2009年11月19日

人生ノ大病ハタダコレ一ノ傲ノ字ナリ

人生ノ大病ハタダコレ一ノ傲ノ字ナリ


(本文)

「人生ノ大病ハタダコレ一ノ傲(ごう)ノ字ナリ。謙ハ衆善ノ基ニシテ、傲ハ衆悪ノ魁ナリ。」


(意訳)
人生における最大の病気は、傲の一字、すなわち傲慢であることだ。謙虚はあらゆる善のもとであり、傲慢はもろもろの悪の始まりである。


(注釈)
 まず、おれは偉いのだという意識と顔付きで、時流に乗って居る時は良いのですが、落ち目になってきた時は、不満が噴出してきて足を引っ張りに来ることも多々有ります。

 また、狭い世界で生きていると、小山の大将になり、視野が狭くなり成長を止めてしまうことになることが多々あり、逆効果になりがちです。

 人と接する時は、謙虚で有ることが大事ですし、私が先輩から指導されたことは、上の地位になるほど、謙虚と謙譲の心を持つことが大切することが大事である。

 故事にも、「驕れるもは久しからず」とあります。まず、自分の言動を検証し、足りないところは直し、日々言動に最善を尽くすことが大事と学んだ言葉でした。

心を育てる言葉③(王陽明語録より)





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Posted by ノグチ(noguchi) at 09:29│Comments(0)陽明学(王陽明の教え)
 
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