2007年12月17日
(大宰府)「永淵塾」人生訓の個別講座
(大宰府)「永淵塾」人生訓の個別講座
今日は、福岡県大宰府に在る、筑紫女学院大学の永淵教授を訪ねた。年に1度は、訪れる師の一人ですが、今日は先生の所有するマンションの改装の相談が主でしたが、いつもの如く約1時間くらい、易学の講話と現代社会についての感想、更に今後の課題と必要なこと等々の話しで盛り上がりました。
永淵先生は、二松学舎大で国文学を専攻されたのですが、私は文学でなく、易学、陽明学、論語等々の現代の事象に合わせて、講義をしてもらっています。これまで、私の活動の大きなヒントは、永淵講話にあります。
先生の講義に中で、「バランス感覚」が重要と気付かされます。
縮んだら、伸びる。
押したら、引く。
登ったら、降りる(落ちる)。
文明も、上昇の後は、下降になると良く話されます。
話の中心は、実践から学ぶ学問の必要性を強く話されていました。座学だけでは、自信有る行動につながらない。現場、現物、本人による、現場で経験し考える学問が今後重要と感じます。このことは古くから言われているのに、なかなか実践が伴わないのが現実です。
私は、大学で学んでいないので、33歳から実践で、大人の社会勉強をして来ました。勉強の対象は、目の前の「人の言動」で、先輩方の経験から発せられる言葉は、とても印象深く心に残ります。
かつて、熊本の思想家横井小楠は、「官僚の説明は、一人聞けばそれで充分だが、一般庶民に話しは、何人聞いても面白い」と語ったと言います。その生活実践学からの庶民の言葉には、経験から出る知恵があったのだと思います。
永淵先生の講話は、いつも取り留めなく話題があっちこっちに飛ぶのですが、帰りの車の中で振り返ると、「これからは、何が必要」の訓示が沢山詰まっている事に気付かされます。これこそ「座学」でない、一対一の議論の中で、「知恵」が集約されて行くことがわかります。
今回の中身は、「後継者をいかにして育てるか、№2の力量がとても大事、実学の必要性、等」が中心でしたが、これを求める人々の多くが、「知識集約型」の勉強だけしていては自信が生まれないと思っていると、永淵先生も話されいました。
吉田松陰の松下村塾のやり方は、一人ひとりの塾生に合わせて時勢の課題を出し、自分で考え実践させ、師や塾頭たちと一対一の意見交換しながら積み上げる学問でした。要は、知識集約の記憶型学習も必要ですが、それを活かし更に発展させる実践がもっと重要と多くの偉人が唱えています。正に、現代社会に実学の思想が求められていると思います。
一年ぶりの個別「永淵塾」は、先生の教養の広さと、時勢を見る見識の深さを感じるものでした。
今日は、福岡県大宰府に在る、筑紫女学院大学の永淵教授を訪ねた。年に1度は、訪れる師の一人ですが、今日は先生の所有するマンションの改装の相談が主でしたが、いつもの如く約1時間くらい、易学の講話と現代社会についての感想、更に今後の課題と必要なこと等々の話しで盛り上がりました。
永淵先生は、二松学舎大で国文学を専攻されたのですが、私は文学でなく、易学、陽明学、論語等々の現代の事象に合わせて、講義をしてもらっています。これまで、私の活動の大きなヒントは、永淵講話にあります。
先生の講義に中で、「バランス感覚」が重要と気付かされます。
縮んだら、伸びる。
押したら、引く。
登ったら、降りる(落ちる)。
文明も、上昇の後は、下降になると良く話されます。
話の中心は、実践から学ぶ学問の必要性を強く話されていました。座学だけでは、自信有る行動につながらない。現場、現物、本人による、現場で経験し考える学問が今後重要と感じます。このことは古くから言われているのに、なかなか実践が伴わないのが現実です。
私は、大学で学んでいないので、33歳から実践で、大人の社会勉強をして来ました。勉強の対象は、目の前の「人の言動」で、先輩方の経験から発せられる言葉は、とても印象深く心に残ります。
かつて、熊本の思想家横井小楠は、「官僚の説明は、一人聞けばそれで充分だが、一般庶民に話しは、何人聞いても面白い」と語ったと言います。その生活実践学からの庶民の言葉には、経験から出る知恵があったのだと思います。
永淵先生の講話は、いつも取り留めなく話題があっちこっちに飛ぶのですが、帰りの車の中で振り返ると、「これからは、何が必要」の訓示が沢山詰まっている事に気付かされます。これこそ「座学」でない、一対一の議論の中で、「知恵」が集約されて行くことがわかります。
今回の中身は、「後継者をいかにして育てるか、№2の力量がとても大事、実学の必要性、等」が中心でしたが、これを求める人々の多くが、「知識集約型」の勉強だけしていては自信が生まれないと思っていると、永淵先生も話されいました。
吉田松陰の松下村塾のやり方は、一人ひとりの塾生に合わせて時勢の課題を出し、自分で考え実践させ、師や塾頭たちと一対一の意見交換しながら積み上げる学問でした。要は、知識集約の記憶型学習も必要ですが、それを活かし更に発展させる実践がもっと重要と多くの偉人が唱えています。正に、現代社会に実学の思想が求められていると思います。
一年ぶりの個別「永淵塾」は、先生の教養の広さと、時勢を見る見識の深さを感じるものでした。
Posted by ノグチ(noguchi) at 23:22│Comments(0)