2007年11月05日

成功するタイプ、失敗するタイプ-「虚円と執拗」

成功するタイプ、失敗するタイプ-「虚円と執拗」
「孔子」はどんな人か?~本人の言葉で~

 自分をどう評価するか、或いは自分の関わる組織の評価はどうか、・・
たまには外からの意見をもらう事が必要と思います。

 今年1年学校評議員なる委嘱を受けているが、何をやるかさっぱりわからないのが現実、さらに昨年まで、その学校のPTA会長をしていたこと、そして管理職は去年のメンバーでは、批評するにもしようがないのではと思います。
 また、今年出身高校の保護者会に関わることになったのですが、これまでの経験を基に入学式、PTA総会の感想を先輩に話す機会があり、その内容を聞きつけた元役員経験者から、クレームを飲み会に席で言われました。「自分たちは懸命にやっているのをどういうことか・・・」と高圧的言い方で、ムッとしたのですが、外からの意見を受け入れることをしてない組織になっていると思いました。
 やったことに文句を言うなでは、組織の改善はできないと思います。特に、保護者会のような組織は、前年踏襲的なり、新たな試みをやらないことが多いように思います。人間は、毎年同じことをやっていると、向上心が薄れて行く生き物のように思っています。利益を生む必要の無い組織も同様の意識を生み出すことが多々あります。
 
 組織運営で改善させるには、強烈なリーダーの登場か、外圧による改善要求と思います。私の総会の批評(改善要求)を、執行部批判に受け止めたのは仕方がないにしろ、総会を役員側からしか見ない視点に、「前年踏襲」の弊害が出ていると思いました。
 ここで、問題は自己評価(自己満足)を、PTAなどのボランティア組織の評価としてしまうことにあると思います。やはり物事は、多方面に意見を受け入れ、常に検証(反省)し改善を続けることが必要と思いました。

 そこで、今日の一言は、儒教の祖「孔子」の自己評価です。
「憤りを発して食を忘れ、楽しみを以って憂いを忘れる」(論語)
(意味)
 時勢を憂えると食事も忘れてしまう。楽しみごとに熱中すると心配事も吹っ飛んでしまう。そうして老い先も短いことも忘れている男だ。

もう一つが、「虚円(きょえん)の士」の外部評価の一説、
「功を建て業を立つるは、多くは虚円の士なり」(菜根譚)
(意味)
 事業を成功させ、功績を立てるのは、素直で機転のきく人物だ。

反対に、「事をやぶり機を失うは、必ず執拗の人なり。」
(意味)
 事業に失敗したり、チャンスを失くすのは、きまって強情で融通の利かない人間だ。

成功するタイプ-虚円の士
失敗するタイプ-執拗の人

物事の成功には、リーダーの熱意と謙虚さが必要と先人たちも語っています。
今日は、自己評価と功績の関係を考えた一日になりました。みなさんのご意見を頂けるとありがたいです。



Posted by ノグチ(noguchi) at 18:20│Comments(0)
 
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