2009年09月27日

勝っても誇らない人は、美しい

■自民新総裁、28日に選出=谷垣氏優位な情勢(時事通信社 - 09月27日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=972492&media_id=4

>麻生太郎前総裁の後継を選ぶ自民党総裁選は28日投開票され、第24代総裁を選出する。国会議員票で半数を超える勢いの谷垣禎一元財務相が河野太郎元法務副大臣、西村康稔前外務政務官をリードし、優位な情勢を保っている。

次期総裁の最初の、言動に注目したいと思います。



勝っても誇らない人は、美しい

 勝つことは素晴らしい事と思います。目標を目指し、努力し、達成することは、快感であり、満足でもあります。

 勝つ人がいれば、負ける立場の人もいます。みじめで、悲しいが、なぜ負けたか原因を探る、巻き返しのために、一歩踏み出す勇気が、新しい自分を創りだす。ただ、負けた原因を外に探すようでは、進歩は無いように思います。

 勝った人の注意は、驕りと思います。名誉を得て、得意になるのが人情です。つい横柄に振る舞ってしまい、それまで応援した人たちから、陰口が聴こえたりする。勝っても謙虚であれば、さらに一歩前進する若々しさが生じると思う。

 横綱は、威風堂々と立派でありが、威厳ばかり見せる(驕った)横綱もいる。人の印象、勝っても誇らない謙虚な人は、美しいと思う。

 みなさんの周りには、立派な人がたくさんいると思いますが、日頃のちょっとして一言でや素行で、気分を害するようなことがあると、興味は半減すると思います。

老子の教えにも、下記があります。

「勝ちを美とせず」

 ~勝つことだけが美しいのではない~ 

「出世するほど、頭(こうべ)を垂れよ」の教えは、人々の憧れも含め、その信頼を逸しない先人の教えなのかもしれません。

*参考資料:境野勝悟編著「老子・荘子」の言葉100選


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Posted by ノグチ(noguchi) at 17:28│Comments(0)老子・荘子の言葉」
 
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