2013年05月05日
大人でも挫折を味わうことは大事と思う~河井隼雄~
大人でも挫折を味わうことは大事と思う~河井隼雄~
おはようございます。今朝は、唐津での夜明けです。早起きの習慣が少しづつ身についているのか、5時前には目が覚めました。
さて、日々悩むことばかりの私などは、毎日行き詰まりを感じるのですが、現代の賢人たちはどうなのだろうと思います。
臨床心理学者で教育者の故河井隼雄氏と将棋の名人の谷川浩司氏の共著『あるがままを受け入れる技術』に、河井氏の人生訓があった。
「大人でも、何かに挫折するという経験は大切だと思うんですよ」
河井隼雄氏は、「挫折の経験が人の世界を広げる」とも語っている。
厳しい経験から人は育つ、と言うことだろうか?
安楽に身を置いていれば、暮らしは安心だろうが、人間力は育たない。「臥薪嘗胆(がじんしょうたん)」と言う訓示があります
「臥薪嘗胆」の意味
将来の成功を期して苦労に耐えること。薪の上に寝て苦いきもをなめる意から。▽「臥」はふし寝る意。「薪」はたきぎ。「嘗」はなめること。「胆」は苦いきも。もとは敗戦の恥をすすぎ仇あだを討とうと、労苦を自身に課して苦労を重ねること。(Web辞書より)
人は、失敗してこそ奮起が湧き、成長につながる。自分の望みを叶えるまで、牧の上に寝て耐え、自分を奮い立たせる。
ただ、普通の人間は牧に寝ることはないが、「臥薪嘗胆」の志は忘れてはならない。志を成就するまでは、地道な活動をコツコツと続ける。人間、華やかな場にいると、ついついその意味を忘れる。
今ある成功にあぐら(胡坐)をかがず、苦しかった時代を常に念頭に置き、自分を高める努力を忘れてはならない。
坂本龍馬は、少年時代は落ちこぼれだった。それが、剣術に出会い、鍛錬の中で自信を付け、千葉周作道場で免許皆伝を取るに至った。龍馬は、それで終わらなかった。周りのアドバイスを素直に受け入れ、どんどん自分の世界を広げて行った。
私の印象だが、活躍する方々は、けっこう負の遺産(経歴)を持っているように感じる。私自身も少なからず有る。平穏を享受せず、チャレンジャーとして、失敗を重ねながら、自分を鍛えること、新しい分野に挑戦し続けるとは必要と思います。
唐津、佐賀は「葉隠」の地、幕末には先進的な勉強した地域でもあります。今年は、NHKの大河ドラマ『八重の桜』で、会津が注目されていますが、日本の幕末に多大な影響を与えた鍋島藩の思想・実践は、学ぶことは意味があると思っています。
今日は、唐津、佐賀の歴史を色々学びながら、熊本へ帰りたいと思います。
おはようございます。今朝は、唐津での夜明けです。早起きの習慣が少しづつ身についているのか、5時前には目が覚めました。
さて、日々悩むことばかりの私などは、毎日行き詰まりを感じるのですが、現代の賢人たちはどうなのだろうと思います。
臨床心理学者で教育者の故河井隼雄氏と将棋の名人の谷川浩司氏の共著『あるがままを受け入れる技術』に、河井氏の人生訓があった。
「大人でも、何かに挫折するという経験は大切だと思うんですよ」
河井隼雄氏は、「挫折の経験が人の世界を広げる」とも語っている。
厳しい経験から人は育つ、と言うことだろうか?
安楽に身を置いていれば、暮らしは安心だろうが、人間力は育たない。「臥薪嘗胆(がじんしょうたん)」と言う訓示があります
「臥薪嘗胆」の意味
将来の成功を期して苦労に耐えること。薪の上に寝て苦いきもをなめる意から。▽「臥」はふし寝る意。「薪」はたきぎ。「嘗」はなめること。「胆」は苦いきも。もとは敗戦の恥をすすぎ仇あだを討とうと、労苦を自身に課して苦労を重ねること。(Web辞書より)
人は、失敗してこそ奮起が湧き、成長につながる。自分の望みを叶えるまで、牧の上に寝て耐え、自分を奮い立たせる。
ただ、普通の人間は牧に寝ることはないが、「臥薪嘗胆」の志は忘れてはならない。志を成就するまでは、地道な活動をコツコツと続ける。人間、華やかな場にいると、ついついその意味を忘れる。
今ある成功にあぐら(胡坐)をかがず、苦しかった時代を常に念頭に置き、自分を高める努力を忘れてはならない。
坂本龍馬は、少年時代は落ちこぼれだった。それが、剣術に出会い、鍛錬の中で自信を付け、千葉周作道場で免許皆伝を取るに至った。龍馬は、それで終わらなかった。周りのアドバイスを素直に受け入れ、どんどん自分の世界を広げて行った。
私の印象だが、活躍する方々は、けっこう負の遺産(経歴)を持っているように感じる。私自身も少なからず有る。平穏を享受せず、チャレンジャーとして、失敗を重ねながら、自分を鍛えること、新しい分野に挑戦し続けるとは必要と思います。
唐津、佐賀は「葉隠」の地、幕末には先進的な勉強した地域でもあります。今年は、NHKの大河ドラマ『八重の桜』で、会津が注目されていますが、日本の幕末に多大な影響を与えた鍋島藩の思想・実践は、学ぶことは意味があると思っています。
今日は、唐津、佐賀の歴史を色々学びながら、熊本へ帰りたいと思います。
自ら矜(ほこ)らず、故に長たり(老子二十二章)〜いばっている人は孤立する〜
「事上磨錬」(じじょうまれん)という言葉〜陽明学〜
<平和な世の中>お辞儀は無抵抗を示す姿、握手は武器を確認する行為だった。〜境野勝悟『老子・荘子の言葉100選』〜
常を知らざれば、妄(みだり)に作(な)して凶なり。〜『老子』十六章〜
「人は誰もが、大河の一滴である」〜五木寛之著『死の教科書ー心が晴れる48のヒントー』〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
「事上磨錬」(じじょうまれん)という言葉〜陽明学〜
<平和な世の中>お辞儀は無抵抗を示す姿、握手は武器を確認する行為だった。〜境野勝悟『老子・荘子の言葉100選』〜
常を知らざれば、妄(みだり)に作(な)して凶なり。〜『老子』十六章〜
「人は誰もが、大河の一滴である」〜五木寛之著『死の教科書ー心が晴れる48のヒントー』〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 06:34│Comments(0)
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