2012年08月20日

「限界」は、自分で目標を立てた時に生まれる。目標設定が大事。

「限界」は、自分で目標を立てた時に生まれる。目標の設定が大事。

おはようございます。今朝も暑くなりそうな空です。
昨夜、アンダー20ワールドカップのヤングなでしこジャパンの試合があり、みごと強敵メキシコに、4-1で勝利しました。試合後のインタビューでは、「優勝をめざしています」と、はっきりした口調を語っていました。目標は、優勝! 素晴らしいと思います。

人は、限界を何処に設定するかで、成長も決るとも言います。昨年の女子ワールドカップで、なでしこジャパンがみごと優勝しました。今回のオリンピックの女子サッカーは、打倒日本!を目標に、世界の強豪たちがきびしい練習をして、アメリカが優勝に返り咲きました。

オリンピックピック直前、ドイツの監督は、「世界の女子サッカーのスタイルを変えた日本チームが、我々の目標」と語っていたのがとても印象に残っています。小さな身体の日本人が、世界の目標になる。ワールドカップ・チャンピオンの日本女子チームは、今回アメリカに敗れた。その試合を見たヤングなでしこジャパンのチームが、オリンピックの男子サッカーで優勝したメキシコに勝利をした。相当の思いを持って、試合を臨んだことと思います。

女子A代表の佐々木監督や宮間選手も観戦に来ていて、なでしこジャパンの将来を担う若い選手の成長は、次の日本の活躍を約束しているようにも思いました。

渡部昇一氏の著書『自分を動かせ』に、次の一節がありました。

(以下、転載)
 現状に不満を抱いているのなら、自ら高い目標を立てることです。ここで現状に甘んじたり、適当に低い目標を立てたりすれば、ほんとうは無限大に広がっている可能性も、そこで頭打ちになってしまうことでしょう。
「限界」は、もとからあるのではなく、自分で設定した時点で生れるものなのです。
(以上、『自分を動かせ』より)

>「限界」は、もとからあるのではなく、自分で設定した時点で生れる

目標(志)は、どのレベルを目指すかで、成果も決ると思います。シドニーオリンピックの女子マラソンで優勝した高橋尚子選手は、当時、常に世界一を目指して過酷な練習をしていた。高地で生まれたケニアの選手に対抗するために、高地トレーニングをやり、最後は富士山よりもはるかに高い場所で練習を積み、みごとオリンピックで勝った。目標を何処に設定するか、とても大事だし、自分を追い込んでいく志向も自ずと決って行くと思います。

若い世代には、小さくまとまった人生も良いかもしれませんが、できれば日本を背負って立つような人物(目標)を設定し、夢に向ってたゆまぬ努力を続けて欲しいと思います。夢は、諦めず実現するまで頑張れば、必ず実現します。諦めない人が、成功者に成る。

「少年よ、大志を抱け」

限界を決めるも、作るのも、自分自身の気持ち次第。より高い目標を持ち、前へ進みたいものですね。

*参考資料:渡部昇一著『自分を動かせ』


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:30│Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ
 
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