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2013年03月14日

「雨だれ石を穿つ」寝るときも、車のなかでも本を読む。

「雨だれ石を穿つ」寝るときも、車のなかでも本を読む。

知覧町の無農薬茶栽培が、里山の風景では、害虫を食物連鎖の力で、茶の葉っぱを守っている。カマキリやテントウムシが、茶の葉っぱの害虫を食べて生きる。

茶摘みの前には、人の手で虫たちを、茶の木の根本の方へ、追い払う作業をする。人と虫たちが、共生している茶栽培の農法に、感銘を受けました。虫と人のこれまでの、地道な生き方が、無農薬茶栽培素晴らしいお茶を作ります。ーNHK -BS「里山」ー

さて、本日は議会は、別の委員会で私はお休みです。たいたい毎定例議会の資料整理をする日にしています。午後、日曜日が親父さんの88才のお祝いをするので、今お世話になっている施設に、外出の予定や準備のために行こうかと考えています。


故事に「三上の読書」があるが、渋沢栄一もまた、同じような教示を語っています。

「忙しくて読書の時間がない」とぼやく人は多い。しかし、それでは情報から取り残される。通勤中に、携帯電話を使う人も多いと思います。同様に昔の人も、多忙な中でも、本を読んだ。

馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)、馬に乗っても、寝る前にも、トイレの中でも、数分でも読んだ。

1回10分として、1日3回なら30分になります。1ヶ月続けば15時間になります。昔の方は、牛追いをしながら、使いの歩く時間にも読み続けた。

「哲学」「技術」を日本語に訳した西周(にし あまね)は、親に使いを言われ、右足には下駄、左足は草履を履いたことも気づかずに、本を読み続けながら、使いに行ったとのエピソードがあります。要は、読む意志があるかだと思います。

たかが5分ですが、文庫本なら4ページは読めます。三上の時間を1日3回続ければ1日12ページ、10日で120ページになります。新書版の本は、300ページ前後ですので、月に1冊読めることになります。1年では、12~15冊は読めることになります。

雨樋からぽたぽた落ちる雫でも、10年、20年続ければ、石に窪みを作ります。「雨だれ石を穿(うが)つ」の諺の如く、日々数分の読書でも、10年、20年続ければ、何百冊にもなります。弛まぬ日々の積み重ねこそ、自分を高める最善の方法かもしれません。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:32│Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ
 
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