2012年04月19日

五つの心の弛み『五悪』に飲まれないように

五つの心の弛み『五悪』に飲まれないように

 おはようございます。今朝も、晴れの熊本です。
 昨夜は、地元のジュニアサッカー大会実行委員会の役員会で、色々話をしながらの飲み会でした。人が集まれば、色々な考えが出てくるものだと思います。

 陽明学の祖、王陽明は次のようなことを述べています。

一、心がざわついて落ちつかないと、行動を誤ってしまう。
二、心がたるんでいると、物の見方が浮ついてくる。
三、心に不満があると、気力が萎え、いじけてくる。
四、心が虚ろになれば、顔形までだらしなくなる。
五、心が驕ると顔色が傲慢になってくる。

と諭している。心が引き締まる思いを持ちます。年を重ねると、様々な資格や役、地位につく機会が増えてくる。自分の実力が伴っているかは、定かでないが、人はその役に徹ししているうちに、それなりに人物ができあがるともよく聞く。

 王陽明の「五悪」の教示を忘れずに、日々の行ないを見直してみたいと思います。

 人と一緒に仕事をする場合、人には楽しい仕事を回し、自分は難儀な仕事を担当する。そうすると仕事そのものは苦しいけれども、気分は爽快である。

 今日も一日、元気に過ごしたいと思います。そして、周りも元気になるようなこと
も考えてみたいと思います。


同じカテゴリー(陽明学(王陽明の教え))の記事
 「事上磨錬」(じじょうまれん)という言葉〜陽明学〜 (2025-03-02 07:08)
 <川の流れの如く>「清濁併せ容るるは水也」プラスもマイナスも大きく包み込む器量が欲しい。〜水五訓〜 (2021-02-22 04:47)
 【日曜読書】三国志“魏”時代の5つの人物チェック、なかなか鋭い。 (2014-04-20 05:34)
 自分の未来を切り開くか、決意(決断)こそ大事 (2011-10-29 08:07)
 耐えて志を達成する、「四耐四不の辞」(王陽明)、 (2010-04-26 02:11)
 常に自分を反省しなければならない (2009-11-24 10:00)

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:01│Comments(0)陽明学(王陽明の教え)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。