2022年08月16日

<盛者必衰の理>満月が必ず欠けるように、物事も盈(み)ちれば、それは久しく続かない。〜『易経』〜

<盛者必衰の理>満月が必ず欠けるように、物事も盈(み)ちれば、それは久しく続かない。〜『易経』〜

「亢龍悔ありとは、盈つれば久しかるべかざるなり」(幹為天)

【解説】
 勢いある昇り龍も、高みに昇り過ぎれば失墜し、降り龍となって後悔する。
 人は運や勢いに任せていると、その時がまるで永遠に続くかのように錯覚する。しかし、満ち足りた時に溺れて、驕り高ぶれば、得た地位も名誉も長くは続かない。
 これは万人にとって戒めとすべき言葉である。
(以上、『易経一日一言』8月16日より)

奢れるものは久しからず、盛者必衰の理(ことわり)を現す。

有頂天こそ、心を引き締める大切さ。

歴史も、諺にもあるのは、人間というものは"自分だけは違う"と錯覚するのでしょう。

盛者必衰の理。

上がると必ず下がるもの。

逆に、最低からしか昇らない、のも事実です。

人間は、栄枯盛衰の歴史を繰り返してきました。これは、1人の人間でも常に起こり得る事です。

"奢れるものは久しからず"

忘れてはならない戒めと思います。