2013年07月26日
「先ず隗より始めよ」人材は人材いるところに集まる。
「先ず隗より始めよ」人材は人材いるところに集まる。
人は居るが、人がいない。
何か矛盾する言葉ですが、意訳すると、
人はたくさんいるが、良き人材は少ない。
「先ず隗より始めよ」は、何度か耳にされともあるとおもいます。中国古典の『戦国策』の有名な訓示ですが、この訓示の起こった史実から簡単説明すると、
(守屋洋訳著『中国古典一日一話』から、抜粋)
燕(えん)の昭王が、優れた人材を集めるために、在野の長老の郭隗(かくかい)に意見を求めた。郭隗は、次のように答えた。
「昔、ある王が、千金を投じて千里を走る馬を求めた。家臣が千里の馬の情報を聞きつけ、訪ねてみると馬は既に死んでいた。男は馬の骨を五百金で買取り、帰って王に報告した。王は、生きている馬が
だと、怒った。するとその家臣は、
『死んだ馬さえ五百金で買ったのです。生きた馬ならもっといい値で買ってくれると、きっと評判になり、馬はすぐにも集まります』
それから1年もたたぬうちに、三頭も集まって来ました。あなたも本気で人材を招こうとするなら、まず私、この隗からお始めください。私のような者でも大切にされるとなれば、私よりも優れた人物はなおのこと、千里の道も遠しとせずやって参りましょう」(略)
「人材がいない」とぼやく経営者やリーダーは多い。泣き言をいう前に、自分の周りに居る隠れた人材の発掘に力を入れることが、何時の時代も先決のようである。
今朝の書き込みの「道化のリーダーシップ」で、名前の上がったスティーブ・ジョブズ氏は、「人材は求めるのではなく、内部から育てる意識が大事」と『神の仕事術』にも書かれていた。『戦国策』の漢文は、
「誠欲致士、先従隗始」
(現代語)
「誠に士を致さんと欲せば、先ず隗より始めよ」
私は、三国志の英雄、曹操の人生訓「烈士暮年 壮心不已 」(烈士は暮年なるも 壮心已まず)が、日々の生活の心情の一つですが、あの時代でも常に前向きに生きることが大切と、リーダーシップを取って生きた人物がいたことに驚きます。
人間、日々精進だなと思う、今日このごろです。今日は、地元の振興会で、市へ要望の一括陳情活動に同行します。雨の一日、気を前向きにして過ごしたいとおもいます。
人は居るが、人がいない。
何か矛盾する言葉ですが、意訳すると、
人はたくさんいるが、良き人材は少ない。
「先ず隗より始めよ」は、何度か耳にされともあるとおもいます。中国古典の『戦国策』の有名な訓示ですが、この訓示の起こった史実から簡単説明すると、
(守屋洋訳著『中国古典一日一話』から、抜粋)
燕(えん)の昭王が、優れた人材を集めるために、在野の長老の郭隗(かくかい)に意見を求めた。郭隗は、次のように答えた。
「昔、ある王が、千金を投じて千里を走る馬を求めた。家臣が千里の馬の情報を聞きつけ、訪ねてみると馬は既に死んでいた。男は馬の骨を五百金で買取り、帰って王に報告した。王は、生きている馬が
だと、怒った。するとその家臣は、
『死んだ馬さえ五百金で買ったのです。生きた馬ならもっといい値で買ってくれると、きっと評判になり、馬はすぐにも集まります』
それから1年もたたぬうちに、三頭も集まって来ました。あなたも本気で人材を招こうとするなら、まず私、この隗からお始めください。私のような者でも大切にされるとなれば、私よりも優れた人物はなおのこと、千里の道も遠しとせずやって参りましょう」(略)
「人材がいない」とぼやく経営者やリーダーは多い。泣き言をいう前に、自分の周りに居る隠れた人材の発掘に力を入れることが、何時の時代も先決のようである。
今朝の書き込みの「道化のリーダーシップ」で、名前の上がったスティーブ・ジョブズ氏は、「人材は求めるのではなく、内部から育てる意識が大事」と『神の仕事術』にも書かれていた。『戦国策』の漢文は、
「誠欲致士、先従隗始」
(現代語)
「誠に士を致さんと欲せば、先ず隗より始めよ」
私は、三国志の英雄、曹操の人生訓「烈士暮年 壮心不已 」(烈士は暮年なるも 壮心已まず)が、日々の生活の心情の一つですが、あの時代でも常に前向きに生きることが大切と、リーダーシップを取って生きた人物がいたことに驚きます。
人間、日々精進だなと思う、今日このごろです。今日は、地元の振興会で、市へ要望の一括陳情活動に同行します。雨の一日、気を前向きにして過ごしたいとおもいます。
自ら矜(ほこ)らず、故に長たり(老子二十二章)〜いばっている人は孤立する〜
「事上磨錬」(じじょうまれん)という言葉〜陽明学〜
<平和な世の中>お辞儀は無抵抗を示す姿、握手は武器を確認する行為だった。〜境野勝悟『老子・荘子の言葉100選』〜
常を知らざれば、妄(みだり)に作(な)して凶なり。〜『老子』十六章〜
「人は誰もが、大河の一滴である」〜五木寛之著『死の教科書ー心が晴れる48のヒントー』〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
「事上磨錬」(じじょうまれん)という言葉〜陽明学〜
<平和な世の中>お辞儀は無抵抗を示す姿、握手は武器を確認する行為だった。〜境野勝悟『老子・荘子の言葉100選』〜
常を知らざれば、妄(みだり)に作(な)して凶なり。〜『老子』十六章〜
「人は誰もが、大河の一滴である」〜五木寛之著『死の教科書ー心が晴れる48のヒントー』〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 07:26│Comments(0)
│故事、名言、訓示、スピーチ