2007年12月13日

大仕事実現に、臨機応変の微調整能力

大仕事実現に、臨機応変の微調整能力

 色々な事業、仕事を完成させる途中には、色々な出来事、予期せぬ危機が来るものですが、高い目標を持って実現するには、常に微調整が必要とトップリーダーたちが語るのを聞きます。

 米大リーグで活躍する、中継ぎ投手の見本のような、長谷川選手がいます。既に10年目、当初の予想を越える活躍には、頭が下がる思いがします。しかし、当人の意見を聞くと、
「渡米前から自身があったのは『アジャストメントの力』を信じてきたからだ」
と言う考え方でした。

 「アジャストメントの力」とは、長谷川選手の言葉を借りて整理すると、

 ① 自分の欠点がわかる
 ② 欠点を克服するための対策、処方箋を自分で書ける
 ③ 自分で書いた処方箋を自分の力で実行できる

長谷川選手は、高校、大学、プロ野球で既にこれを経験し、更に大リーグでも実践し成長を続けています。

 長谷川選手の考え方は、経営手法のベンチマーク(私の解釈:到達点)と良く似ています。
 既にすぐれたシステム、ノウハウを持つ企業を研究し、自分の欠点を見つける。その改善策を分析し、対策を立て、克服、成長して行く。トヨタの成長に、このベンチマークの視点があると言われています。

 プロの世界では、能力あるのは当然ですが、でも有能な選手が全て成功しているわけでなく、アジャストメントの力がないと、発揮できぬまま限界を迎えてしまう。発展とは、変わり続けるが必要と言われます。


 私自身を振り返ると、色々な人との出会いで、今があると思います。
 社会活動を中心の経済学者との出会い、新エネルギーの先駆的研究者、地元大学の建築分野研究のリーダーたち、環境活動家との出会い、インターネット利用の視点、重要ポイントになった研修、セミナー等々、事務所開設して18年目ですが、少しづつ、少しづつ何かに気付き、勉強して来たように思います。


 全日本女子ソフトボール元監督 宇津木妙子氏の言葉

「練習を積んで強くなり、勝つ。すると、みなさんの期待は高まる。更に練習、勝つ。キリがないくらい、乗り越えるべき山は高くなる。」

 事業、スポーツも同じですが、期待に添える活動が出来てくると、更に期待がかかるものです。来年は、オリンピックですが、大会本番のプレッシャーに押しつぶされて、目標の成果を出せない人を多く見ます。これは、人間が心と身体が一体であること証明していると思います。
 心は、自分の持ちようとよく言われます。宇津木氏のことが書かれた一節の見出しに次の言葉がありました。

「期待を背負ってはならない。期待に背中を押してもらうものだ。」

ことばも受け取り方で、だいぶ違うなと感じます。プレッシャーを追い風に使える、心の育成に務めたいと思います。



Posted by ノグチ(noguchi) at 07:52│Comments(0)
 
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