2009年05月23日
「努力すれば報われる」わけではない
「努力すれば報われる」わけではない
青年には志を持てと教示する教師たちの日々の仕事を検証する人たちは、あまり居ないと思う。それは、どんなに賢明に教えても、十人十色の子どもたち、自分の理解を超えた行動、思ってもみない期待はずれ、日々起こると思います。
若いころは、なかなかそれが分からない、今の時代、早く成果を求めすぎるきらいがある。
「道元『禅』の言葉」に、努力と結果を第三者の視点で書いている部分があります。
(本文転載)
「どうして、こんな結果を出したんだ!」
「ハイ、すみません。みんなで一生懸命努力したんですけど・・・」
「何!? これでも一生懸命努力やったというのか。全ては、結果しだい。努力が足りない。そんなことが分からんのか!」
努力をすれば、いい結果が出る。いい結果が出ないのは、努力が足りないから・・・。そうではないのだ。世の中というものは、努力をしても、いい結果が出ないときもあるし、大して努力をしなくても、いい結果が出るときもある。
「結果自然成」
道元の「空華」の言葉、すべての結果というものは、自然に出てくるものであって、人間の作為とか努力とかに関係しない、と説く。(中略)
(以上、「道元『禅』の言葉」)
すべて自然の仕業と楽観すると人間、努力を忘れます。道元の説く、自然とは自分のできることを全て尽くし、出た結果は「仕方が無い」という意識と思います。
以前にも書いた、五木寛之氏の<他力>の考えに近いものがあると思います。
「人事を尽くすは天命なり」
と、だから結果は問わない。熊本弁の言葉ですが「できたしこ(できたぶんだけ)」で良いのではと思います。
来たした結果を振り返るより、そこへ至る努力の積み重ねに意味があると思います。
要は、結果に「こだわらない」のが大切と思います。
*参考資料:境野勝悟訳編「道元『禅』の言葉」
青年には志を持てと教示する教師たちの日々の仕事を検証する人たちは、あまり居ないと思う。それは、どんなに賢明に教えても、十人十色の子どもたち、自分の理解を超えた行動、思ってもみない期待はずれ、日々起こると思います。
若いころは、なかなかそれが分からない、今の時代、早く成果を求めすぎるきらいがある。
「道元『禅』の言葉」に、努力と結果を第三者の視点で書いている部分があります。
(本文転載)
「どうして、こんな結果を出したんだ!」
「ハイ、すみません。みんなで一生懸命努力したんですけど・・・」
「何!? これでも一生懸命努力やったというのか。全ては、結果しだい。努力が足りない。そんなことが分からんのか!」
努力をすれば、いい結果が出る。いい結果が出ないのは、努力が足りないから・・・。そうではないのだ。世の中というものは、努力をしても、いい結果が出ないときもあるし、大して努力をしなくても、いい結果が出るときもある。
「結果自然成」
道元の「空華」の言葉、すべての結果というものは、自然に出てくるものであって、人間の作為とか努力とかに関係しない、と説く。(中略)
(以上、「道元『禅』の言葉」)
すべて自然の仕業と楽観すると人間、努力を忘れます。道元の説く、自然とは自分のできることを全て尽くし、出た結果は「仕方が無い」という意識と思います。
以前にも書いた、五木寛之氏の<他力>の考えに近いものがあると思います。
「人事を尽くすは天命なり」
と、だから結果は問わない。熊本弁の言葉ですが「できたしこ(できたぶんだけ)」で良いのではと思います。
来たした結果を振り返るより、そこへ至る努力の積み重ねに意味があると思います。
要は、結果に「こだわらない」のが大切と思います。
*参考資料:境野勝悟訳編「道元『禅』の言葉」
欲や執着を手放したとき、本当に大切なものが手に入る。〜身心脱落(禅語)〜
勝ちは一時的な高揚感、負けは確実に心を耕す。〜「正邪とか善悪とか損得とかを分別するな」(禅語)〜
【他力】期待するものではなく、人の思いやりの連鎖みたいなもの
不満をいう前に 自分を振り返ってみる
いままで生きてこられたことに感謝する(道元)
「夢、優しさ、若さ、前向き」の心を持つ人の話を聞く
勝ちは一時的な高揚感、負けは確実に心を耕す。〜「正邪とか善悪とか損得とかを分別するな」(禅語)〜
【他力】期待するものではなく、人の思いやりの連鎖みたいなもの
不満をいう前に 自分を振り返ってみる
いままで生きてこられたことに感謝する(道元)
「夢、優しさ、若さ、前向き」の心を持つ人の話を聞く
Posted by ノグチ(noguchi) at 10:55│Comments(1)
│道元「禅」の言葉
この記事へのコメント
努力しても 報われるわけではない は
努力と 報われる ことは 無関係というべきだろう。
Ichiro
努力と 報われる ことは 無関係というべきだろう。
Ichiro
Posted by Ichiro at 2009年05月23日 16:04