2008年03月07日

(実学)とにかく若いうちは走りながら考えよ!

(実学)とにかく若いうちは走りながら考えよ!

 渋沢栄一と言う明治の大実業家が居ますが、渋沢氏は、「論語と算盤」をテーマとして、日本の隆盛を夢見て一生を捧げた方です。起業した会社は、100社近くあり、そのその存在が明治維新後の文明開化を花開かせたと思います。

 ただ、結果として東アジアで存在感示しましたが、色々出会いと運もあったと思います。徳川氏の武士として、ヨーロッパに留学、たまたま日本に帰れず、維新の場に居ず、その分多くの知識を得て、多くのネットワークのつくり帰国、新政府に一時居ますが、民間活力が大事と、官職を辞し、企業起こしをはじめます。

 行き詰まりの現代日本にもそんなベンチャーの担い手がドンドン出て欲しいのですが、規制緩和と言いつつ、規制強化が進む日本から、有能な人材が合わせた手の指か水かこぼれるように、海外へ活動拠点を移転させています。とても残念でんなりません。

 余談が長くなりました。

 渋沢氏に学んだ「孔子」理論は、空理空論でなく、実践を重んじると同じに、その実行と動機となる精神にも、重きを置きました。
 渋沢氏は、若いころから実学(実践の学問)を旨として架空の大言壮語をきらっていて、経済と道徳は両立できて、矛盾するものではないと信じていた。

 豊かとなった平成の日本社会で、同じような思いを持つ方々がだいぶ居るように思います。渋沢氏の言葉、

「自分が実行しないからといって漫然と孔子の教えを排斥して受け付けないのは、いわゆる食わず嫌いである。」

厳しい指摘ですが、停滞する日本社会を揺り起こすのはやはり「挑戦心(チャレンジ・スピリッツ)」しかないのだと、明治の偉人が教示しています。

日本の停滞は、一人ひとりの心の在り様(気持ち)の問題と思います。

「とにかく若いうちは走りながら考えよ!」

走り出す若者たちを応援する、先輩の結集が必要と思います。

~若者頑張れ、我々、大人も応援する!、大人の頑張る!~



Posted by ノグチ(noguchi) at 21:29│Comments(0)
 
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