2007年10月19日

善行もせず、評判だけを得ようとしてはならない

「善行もせず、評判だけを得ようとしてはならない」(菜根譚)

 信念を曲げてまで人の歓心を買おうとしてはならない。人からは煙たがられても、自分の信念は貫くべきである。
 善行もないのに、評判だけを得ようとしてはならない。それくらいなら、いわれのない非難にされされるほうがまだましだ。
四班の前っ
(解説)
 一見誠実そうに見えるが中身は俗物。世俗に迎合するそんな偽善者のことを、『論語』では、「卿原(きょうげん)」と呼んでいる。孔子はこの種の人間を「卿原ハ徳ノ賊ナリ」といって嫌った。
 孔子だけではない。孟子もまた、「閻然(えんぜん)トシテ世ニ媚ブル者ハ、コレ卿原ナリ」ときびしく批判している。以って非なる者だからであろう。

(感想)
 日本は、思惑社会とよく言われます。評判、批評、噂をとても気にします。私などは、学歴もなく、日々実践と出会いが中心の学問で、他の批評を記する事もなく、興味を中心に人を求めて動いています。
 周りを気にしない分、対話に集中できるのが、良いのかもしれません。一心不乱と言う言葉がありますが、これより一極集中の注意力が「対談」には必要な気がしています。



Posted by ノグチ(noguchi) at 10:05│Comments(0)
 
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