2008年02月26日

恒産なければ、因って恒心なし(孟子)

恒産なければ、因って恒心なし(孟子)


 恒産とは、毎日の生活に十分に支えることのできる安定収入のこと。
生活の安定がなければ、人の心はゆらぎやすく、悪事への走りやすい。経済基盤がしっかりしていてこそ、人心の安定もはかれるのだから、世の人々に恒心を期待するならば、まず為政者が人々の暮らしを安定させなければならないという孟子の考えである。

(解説)
 孟子は、人間であるからには恒心をもってほしいと願っているわけだが、この恒心を信念と言う言葉に置き替えれば、そのことが良く分かる。どんな生活に苦しくても、それに流されて信念すらも失ってしまうようでは困る。できれば、晴雨にかからわず常に恒心だけは持ち続けたいものです。

(感想)
 日々の暮らしは、厳しいものですが、志をしっかり持ち、生きる(進むべき)方向は見誤らないようにしたいと思います。
 日々新たな心にして、挑戦を忘れない気持ちで取り組みたいと思います。


参考資料:守屋洋著「中国古典 一日一話」

*孟子[ミクシィ]
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3000248



Posted by ノグチ(noguchi) at 11:21│Comments(0)
 
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