2012年01月09日

自分にとって、最上の友達は自分自身である

自分にとって、最上の友達は自分自身である

 久しぶりに、熊本市の南の近郊に在るイオンモール・グレアに、行きました。家族のショッピング中は、だいたい読書の時間なのですが、読みながらハッとする思いをしました。

・自分にとって、最上の友達は自分自身である

なにをバカなことを書いてる、と思いますが真面目な意見と、読み進む中で分かった。(以下、転載)

…、どんなに友達が居ても、結局は他人は他人であって、あなたにとって一番あなたのことを思っているのはあなた自身しかいない、つまりあなた自身こそあなたにとっての最上の友達なのだという意味である。
 まさにこの言葉は真実を語っている。人間はどんなに多くの友達に囲まれていても、あるいは妻や子どもたちに恵まれていても、結局は孤独な存在である。(略)

なんだ、そのことかと思われるでしょうが、以外に周りの人間関係に、振り回されている人には、この感覚が理解されない。
 また、本では次のことも、語っている。(以外、転載)

…、自分の心を偽って友人と付き合っていても、そんな関係では、お互いに真情のある付き合いに発展することはない。
 まず、自分がやりたいことをすることだ。自分のやりたいことをしてきて、その結果、もし友人ができなければ、できなかったとしても、その時はそれでもいいのではないかという覚悟も必要だ。(略)

若いころは、友達に無視されることが、いじめとして厳しい非難(問題視)されるように思います。大人社会のいじめは、表面化しにくい陰湿なものを、多いと聞きます。
 そんな時こそ、自分自身を友達として、自分と語り続けることを忘れてはならないと思います。

 今日、ショッピングモールのフードサービスで、大勢の客の一人して、コーヒーを飲みながら読書すると、逆に孤独感を感じたりします。
 そんな時こそ、自分自身と語る良い機会なのかもしれません。

*参考資料:竹村健一著『欲望が人間の器を決める』より


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Posted by ノグチ(noguchi) at 23:19│Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ
 
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