2014年01月13日
【節義】為さざるあるなり、而(しこう)して後、以て為すあるべし(『孟子』より)
【節義】為さざるあるなり、而(しこう)して後、以て為すあるべし(『孟子』より)
今日、先輩から「義が先、利は後」と酸っぱく訓示された。日々、のんべんだらりと生活しているわけではないが、日常の仕事に加え、緊急の事が起こると、ついつい楽をする(理で考える)ことになりがちです。それを、先輩がしっかり見ておられて、冒頭の訓示だと思います。楽をしているわけではないが、用事が詰まって来ると、目先の仕事の処理に目を奪われてしまう。ハッとした、今日の出来事(訓示)でした。
実は、今朝読んだ安岡正篤先哲の訓示録『安岡正篤一日一言』に、冒頭の「節義」の解説があった。それを私は、偶然に思うのですが、その先輩は「人生に偶然はない、全て必然」と言われます。解説の意味を要約すると、
(以下、転載)
世に中がどうなっておろうが自分はこういうことはしないんだというのが、「為さざるあるなり」である。これは理性と意思の力によって始めてできる。つまり、だらしない人間の欲望にまかせる生活に一つの締めくくりを与える、節をつけることである。これで初めて人間に「道」というものが立つ、これを義という。これを結んで「節義」と言います。
(以下、『安岡正篤一日一言』より)
今日だけではないが、私に、ここという時に訓示していただく先輩が、地域に数名おられます。これは、ありがたいことと恐縮しているのですが、でも主義主張の時は、いまだに意見を言います。ここが、まだ節義の意味が分かっていないのかもしれません。
西郷隆盛の信条の一つ「節義廉恥」がありますが、日本の武士道の基本ですが、行政を経験した方々が、節義廉恥の意味を忘れているのではないか、と考える風景を最近見ます。節義廉恥は、「義が先、利は後」の生き方そのものです。安岡正篤先哲の訓示に、もう一つ「人間の第一義」の解説に、
「名高い言葉に、how to do good.(如何に善を為すか)ということよりも、how to be good.(如何に善であるべきか)ということの方が大事である」
とありました。ま~た、野口は哲学的なことを言うと敬遠されずに、これは、その人の行為や成果を評価することも大事ですが、時が過ぎればその人の存在そのもの(人生・人格)が問われると思います。「人間は、棺桶の蓋が閉まった時から評価が始まる」と言われます。自分の人生・人格は、「義が先、利は後」か、時折考えてみることも良いかもしれませんね。先輩の訓示で考える、自分の最近の言動の反省でした。
明日は、また朝ウォーキングですので、そろそろ休みます。
今日、先輩から「義が先、利は後」と酸っぱく訓示された。日々、のんべんだらりと生活しているわけではないが、日常の仕事に加え、緊急の事が起こると、ついつい楽をする(理で考える)ことになりがちです。それを、先輩がしっかり見ておられて、冒頭の訓示だと思います。楽をしているわけではないが、用事が詰まって来ると、目先の仕事の処理に目を奪われてしまう。ハッとした、今日の出来事(訓示)でした。
実は、今朝読んだ安岡正篤先哲の訓示録『安岡正篤一日一言』に、冒頭の「節義」の解説があった。それを私は、偶然に思うのですが、その先輩は「人生に偶然はない、全て必然」と言われます。解説の意味を要約すると、
(以下、転載)
世に中がどうなっておろうが自分はこういうことはしないんだというのが、「為さざるあるなり」である。これは理性と意思の力によって始めてできる。つまり、だらしない人間の欲望にまかせる生活に一つの締めくくりを与える、節をつけることである。これで初めて人間に「道」というものが立つ、これを義という。これを結んで「節義」と言います。
(以下、『安岡正篤一日一言』より)
今日だけではないが、私に、ここという時に訓示していただく先輩が、地域に数名おられます。これは、ありがたいことと恐縮しているのですが、でも主義主張の時は、いまだに意見を言います。ここが、まだ節義の意味が分かっていないのかもしれません。
西郷隆盛の信条の一つ「節義廉恥」がありますが、日本の武士道の基本ですが、行政を経験した方々が、節義廉恥の意味を忘れているのではないか、と考える風景を最近見ます。節義廉恥は、「義が先、利は後」の生き方そのものです。安岡正篤先哲の訓示に、もう一つ「人間の第一義」の解説に、
「名高い言葉に、how to do good.(如何に善を為すか)ということよりも、how to be good.(如何に善であるべきか)ということの方が大事である」
とありました。ま~た、野口は哲学的なことを言うと敬遠されずに、これは、その人の行為や成果を評価することも大事ですが、時が過ぎればその人の存在そのもの(人生・人格)が問われると思います。「人間は、棺桶の蓋が閉まった時から評価が始まる」と言われます。自分の人生・人格は、「義が先、利は後」か、時折考えてみることも良いかもしれませんね。先輩の訓示で考える、自分の最近の言動の反省でした。
明日は、また朝ウォーキングですので、そろそろ休みます。
<浩然の気>人の上に立ってこそ、自らの力量(徳)を理解する。〜『大学』より〜
【節義】為さざるあるなり、而(しこう)して後、以て為すあるべし(『孟子』より)
〈批判は自分に〉分を超えた上位者への批判は、秩序を破壊する。
〈批判は自分に〉分を超えた上位者への批判は、秩序を破壊する。
「仁、義、礼」環境を受け入れ実践を怠らない
大人は言必ずしも信ならず、行必ずしも果ならず。(孟子)
【節義】為さざるあるなり、而(しこう)して後、以て為すあるべし(『孟子』より)
〈批判は自分に〉分を超えた上位者への批判は、秩序を破壊する。
〈批判は自分に〉分を超えた上位者への批判は、秩序を破壊する。
「仁、義、礼」環境を受け入れ実践を怠らない
大人は言必ずしも信ならず、行必ずしも果ならず。(孟子)
Posted by ノグチ(noguchi) at 23:22│Comments(0)
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