、「自分は、学校入学時劣等生であったが、クラスで一番の横にいつも居て、一緒に勉強して、やり方を真似て居ていたら、その彼を抜いて一番になっていた。」その体験に、「一緒に勉強がとても楽しかった」と感想もあり、「野口君、勉強は毎日が楽しくなければ行けない。遊びの楽しさでなく、興味の湧きく、勉強の楽しさを作り出せば続くよ」と指摘がありました。
娘たちの状況は、同じようなレベルと意識の友達が数名居て、塾に一緒に居ることも楽しいようで、私たちの世代からは考えられない風景で、戸惑いながらも、師の教えの効果で、成績がじょじょに上がっていて、「楽しさ」効果が出ているようです。
(現在の公立中学校の現状)
現在の中学校は、地域(校区内)の全員が集い、子供を含め親も色々な興味の違う人たちが会し、その要望に答えるべく先生一人で、40人の生徒を教えて行きます。
中学校になると(学習)意欲によって、理解度に大きく差が出て来ます。これをどう授業して行くかは、古参の先生もですが、若い先生には、至難の技に近い状況と聞きます。
少子化で、逆に親の要望が強くなり、対応する学校も苦労しているようです。
私は、現在PTA会長をして、先生方と語る機会もたまに在るのですが、文部省の指導要綱だけの頼りにして、授業を組んで(スピードで)いけば、理解が遅れた子供には、興味をそそる授業では無く、個性を伸ばすとする指導趣旨と離れて行きます。
また、地方の学校では、親の姿勢もあるのでしょうが、収入格差からも、学習の習熟のために補助する塾や家庭教師等の手立てを親ができず、更に理解度が開き、3年生後半になると、成績一覧のカーブのM字が、益々強くなって行くそうです。
「(理解の遅い子には)授業は進む、理解できない。」
「(分かる子には)授業が遅い、受験に間に合わない。」
の問題の間で先生、親も揺れています。
(授業を楽しくする対策)
M字カーブの生徒の成績に合わせて、一クラスに2人先生を付け、進んでいる生徒と理解が遅い生徒で分けて、分かる(興味が湧く)授業にと苦慮の末、校長が決断し、2学期から始めることになったそうです。
中学の科目で、大きく差のつく英数だけですが、良い取り組みと思います。
実際、子供の個性は全部違い、興味も異なりますので、本当は一人ひとりの理解度に合わせて、学習プログラム作れば良いのですが、現在の40人体制のクラスでは到底不可能です。
小学校の1,2年の少人数クラスの重要性は、専門家の指摘もあるようにだいぶ進んでいますが、高校進学前の中3年生にも、各学科の理解度に合わせて少人数の指導が必要と感じています。
(あとがき)
これから来る少子高齢化社会の中で、子供たちが一人の担う地域での責任は大きくなるばかりです。地域の次世代育成に力を注ぐためにも、中学後半の少人数授業と、高校との連携強化も必要になって来ると思います。
皆さんの周りの中学校は、どんな取り組みをしているか、たまには覗いて見る事も必要と思います。それは、次の地域社会を動かす人材であり、自分たちのまちづくりの中心になって行く人たちですから。
地域力=人材力と言われます。
少子化で少なくなった大切な子供たちを、地域全員で育てる時代になって来たと考えています。
Posted by ノグチ(noguchi) at 01:19│Comments(0)