2008年02月10日

(短文)信を新たにするには疑いが要る(小林秀雄語録)

(短文)信を新たにするには疑いが要る(小林秀雄語録)

ここ数日の日記は、長い文だったので、今日は短く考える分はどうかと思い書きました。

批評家の小林秀雄氏の(48才の)文ですが、読むに、言葉は短いほうが思考を膨らませ、色々な場面を想像します。


「喜びを新たにするには悲しみが要り、信を新たにするには疑いが要る」
(「好色文学」18-107、小林秀雄著)


短いですが、自分の人生を考えると思い浮かぶ場面が多々あります。人生は、経験することの積み重ねとつくづく思います。

今年、50歳になるのですが、子供時代、青年期、子育て、PTA、あるいは様々な社会活動を経験してくると、色々な風景に出会いまます。もちろん、風景は人と人が関わる場面です。「喜び」「信」、反対に「悲しみ」「疑い」と、関わりあう場面を経験し、考え行動して、更に(結果、効果)考えることこそが、自分の成長につながると思います。

戦前戦後と活躍された、生涯、政治家として国民のために働き続けた、尾崎行雄氏が75歳の時に行き着いた気付きは、

「人生の本舞台は、将来に在り。(これまでのことは、全て経験)」(尾崎行雄語録)

と語っています。多様な経験をすることで、色々な場面を想像し、相手に合わせ言葉、行動を起こすことが出来るのかもしれません。

今日、天草のシンポジムでは、違った視点で文化お輿をされている団体に出会い、目からうろこが落ちる思いがしました。やはり、行動してこそしる社会の動きがあると思います。机上やネット上の情報は、中途半端のように思った、60年続く文化協会のリーダーの言葉は、心動かされるものがありました。

後日、詳しく報告します。

*参考資料:小林秀雄語録「人生の鍛錬」 



Posted by ノグチ(noguchi) at 20:23│Comments(0)
 
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