2022年07月21日

<忙中閑有>多忙だからこそ休暇を取る。急ぐ時こそ、始まる前に間を持つ。

<忙中閑有>多忙だからこそ休暇を取る。急ぐ時こそ、始まる前に間を持つ。

「忙中閑有」という言葉があります。勝海舟がよく語った六然の訓示の一つですが、先人たちも多忙だった。ならば、心をどう保っていたか?

佐藤一斎の『言志四録』の訓示から、

(以下、『佐藤一斎一日一言』より)

酬酢粉紜中(しゅうさくふんうんちゅう)にも、提醒(ていせい)の工夫(くふう)を忘る可(べ)からず。〜佐藤一斎『言志四録』〜

【訳】
ごたごたした仕事中でも、自分の本心を失わないための工夫を忘れてはいけない。

(解説)
*1.酬酢ー酒杯のやりとり、転じて応対のこと。
*2.提醒ー本心を呼び覚ますこと。
(以上、本より)

自分一人ではなく、多くの人が関わる仕事をするときは、人の会話に注意して、その場に参加したことが、意味有る、よかったどう思える発言に心がける。

忙中閑有、忙しい時だからこそ、頭の中は常に冷静にしておき、周りの変化に気を配ることが大切。

今日まで、議会の視察研修ですが、まず無事に皆んなが帰宅出来ること、そして有意義であるように努めなければと、朝読書から考えました。


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